2009年3月30日月曜日

雪による造形 その1



3月27日から、長野県白馬村にスキーに行っていた。40年来お世話になっている民宿だ。まるで里帰りみたいなもの、仕事を終わってから車を飛ばし、翌日の未明に民宿に着く、勝手に玄関を開けて入ると今夜寝る部屋の名前と宿泊者の名前が書いてある。宿の親父さんやおふくろさんは別宅で就寝中。部屋に荷物を入れると1階のコタツの部屋で宴会。食堂へ行って冷蔵庫を勝手にあけてビールを出す、地酒を開ける。(自己申告だ)翌日のスキーに影響の無いようにタラフク飲んで寝る。
6時に起床、眠たい眼をこすりながら宿の周りを散歩する。3月末だと言うのに昨夜新雪が40センチほど積もった。田んぼ道を歩いていると足が止まった。「雪が創った造形」雪が赤だったら、黒だったら・・・白でよかった。白に決めていただいた神様に感謝!白だからこの微妙な形が見える。黒だったらグラデーションが表現できない。

この柔らかな曲線、なんとなくエロチックでもある。そして積雪による造形なのに、雪の下から。何か主張しようとしてる張りを感じる。このような優しい造形を雪国の人はいつも見ている。自然が作り出す造形は、我々の仕事では学ぶことが多い。飲んだくれて飲酒運転のスキーばっかりしていたらあきまへんで!

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