先日デザインの公的機関に、商品アイデアを持った「おじさん」が、デザインの相談に来ていた。 ひとめ見て良いアイデアだと思った。
管理人は、他の用事で人を待っており、その話が少し聞こえてきた。
相談に来たおじさんは「あとはデザイン(色・形)が出来れば・・・良いデザイナーを紹介してください」とお願いしていた。
公的機関の受付の人も、色・形の話をしていた。 嗚呼!
つい、それはチャイマンガナ! まずはその商品コンセプトを、生活者目線でかみ砕き、顧客の琴線に響く「売り言葉」を探すことが先ですな!
それからデザイン(色・形)と言いかけて、グッート、ガマンした。
そして、それに合った、ルート、店、プロモーション、デザイン、価格・・・
管理人の持論 「情」「創」「伝」
「情」:情報を集め(5つのライバルなど)、「創造」「伝える」に生かす。
「創」:コンセプトが一目でわかるデザインを目指す+オリジナリティ
「伝」:「創造」を、顧客わかりやすく伝える。生活者目線の情報必要。
「伝える」項目で、一番はじめが「売り言葉」
講演で使っているのが下の図

少し、古いが実話をもとに、作成してある。すごく単純でわかりやすい。
アナログ写真全盛時代。
100円ショップに有るようなポリプロピレンの箱に、
「余っている写真整理しませんか?」 の売り言葉を、POPシールに。
そして、厚紙の中仕切りを5枚で、480円。
人から、いただいた写真や、人様の写っている写真を、切り裂いて捨てるのは抵抗がある。そして、家に写真が貯まる・・・。
「余っている写真・・・」 顧客の気づかない「望」を、言い当てた。
それを、生活者の琴線に触れる「売り言葉」にした。
百貨店やスーパーで開催される、「アイデア商品展」で、笑いが止まらないほど、売れた。
アイデアを持ち込んだ、おじさんには、優秀なデザイナーが紹介され
売り言葉、販売ルート、プロモーション・・・・などなど。
出来ることを祈ってます。
ご支援も!