2010年12月14日火曜日

大きい会社より 良い会社

5ヶ月前の、新聞を切り抜いていたら、気になる文字が目に入った。
「儲かる会社に変えたい社長へのセミナー」

儲からないより、儲かるほうが良い。


その前に、「社会への役立ち」は? 社会に役立ち、その結果利益がある。
その利益をもとに次の役立ちを考える。

企業に勤めていたとき、会社が急成長していた。
その時の社長が掲げたスローガンが「大きい会社より良い会社」。

良い会社が、社会に役立ち存続する。従業員は社長を尊敬した。
モチロン会社も大きく成長した。

ドラッがーのマネジメントのキーワードにも「儲ける」は出てこない。
儲けは、社会への役立ちの、結果だと思う。

上記セミナーも「社会に役立つ会社に変えたい社長へのセミナー」では
人は集まらないのかな?

せめて女高生に負けないように「もしドラ」だけは読んで、セミナーに行って欲しいよね!

社会への役立ち第一でっせ! ご支援のクリック ヨロシクお願いします。
人気ブログランキングへ

2010年12月13日月曜日

商品企画の原点は 「売り言葉」 です。

先日デザインの公的機関に、商品アイデアを持った「おじさん」が、デザインの相談に来ていた。 ひとめ見て良いアイデアだと思った。

管理人は、他の用事で人を待っており、その話が少し聞こえてきた。

相談に来たおじさんは「あとはデザイン(色・形)が出来れば・・・良いデザイナーを紹介してください」とお願いしていた。

公的機関の受付の人も、色・形の話をしていた。 嗚呼!

つい、それはチャイマンガナ! まずはその商品コンセプトを、生活者目線でかみ砕き、顧客の琴線に響く「売り言葉」を探すことが先ですな!
それからデザイン(色・形)と言いかけて、グッート、ガマンした。

そして、それに合った、ルート、店、プロモーション、デザイン、価格・・・

管理人の持論 「情」「創」「伝」
「情」:情報を集め(5つのライバルなど)、「創造」「伝える」に生かす。
「創」:コンセプトが一目でわかるデザインを目指す+オリジナリティ
「伝」:「創造」を、顧客わかりやすく伝える。生活者目線の情報必要。

「伝える」項目で、一番はじめが「売り言葉」
講演で使っているのが下の図

少し、古いが実話をもとに、作成してある。すごく単純でわかりやすい。

アナログ写真全盛時代。
100円ショップに有るようなポリプロピレンの箱に、
「余っている写真整理しませんか?」 の売り言葉を、POPシールに。
そして、厚紙の中仕切りを5枚で、480円。

人から、いただいた写真や、人様の写っている写真を、切り裂いて捨てるのは抵抗がある。そして、家に写真が貯まる・・・。

「余っている写真・・・」 顧客の気づかない「望」を、言い当てた。
それを、生活者の琴線に触れる「売り言葉」にした。

百貨店やスーパーで開催される、「アイデア商品展」で、笑いが止まらないほど、売れた。

アイデアを持ち込んだ、おじさんには、優秀なデザイナーが紹介され
売り言葉、販売ルート、プロモーション・・・・などなど。
出来ることを祈ってます。

ご支援も!
人気ブログランキングへ

2010年12月11日土曜日

小から大へ 大から小はない

先日、日経ビジネスの記事 “「超低価格」生む「軽」の技”
軽自動車のコスト感覚が、普通車のコストダウンに役立っていると。

昔々、講演会で、モノつくりは「小から大へ」は成功しているが
「大から小へ」はすべて失敗している。すごく記憶に残っている。

本田宗一郎さんは、自転車にエンジンをつけて、バイクを作り、自動車産業へ参入した。

フォードでは、バイクは作れない。小型車でさえ失敗している。
造船会社が自動車作れますか? 飛行機会社が・・・

一般的に、大きいものほど、大雑把に作っている。だから小さいものを作ることが出来ない。

今中国では、電気自転車(ペダルをこがなくても走る)が普及している。街を歩くと、音もせずにスーッと横をすり抜けビックリする。

電気自動車は、この電気自転車からの発想がいるのかも?

トヨタはん、ホンダはん、エンジン自動車から電気自動車考えたらアカンのと、チャイマッカ?

中国の電気自転車メーカーに中国版「本田宗一郎さん」が・・・。
頑張れ、日本企業。

ご支援のクリックも!
人気ブログランキングへ

2010年12月10日金曜日

デザイナーズ アクセス 2011 ご案内

【 主 催 】社団法人 日本商環境設計家協会 
【運営・実行】社団法人 日本商環境設計家協会 関西支部

日時:2011年 1月 28日(金) 13:00~24:00

会場:名村造船所 跡地/ studio PARTIA
最寄駅 地下鉄 四つ橋線「北加賀屋」駅

入場料:立食方式1ドリンクチケット制 
     一般1,000円 学生500円

昼の部:13:00~19:00
    各建材メーカー、プロのデザイナー、学生の作品展示

夜の部:19:00~24:00
   上記展示に加え、音楽あり、ドリンク・フードありのパーティ形式





モチロンおっさんデザイナーも、参加します。

昨日も、大阪デザインセンターで、ポスターやフライヤー(チラシのこと、チキン揚げるのとはチャイマッセ!)を、発送仕分けしてきた。

フライヤー50部60セット・・・200部を65セットとか・・・
札束勘定するのは日常だが(ウソ!) チラシの枚数数えるのは??

15時から21時まで。立ち仕事&肉体労働は疲れますな!

来年1月28日 予定空けといてや!

首と肩と腰に、サロンパス「介の字貼り」のおっさんにご支援を!
人気ブログランキングへ

2010年12月9日木曜日

誰と食事をするか  誰と飲むかを大切に。 

同姓の「ICHIKAWAさん」が、世間をにぎわしている。
管理人もお酒が大好き人間です。色々なお酒の場を見てきました。

泣く人、怒る人、カラム人、寝る人・・・ケンカもありました。
人様に迷惑をかける酒が、一番悪い酒でんな。

若いとき、先輩に教えていただいたのが
「どこで飲むかではなく、誰と飲むかを大切にせよ!」

お酒は楽しく飲み、情報交換の場でも有る。
だから、誰と食事をするか、誰と飲むか? これが一番大切。

誰とは、あなたの自己責任。
ガブガブ飲んで、人様に・・・あきませんで!


先日、楽しい仲間と飲んで、ミナミを急ぎ足で帰路についていると

若い女性が次々と近付いてくる。(おっさんもナカナカやるやん??)
イントネーションのおかしい日本語で「オニ・イサン・ア・ソンデ・・・」

昼間は、その国の観光客の方であふれ、夜は夜で・・・また増えましたな。
モチロン! 品行方正なオッサンはまっすぐに・・・。

誰と飲むか? 大切にしましょな! ついでにご支援のクリックも!
人気ブログランキングへ

2010年12月8日水曜日

デザインの好き嫌い なぜ?

持論の「慣習の美」

11月24日の日経新聞に「ヘビ怖がるのは本能?」の記事が掲載され
読まれた方もおられると思う。 持論が裏づけされていてうれしかった。


管理人の持論「慣習の美」。

嫌いなものを見つけるのは速い。
しかしすぐ目をそらすか、その場から逃げる。 見つめる時間は少ない。

逆に、好きなものは、長時間ズーット見つめることが出来る。
そして益々好きになる。 (下図、講演のとき使っている資料)


商品のデザインでも、嫌いなものを見つけるのは速い。

山口真美著「センスのいい脳」新潮新書によると


「人間の顔は見分けられるが、サルの顔は見分けられない」

人間の顔は365日毎日見て、細部の差で「好き嫌い」が判断出来る。
サルの顔はめったに見ないから、出来ない。

商品デザインでも、見慣れたものほど、好き嫌いの判断が出来る。
見慣れない物ほど嫌いなものが多い。 

すなわち「慣習の美」である。

見慣れたオーソドックスなデザインから、細部のミスをなくしていけば素晴らしいものができることがある。

ヘビを怖がるよりも、見慣れない、奇を衒うデザインを怖がりたい。
自分では「ナカナカ」デキマヘンけど。

チョッと偉そうなことを、ご勘弁を。
でも、ご支援の、クリックだけはヨロシク!
人気ブログランキングへ

2010年12月7日火曜日

知恵は無限ですな! 空き缶 風車

スキー場や、畑の中にペットボトルを素材にして、風車が作ってあるのを、よく見かけて、感心していた。

内子町で、アルミ缶の空き缶を使って、風車がくるくる回っていました。
「おみごと!」ですな。 人間の知恵は無限だと思いました。


おまけ「クモの知恵?」 

自然が作った、見事な垂直線。
クモとどんぐりの合作です。小藪渓谷で。


ご支援のクリックも、無限です。
人気ブログランキングへ

2010年12月6日月曜日

ビジネスもデザインも心理学や!

総天然色テレビジョンのアンテナで思い出した。

旅先の、大洲城の近くで、懐かしいものを見た。
総天然色テレビジョン契約の「カラーアンテナ」
(昔はカラーテレビのことを「総天然色テレビジョン」と言っていた)

1964年の東京オリンピックの頃から始まった、総天然色カラー放送は、モノクロ契約とは別で、カラー契約が確か? 必要だった。

カラー契約をした家には、写真の「色つきのアンテナ」が立つ。
モノクロ契約の色は「アルミシルバー」 すなわち差が、外から見える。

日本人の国民性を熟知したマーケッターが仕掛けたのでしょうな。
「お隣さん、カラー契約しはったで、うちも そろそろ せなアカン!」

まさしく心理学ですな!

カラーテレビの普及は、すごい勢いだったと記憶している。
人の心理をついた、せこい戦術やけど、うまいデンナ!

ビジネスもデザインも心理学や! という人がおられますが
もっともです。 先人に学ばな、アキマヘン。

クリックをすると、ジャンボが当たる・・・? 
な~んてことは、ないけど、ご支援ヨロシク!
人気ブログランキングへ

2010年12月5日日曜日

自然はなぜ美しい?

あまりにも綺麗ので、バカチョンカメラで、チョッとしゃがんで
シャッターを切った。 誰が、このようにならべたんや? 綺麗な!

愛媛県大洲市「臥龍山荘」にて

愛媛県大洲市「大洲城」にて

我々デザイナーが、何かを、レイアウトするとき、無造作に並べると
ナンデ「汚い」やろ? (オマエの能力不足のせいや!)

だからついつい、屁理屈を並べて、レイアウトをする。
もっともっと自然に、出来るとエエノニ。

自然が無造作に、風に任せて、並べると美しい。
レイアウトは「風神」さんにタノモ!

しかし、デザインは自然から学ぶものが多い。現役のときはナカナカ
旅に出る機会も少なく、行っても慌ただしかった。

アラカンになって、ゆっくりと、もっと自然から、マナボー!

いつも「他力」をあてにする、おっさんにご支援を!
人気ブログランキングへ

2010年12月4日土曜日

旅で、ベンチに目線が・・・おっさんの眼やな!

松山自動車道 伊予灘SA 喫煙所のベンチ

パイプ2本で、良く出来ています。
コンナンを都会のバス停に欲しいですな。
チョコット腰掛けたいとき便利デンナ!
金融業者の青いプラスチックのベンチではアキマヘン!

愛媛県西予市宇和町で見かけたベンチ
ほのぼのと暖かい感じがしますな。

宇和町の町並みもよかった!
「うだち」が1階から2階まで通っているのは珍しい。

文化の里休憩所では、美しい昔のお姉さまが、お茶の接待をしてくれた。その上、試食のみかんまで。
西予市宇和地区HP    


道後温泉本館前、商店街入り口のベンチ

このベンチに座って、道後温泉本館をパチリ!


大洲城内の木造ベンチ

大洲城は、 平成16年(2004年)木造にて復元された。

臥龍山荘にて受付のお姉さまが、 「ぜひ! 大洲城も見て欲しいと『木造で復元』してある。コンクリートなどで復元するような野暮なことはしません!」とタンカを切られたので行った。 

新築木造のお城も面白いです。構造も模型があって、パチ!パチ!です。

松山城では、先輩が足を痛めておられたので車椅子を借りた。
車椅子で、坂道を登る、降りるのは、「スゴーク大変!」を経験した。

高齢化社会、ベンチもありがたいが、車椅子「ドナイカセント、アキマヘン」。それこそ「電動アシスト」欲しいですな。

ご支援のクリックをヨロシク!
人気ブログランキングへ

2010年12月2日木曜日

100年前に顧客目線? 内子座

内子座に昨年に続いて行ってきた。今回は設計者の方々と、
昨年は家主様(家内)と、だから気がつかなかった。

桝席が舞台に向かって傾斜している。


昨年の本ブログは ↓ ここをクリック
愛媛県内子町 木造劇場 「内子座」

目測で計った。桝席が8枡。プラスアルファで9間(約16.2m)
舞台の高ささが、3尺(約0.9m)

傾斜角度は??? 計算できへん!
1/100の図を方眼紙に書いてみて、分度器をあてると
約3.5度だった。アバウトなおっさんデザイナー。




舞台を、顧客が見やすくする工夫だ!

学校や、企業の会議室で、ほとんどのプレゼンテーションが、パソコンとプロジェクターを使って、前面スクリーンに映してやる。
まさしく舞台ですな。

階段教室もあるが、会議室やセミナールームでも、少し傾斜をつける工夫をすると、見やすくなると思いまっせ! 

自動車でも、後部座席を前の席より2~3cm高くするだけで、前方が良く見え、車酔いが減るらしい。

舞台を見やすくする工夫が、約100年前に出来ている。
まさしく「顧客目線」の設計。

「いい仕事してますな!」 ご支援のクリックもお忘れなく!
人気ブログランキングへ

2010年12月1日水曜日

ここはどこ? 

エスカレーターがあります。


廊下は間接照明です。右が部屋です。


この廊下の突き当たりは、ラウンジでした。

大阪南港から愛媛県東予港まで、往復フェリーで旅をした。

寝泊りする船舶に乗船するのは、高校の修学旅行以来かな?
船では、2等船室のカーペットの上でごろ寝した思い出しかなかった。

上の写真見てください。ホテルです。しかも一泊して、運んでくれて
1万円。ビジネスホテルは寝るだけで・・・。

内装のデザインも、設備も・・・ホテル並みです。良く出来ています。

22:30大阪南港を出航して、愛媛県東予港に朝6:00に着く。
朝からバンバン仕事(ウソ)観光できる。

帰路も、東予港22:30出航で、大阪南港6:00に着く。この日は朝からバンバン仕事が出来る。往復だと帰路割引まである。

車を止めて、エスカレーターで3Fに上がってくる。案内所で鍵をもらう。
3F平面図 (オレンジフェリーのHPより)


4F


我々は、特等室Aのツインルーム  ウッフフ! 

車での生活が、身につき、どこにでも1,000円高速で、車で移動していたが、アラカン世代は「船旅」もいいものだ! 再認識。

大浴場から見る、瀬戸内の夜景も ナカナカ、エエデンナ!

イヤー! 船旅に、はまりそうなオッサンに、ご支援のクリックを!
人気ブログランキングへ

2010年11月30日火曜日

折る刃=オルファ 創業者 岡田良男さんに感謝

デザインの模型を作るのに、モデルボード(発泡材を紙でサンドイッチしたもの)をカットしていて、切れ味が悪いので替え刃を買いに行った。


それまで使っていたのが、写真下(赤色)のNTカッターの製品。
替え刃を探していると、そこにはオルファの替え刃しかなかった。

エーイ面倒だ、本体も買っちゃえ! 
オルファの本体・替え刃を買い求めた。 写真上(黄色)


オルファのカッターを使うと「ナニコレ!」と言えるくらいに、さくさく切れる。
一見同じ替え刃でこれだけの差がある。

切れ味の自信なのか、折れ刃一枚一枚に「OLFA」の文字が刻印。
(写真がヘタでごめんやっしゃ! 上「OLFA」 下「NTカッター」)

オルファは、創業者の岡田良男さんが大阪で紙の裁断業しながら、切れ味の悪くなったカミソリを捨てるのはもったいないと思い。板チョコから、折れる刃を思いついた。

量産が必要になり「日本転写紙(現NTカッター)」に資金援助を受け、特許権共有で事業を拡大してきた。

「はじまりは大阪にあり」井上理津子著 ちくま文庫 に書いてある。

管理人が高校生のとき初めて購入したのはNTカッターだった。だから
アラカン世代は「OLFA」ではなく「NTカッター」に馴染があった。

商品開発、品質、デザイン・・・店頭では明らかに「OLFA」さんが・・・。
ガンバッテヤ!「NTカッター」さん、ライバルがあるから、双方伸びる。

岡田良男さんが発明していなかったら、かみそりの刃を作業のたびに研ぐ必要があったのかと思うと・・・。 感謝!感謝!です。

感謝される商品を もっともっと開発したいものですな。
ご支援のクリックを!
人気ブログランキングへ

2010年11月29日月曜日

オリジナリティ有るから、立体商標

金・土・日と地方巡業に出かけ今朝帰還。ブログ更新できてなく、ランキング下降。申し訳ありません。IT化の遅れている管理人です。

さて、11月17日の日経新聞に、ヤクルトの容器が、知財高裁判決で立体商標が認められた。


容量が65ミリリットルしかないヤクルトを、ストレートの容器にすると
イッキに口の中に入る。


それでは、人は満足しない。容器にワザと大きなクボミをつけて
普通に、1回飲むと約半分が残り、もう1度 上を向いて飲みほす。


2度の動作で飲んだと言う、満足感を与えるために、デザインされたと聞いている。

思いや、考えがあり、それを形状にすると、オリジナリティが出来る。
それが世の中に浸透すれば「立体商標」になる。
そんな商品開発をいつも心がけたいです・・・でもね・・・。

ヤクルト創業者、代田稔氏の「ヤクルトの原点」
「予防医学」「健腸長寿」「誰もが手に入れられる価格」も素晴らしいですな。 ヤクルトさん、おめでとうございます。パチパチ!

でも、来シーズンのトラは「ヤクルト飲みマッセ!」よろしく。
人気ブログランキングへ