2010年12月8日水曜日

デザインの好き嫌い なぜ?

持論の「慣習の美」

11月24日の日経新聞に「ヘビ怖がるのは本能?」の記事が掲載され
読まれた方もおられると思う。 持論が裏づけされていてうれしかった。


管理人の持論「慣習の美」。

嫌いなものを見つけるのは速い。
しかしすぐ目をそらすか、その場から逃げる。 見つめる時間は少ない。

逆に、好きなものは、長時間ズーット見つめることが出来る。
そして益々好きになる。 (下図、講演のとき使っている資料)


商品のデザインでも、嫌いなものを見つけるのは速い。

山口真美著「センスのいい脳」新潮新書によると


「人間の顔は見分けられるが、サルの顔は見分けられない」

人間の顔は365日毎日見て、細部の差で「好き嫌い」が判断出来る。
サルの顔はめったに見ないから、出来ない。

商品デザインでも、見慣れたものほど、好き嫌いの判断が出来る。
見慣れない物ほど嫌いなものが多い。 

すなわち「慣習の美」である。

見慣れたオーソドックスなデザインから、細部のミスをなくしていけば素晴らしいものができることがある。

ヘビを怖がるよりも、見慣れない、奇を衒うデザインを怖がりたい。
自分では「ナカナカ」デキマヘンけど。

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