2010年10月7日木曜日

美しいものを 際立たせる技に感動

井堂雅夫さんの本を購入した。 平成版 浮世絵 「京都百景」


店頭で「宇治上神社」を開いて、アッ!と、息をのんだ。

「宇治上神社」は、管理人の散歩道にある。桜の季節も見ているが・・

「三文素人絵描き」「画伯修行見習い中」「アラカンデザイナー」
と呼ばれる管理人にとって、この風景は目に入ってこない。


それを見抜く能力がない、また、その発想がない。
忠実に写生することに、すべてが注がれ
顧客に見てもらうためには美しく・・・の思いつきや ゆとりがない。

商品のデザインも全く同じことが言える。
顧客目線で、使いやすい、わかりやすい・・・などなど
商品デザインとしての、真面目な、まとめがある。

そして、プラス 数%の造形で、見違える美しさになる!
それを信じて、デザインワークをしているが・・・それが難しい。

井堂氏の版画には、忠実に風景を描きながら、参道に影を加えることで、周りを引き立てている。 その影が、そして四月初旬の暖かい日差しと澄んだ空気を感じさせている。

「京都百景」には「桜」「雨」「新緑」「月」「紅葉」「雪」等を、たくみに組合せ、顧客(一般人)が美しいと思う「風景(版画)」になっている。

版画は、数を作るので、多くの方に「すき」になってもらう必要がある。
まさしく「工業(商品)デザイン」と同じですな。

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