省エネのため、効率の悪い「シリカ電球」が無くなる。

大手メーカーが揃って、2010年をめどに生産中止をするといっている。
エジソンが電球を発表したのが130年前、それ以後シリカ電球が人々の生活の中心に有った。
日本では明治20年(1887年)に東京日本橋周辺の家庭に初めて電燈がついた。エジソンが発明して10年以内に、東京で使われていた。
9月に旅した、倉敷市児島の「旧野崎家住宅」にも明治の中ごろ自家発電とともに電球がついていた。その時代の金持ちは桁が違う。

それから70年後、管理人の生家(大阪の町工場兼住宅)には、いまだ部屋の中心に裸電球が1灯だけだった。その時の雰囲気は好きだった。
電球のあかりには情緒がある。点光源だから太陽と同じような陰が出来る。直管蛍光灯や丸い蛍光灯では陰が「ボーっと」してなんとなく活気が無い。
電球型蛍光灯も出来てきているが、チョットだけ「ボーっと」している。
長い間親しんできたものがなくなるのは、寂しいものだ。
点光源のままでもっともっと省エネの電球を開発せんからや!
だいたい新しい技術が出てこないのは、企画者やデザイナーが、生活者を代弁して、研究部門や技術者に要求しないからや! と管理人は反省。
関係者として今頃反省しても遅いけどエジソンさん「すみません」。
ハロゲンを使った効率の良い電球も出来ていると言う情報も有るが・・・