2010年3月9日火曜日

新事業は、市場調査だと思って発売せよ!

空気清浄機開発時の話

本ブログ
3月3日「健康食品キャッチフレーズに学ぶ」
3月2日「ビジネスは心理学や!その4 占いは当たる」を書きながら
昔々空気清浄機を開発したときのことを思い浮かべていた。健康食品みたいな売り方だった。

当時、四日市ぜんそく、川崎ぜんそくなど大気汚染・公害が問題視され、佐藤内閣のとき環境庁が設置された。公害問題を「ドゲンカセナイカン」とある会合で話題になった。

1週間後、そのメンバーのお一人だった、当時日本を代表するコピーライターのT先生を東京青山の事務所に訪ねた。

先生は、管理人に「事務所に入ったら深呼吸し欲しい」と言われた。事務所で深呼吸をした「先生の事務所の空気美味しいですね!」「そうでしょう!」といって欧州で販売している、PH社の空気清浄機を始めて見た。

約20センチくらいの立方体の中に、ファンと活性炭がセットしてある。1週間前の会合で、これを教えていただいていたので、管理人の脳は「美味しい空気」がインプットされていた。それで美味しいと思った!

会社に持ち帰り開発を着手した。真面目な技術者は「効果に疑問が・・・」でも多少は「効果がある」そして「害は無い」社会の流れは必要としている。

先々社会に役立つ商品だ! トップも即断でGO!サインを出してくれた。
当時の商品は100点満点で55点くらい? それでもGO!

その時の売り言葉が「今の健康食品」みたいだった。世の中の空気が汚れている、少しでも空気をキレイに・・・


当時のトップは、大きな社会変化に合っているなら、売れるか売れないか「市場調査だと思って売ってみなはれ!」と言われた。ありがたい。

今は、100点満点近くまでならないとGO!になら無いことが多すぎる。
それでは新規事業開発デキマヘンデ!

そして今は、花粉、ハウスダスト、ダニやノミの死骸などや、インフルエンザウイルスなど目に見えない空気の汚れまで取り除く商品になった。

その上、加湿・脱臭機能のほかに、マイナスイオンなどによる除菌機能も充実し、新型インフルエンザ対策としても注目され、今や空気清浄機は快適な屋内生活を支える大切な家電のひとつになりつつありますな!

新事業は、社会の流れを見ながら、流れを作るか、流れに乗る商品なら、効果効能が少しでもあり、害が無ければ、50点以上なら、勇気を持って出してみることですな、市場が、生活者が答えを出してくれる。