2010年3月14日日曜日

抗菌 除菌 殺菌 行き過ぎると人間は?

20年ほど前、当時管理人の部下として、新入女性デザイナーWさんが配属された。そのWさんは電車のつり側・エスカレーターのベルトを持たないのにビックリした。

危なっかしいので「持ちなさい」と言うと、彼女曰く「誰が持ったかわからないのに・・・」それから抗菌をキャッチフレーズにした商品をいくつか出してきた。管理人は落としたお菓子でも食べる生活をしてきたので、時代の変化を感じた。

昨年からは、インフルエンザのまん延を背景に、公共施設を始め、人が集まるところには、必ず消毒液がある。ATMには、除菌をうたった空気清浄機がついている。インフルエンザ サマサマの企業も。

日本人はどこまで「潔癖症候群」なんですかね? これらが当たり前になると、人間はどうなるのかと心配している。もっと「菌」と仲良しにならないと・・・

知人の医者は、管理人に「インフルエンザにかかればよい」といつも言う。今かかれば免疫ができ次は軽いと。マスクするな! 消毒するな! 落としたお菓子はそっと食べろ! と。

潔癖症になりすぎて、見えない菌に神経質になりすぎだ! もっともっと汚いことをして体に「免疫」を「抵抗力」をつけよう。

仕事でも「潔癖」過ぎると、気持ち悪い。なんでも間違いの無いように必死になってやっている奴ほど、大きなミスをする。

特に、デザイナーなど、新しいことを創造する職業は、多少いいかげんなところが必要を思いますけどな。(影の声:オマエがエエカゲンやからといって屁理屈つけて肯定するな!)