2010年3月4日木曜日

ビジネスは心理学や!その5 多品種・多機能の罠

店頭での販売実験の話。
ある期間、6種類のケチャップを売り、
別の期間、24種のケチャップを売った。
注目度の高かったのは「24種類」だったが、売上が多かったのは「6種類」だった。

選択肢が増えると、ある種の心理的重圧で、商品を選びかねてしまい
「決定マヒ」に陥る。

確かに、アレコレ悩んで、買うのをやめてしまうことが多い。さしあたり必要の無いものを買うときは、特にこの傾向が強い。

感覚的に「これええな」と思って商品を手に取る。そして論理的に納得するために「機能・性能・価格」を調べる。「嗚呼!その意味・差が判れへん!」となり、売場に戻し帰る。

「高機能」「単機能」の二極化も同じ意味、ですな! 我が家の電子レンジは、以前多機能タイプだったが、今は単機能タイプに。掃除機、炊飯器も・・・アラカン世帯は単機能派でっせ!

デジタル化が進み、どんな商品にでも便利機能が色々つく、生活者の行動心理をよく理解して,分かりやすくするのがデザインの仕事でんすな!
店頭では、分かりやすい売り言葉、パッケージもぜひ!

0 件のコメント: