味の素の「こぶうま」を398円で買ってきた。

(上から目線で)「お父さん、冷奴にこれかけ、すごく美味しいから」
「美味しい分すごく高かったわ」(398円が高いのか?お前の○○の無駄遣いのほうがズーット・・・とは絶対言ってはいけません!ハイ!)
さて蓋を開けようと、指をかけるが、うんともすんとも開かない。

よーく考えてみると、上から押すと開くのだ!

後から考えてみれば、なんとなく分かるが・・・
押す形状にはなっていませんわな!
「こぶうま」の製品情報(ネットから)
北海道産の真昆布を細かくきざんで、さとうきびを発酵させて作ったうまみの調味料と合わせました。
ささっとかけるだけで、まろやかなうまみが和食をやわらかい美味しさに仕上げます。
確かに冷奴が美味かった!ヒットの予感?
ヒット商品の法則
「今までに無い新商品」
「性能・機能が優れている(顧客に受け入れられる)」 ここでは「味が良い」
「納得価格」 (398円うちのカミサンでも買う)
「及第点以上のデザイン」 時代の先端を行くデザインでなくても良い
その性能(味)を表現できているか?のほうが大事。
でもデザインで嫌われたら誰も選んではくれない。
だから及第点以上のデザイン。(100点は求めなくてよいと言うこと)
この「こぶうま」はデザイン以外の条件は揃っている。
ヒット商品になりそう・・・
こんなときのデザインこそ、
後世語り継がれるデザインをすることが可能でっせ。
ヒット商品は後に「定番」「デファクトスタンダード」などと言われます。
「真面目なデザイン」「使い方重視のデザイン」をすべきですな。
惜しい!!とオッサンデザイナーは思う。
オッサンからのアドバイス
【その1】安定感
形状としての「不安定感」が気になる(売上も不安定になるで?)
卓上に置くものは安定感が欲しい。安定感をデザインして欲しい。
寸法を測ってみた。頭でっかちになっている。

【その2】蓋の開け方
もっと単純な方法でも・・・
今の方法なら、もっと形状の意味を生活者にわかる表現が必要。
いわゆる「アフォーダンス」です。
【その3】デザインプロセス
形状モデルを数多く作って、生活者と一緒に検討するのが定説。
1個のモデルより、5個。5個より10個、10個より30個。
数を作れば、良い結果は出ます。
【その4】樹脂の色

少し透明感のある材料を使っておられますが
側面から見ると「透けて」見える。それがなんとなく・・・
不透明の材料を使うべきでしょうな!
以上オッサンデザイナーの戯れ言。参考になれば・・・
これからの季節、「こぶうま」毎日使わしてもらいまっさ!
デザインとは? を考えながら冷奴で冷酒、たまりまへんな!