2009年12月11日金曜日

フィリップ・コトラー著 マーケティングマネージメント

雑誌を整理していたら、管理人が尊敬する師匠(勝手に決めている、こちらはお顔を存じ上げているが・・・)
フィリップ・コトラー著 マーケティングマネージメントの記事。

国内で翻訳されて販売されているのが第12版。第1版を書かれたのが1967年。半世紀に近い。

米国では2008年に第13版が出版されている。第12版から、共同執筆者としてケビン・レーン・ケラー氏が加われている。

管理人が所有するフィリップ・コトラー著「マーケティングマネージメント」は第4版だった。1983年発行

酒の席で、先輩とマーケティングの話をしていると「つべこべ言わずにこの本を読め」と紹介された。

“目からうろこが落ちる”とはこのことなのかと・・・愛読した。25年前の代金4300円の価値があった。

デザイナーとしてマーケティングの話を多くできるのは、この本のお蔭である。以来フィリップ・コトラー氏を「師匠」と慕い、沢山の著書を買わして頂いた。(読まして頂いたと言わないのが謙虚なところ)積読。

そして、後輩とマーケティングの話になると「これを読め!」と偉そうに指導した。

マーケティングも「販売」と同義の時代から、
「4P」の時代(PRODUCT, PLACE ,PRICE ,PROMOTION)
今は顧客との「共創」の時代だと、わが師匠は説いておられる。

所有の第4版は約520ページの構成、第12版は約960ページに、目次を見る限り買い換えなくては・・・時代遅れのオッサンになりそう!

2009年12月10日木曜日

商品進化のサイクル

メーカーのモノ作りは、「顧客志向」「新技術」「品質」そして「デザイン」
デザイナーとしてメーカーに長いこと勤めてきて感じている。
商品進化の場面で各々の役立ちが少し異なる。

【顧客志向】 
これがなければ、誰も買ってくれません。でも企業の中にいるとそれを忘れる。毎日、毎日、今月の収益、関連会社の状況・・・などなど。

会社のメンバーだけで話をしていると、会社の常識=社会の非常識をしてしまう、だって毎日その話だから顧客志向を忘れる。用心!用心!

【新技術】
顧客志向の新技術は人々に利便性や幸をもたらす。
新技術開発 無くしてメーカーの発展は無い。

事業仕分けで、新技術が槍玉に上がっているのはおかしい。
わが国も世界から見れば「メーカー」。新技術無くして発展は無い。

日本は新技術と品質で世界に認められ、発展してきたのだ。
せめて、新技術の事業仕分けのメンバーは理系の方でやって欲しいな!

【品質】
メーカーが永続するためにはこれしかない。品質第一。
食の安全が問われているし、メーカーの謝罪広告も多い。悲しいね!

デザインと品質ではよくけんかをした。過去のデーターで品質基準を作ったものが生き残っている。それだけは現状に合わしたい。

本題の「商品進化のサイクル」

上の菱形  新技術が開発され、商品化される。
中の菱形  商品が売れると、他社参入があり、価格競争になる。
下の菱形  市場が成熟化、価格とデザインの競争になる。

「ユニクロ」はフリースでヒットし、その後デザインで勝負をかけたが、アパレルの世界は各社がデザイ勝負。で惨敗。すなわち「下の菱形」で負けた。

そしてフリースの原点に戻り、新技術の素材「ヒートテック」でヒット。「上の菱形」で勝負して勝った。

各社「ヒートテック」の類似品を出してきている、価格を下回って「中の菱形」の状況かな! ユニクロさん新技術で勝負でっせ!

これで新技術が出なければ、価格とデザインの競争になる。
いつも勝ち続けるためには、メーカーも日本も新技術が必要なのです。

民主党さんワカリマッカ!そして何時も「一番」を目指すのです。
そうすることによって、他社に、他国に勝てるのです。わかって欲しいな!

そして、「デザイン」はその「新技術」と「品質」を、顧客にわかりやすく、信頼のおける商品にまとめるのです。

2009年12月9日水曜日

「ムダ」も必要 楽しいボタンのデザイン

12月6日のTV番組「日曜美術館」のアートシーンで、神奈川県立現代美術館で、内藤礼さんの作品展の紹介があった。

イサムノグチさんの作品に刺激され、会場の一部に、ボタンを使った作品を出しておられた。管理人には、そのボタンの映像が目に付いた。

そして反省、高松=うどんではなく、高松=イサムノグチ庭園美術館とならなくては、デザイナー失格! 管理人は、先日高松でうどん屋めぐりをしていた。トホホ! 失格である。 アートより食い気?

ボタンは、人の顔だった。シンプルに人の顔を表現すると、ボタンになる。棒や点でこれだけの表現が出来る。それに気づく人を尊敬する。
図にして、見ているだけで楽しいですね。

服を買ったとき、ポケットに入っている、端切れやボタンを無造作にタンスの箱に入れている。 ボタンに興味がわいたので出してみた。

男物の服のボタンで、これだけの種類がある。あるオッサンの好みでフィルターがかかっていても、である。

まったく気がつかなかったが、ブランド名まで入っている。この程度なら、企業間で共通化できるといいのにと考えるのはオッサンだけ?

若者向け、子供向け、女性向け・・・となると、何万、何百万の種類のボタンがあるのだろうな!

それをファッションデザイナーが、なんだかんだと言って選んでいる。「最近良いボタンが少ない・・・」などとボヤキながら。

顧客は、色と大きさ程度は気にするが、ブランド名まで入っているのを気にする人はいるのだろうか? ニセモノ対策??

事業仕分けをしている人は、このボタンの種類は「ムダ」と言うだろうな! 昔、管理人も商品企画部長をしていたときは、部品の共通化をうるさく言っていた。

でもボタン程度なら、これだけあるのも選ぶ自由があって、楽しいものだと思いだした。選ぶ悩みを「ムダ」とは言えない。悩みは楽しみ!

ファッション、インテリアなどは、Aさんがゴミだと思っても、Bさんは宝だと思う。「ゴミに1万円払うインテリア好き」と言う言葉がある。

あんまり「ダム」? 「ムダ」とか言って省いてばっかりで、先の展望が見えないと反発が出て来まっせ! 
来年も流行語大賞が「政権交代」にならんように。タノンマス!

2009年12月8日火曜日

大阪天満橋の夜景

昨夜は、大阪天満橋に新しく出来た船着場八軒家浜のフレンチレストラン
「リバースイート大阪」で業界のパーティをしていた。

なぜこの店を選んだか、その理由は、この夜景。
大阪の街中でこんなに美しい景色が有りますか? 
ベニスとチャイマッセ! まさしく都心のリゾート!

時間になると、中之島の先端から噴水が・・・
ソメイヨシノのライトアップも、春も素敵だろうな。

結婚パーティ会場として運営されているが、空いていればカップルでも行けまっせ!事前確認したほうが懸命。

昨夜のように、オッサンデザイナーが貸し切っていることもあるし、結婚式が入っていることもある。

管理人は、この天満橋で産湯を使った。物心がついたときの八軒家浜には木造の廃船が何艘もあり、冒険できた。北側は、天満卸売市場の焼け跡だった。この界隈も美しくなった。

幹事役の管理人は、酒を控えパーティを粛々と進行させた。
パーティの途中で店への支払いを済ませ、しこたまワインをいただいた。

そして仲間と、タクシーでミナミへ

橋下徹知事 肝いりで進めていた「御堂筋イルミネーション」が試験点灯していた。御堂筋のどこかで業界仲間のN町女史やH田女史が立ち会っているのだろうな?所用で電話を入れたが留守電になっていた。
ご苦労様です。

12月12日から1月31日まで、寒い大阪を、100万個のLEDが、350本の銀杏並木を、暖かく、美しくしてくれる。

御堂筋のイルミネーション、またゆっくり拝見させてもらいます。
彼女と手をつないで・・・(ウソです)

大阪再発見の夜でした。

2009年12月7日月曜日

はし袋にアイデアを描いた 居酒屋での指導会

若いとき、先輩によく呑みに連れて行ってもらった。管理人が若かりし頃の飲み会の話題はほとんど仕事の話だった。

先輩にいろんな質問をした、そして沢山のことを教えていただいた。
そのときに忘れないように「はし袋」にメモをした。

A先輩と呑みに行ったとき、はし袋にメモをしていると「これか? K君が君の事を褒めていたのは」 

K先輩は「あいつは俺言うことをはし袋にメモりよる」「飲ましていても気持ちがいい、だからよく連れ歩いている」とA先輩に語っていたらしい。

色々教えてもらい、ご馳走になる。
学校では教えてもらうのに授業料がいる。
会社に入ると、美味しい料理と、酒までついてなおかつ無料だった。

近年、酒の席で部下と仕事の話をするのはあまりよくないとも言われている。「壁に耳あり障子に目あり」とも言われ、社外で仕事の話は・・・

仕事の進め方、アイデア発想など、食事をし、多少の酒があるほうが脳は活性化する。管理人も「これや!」と言って先輩とスケッチを仕上げたことがある。

我々庶民は、高級料亭での会合は不要、「赤提灯」でのご指導会 復活して欲しいものだ。

若手の人達は、先輩を誘って色々質問しよう!経済の活性化にも役立つよ!
先輩よ! 割り勘は野暮ですよ! 

2009年12月6日日曜日

購入時点での消費者心理 新車販売も大変ですな!

新車を購入する人に付き合った。管理人は買い物の現場が大好き。
売りたい人と買いたい人がどんな攻防を繰り返すのか・・・

そこに商品力がどうかかわるのか?

全てのモノの購入のキッカケは「好き」「嫌い」だと思っている。
だからデザインが大事なんや!

その「好き」「嫌い」が「感覚的」か「論理的」かに分類できる。
そして最終決心は概ね「論理的」に決まる。「納得価格」「納得性能」・・・

デザインが「好き」の3車種を、「論理的」に「性能」「価格」などを比較しに3店回った。

各社の店頭では、性能の話は程ほどに、営業マンは「見積もりましょか?」とくる。「このデザインはOOで良いでしょう」なんて売り言葉は皆無だった。

T社、飛び込みの見積でも、車両本体価格の1割は値引きしていた。
N社、真っ当な見積書で、口頭で「これから約50は引けます」
H社、・・・・ 
人は「価格」に一番弱いからか? 「好き」の次は「価格」か?

それでも、甲乙つけがたいときは、最終決心は営業マンの人柄。
モノを売るのではなく自分を売れ! と営業マンは教育されている。

どんなものでも、買ってもらうことは大変な努力が要る。
そして、意外なことで購入決心をすることもある・・・ホント難しい。

アイデアを出すのを「1の労力」としたら、製品化するのに「100の労力」、売上・利益が貢献するまでには「1000の労力」がいると言われている。

顧客と直接 話をする営業の人は大変やろな、と思っている。
だって顧客は「わがまま」だから。

営業努力しなくても、ドンドン売れる商品開発が理想やね!

2009年12月5日土曜日

讃岐うどんのビジネススタイル

先日、松山に講演に行ったとき、途中讃岐うどんに立ち寄った。
まっぷるマガジンの最新号を購入し

ナビに住所を入力、現地を尋ねても住宅地の中だったり、田んぼの中だったり、そして目的の店はわからない。

なかなか店がわからず、行き当てるのが楽しいのか、人気の秘訣か?
でも、腹ペコのオッサンには殺生だった!

6軒を訪ね歩き、たどり着けたのは3軒だけ。その店のお奨めをいただいた。
3軒目に訪ねた店のお奨めが「かき揚げおろしうどん」

それまでにぶっかけを二杯食べ、腹の中は8分目。 店の人が「1玉? 1.5玉、2玉にしますか」と聞いてきた「1玉で」 出て来たのがこれ!

かき揚げの大きさに絶句! ムムムムム!

ぶっかけにしておけば良かった。

どうにか平らげたが、もう讃岐うどんはいらん! と思った。

讃岐うどんのビジネススタイルは
売らんかなと、目の色を変えて顧客を探すのではなく、ウチの麺食ってみろ
旨いやろ! よかったらまた来い。 味と価格で勝負や! 

看板やのぼりもあげずに、ナビでも出てこない。店を探してうどんを食べる、それが人気を呼んでいるのだろうと推測。友人も「OO製麺所」わからんかったやろ!と偉そうにしている。

飲食業は「味」と「価格」がマッチすれば、人はどこまでも追い求めてくれる。隠せば隠すほど探す。ホシ印がついていなのも良いのかも・・・

でも、都会に沢山の讃岐うどん店が、看板やのぼりをあげて進出している、讃岐うどんのブランドはどうなるのか心配でもある。