2010年2月5日金曜日

商品企画とは、生活者研究からでっせ!

SDカード読み取り機能付き筆記具の 記事を見て一言

昔々ある国に、デジタル時計付き筆記具があったそうじゃ! それはそれは恐ろしいことに、デジタル時計が筆記具と一緒になると、店では安売りされていたのじゃった! それでも売れなかったそうじゃ!

初めて市場にデジタル時計付き筆記具が出たときは、マスコミは面白がって「便利な商品」と色々取り上げた。

各社が参入したが、ニーズは無かった。数年もしないうちに、店頭で安売りが始まった。一般の筆記具より、デジタル時計がついている筆記具は安物になった。ゴミ同然のように売られていたのを、鮮明に覚えている。

この新聞記事を見て、それを思い出した。

某筆記具の商品企画ご担当者様
もっと、生活者研究をして商品企画したほうがよろしいで!

ついでに、もう一つ 心配している商品企画

【デジタル一眼で100種類の配色】

某カメラ会社が、デジタル一眼カメラを、本体とグリップの色を100種類の組合せから選べるようにした・・・記事が右上にある。

店頭実勢価格が何千円なら、可能性有るけど? 9万円前後なら、もっと本来機能や、使い方などで生活者ニーズを知り、ハートをつかまなアキマヘンな! それが出来て、色の配色でっせ!

コンパクトデジカメで後発の某電機メーカーは、本来機能のレンズでドイツの企業と、そして手ブレ防止機能・・・生活者のニーズをしっかりつかみ、本来機能で市場をつかんだ。

2010年2月4日木曜日

「効果実感」で新市場を作る

クイックルワイパーのお話

新しく世に出した商品は、「効果実感」がなければ、新しい市場は築きにくい。店頭でそれを実感してもらえるものはヒットになる。

「効果実感」で感心しているのが、16年前に発売された、花王さんの「クイックルワイパー」

初めて使ったのはいつか?? でも、いつもシートについた綿ほこりの多さにビックリ! こんなに取れるものか!

フローリングが普及してきて、市場ニーズを調べ「クイックルワイパー」を世に出した花王さんは偉い! 花王の商品開発力は定評がある。

生活者の「不平」「不満」をすばやくキャッチして、生活者の思っている「不」の解決方法が期待以上の答えだから、新市場が作れる。

でもザンネンなのが、消耗品でビジネスをしたいところだが、大手スーパーの売場には花王のシートは置いていなかった。

ほこりを取る、シートで新しい「効果実感」を感じてもらう商品開発が次々できなかったのかな? でもシート安すぎる。

今まで市場になかったものは「効果実感」が店頭で訴求できると、普及が早い。店頭で「オーッ!」と言わせれば・・・新市場が作れる。
サアー考えよう!

2010年2月3日水曜日

購入理由は「好き」か「嫌い」か デザイン重要

歴史伝統の「薩摩芋焼酎」新規参入「鳴門金時焼酎」の話。

本ブログの1月13日 鳴門金時の芋焼酎のことを書いた。包み紙で鳴門金時のイメージを上手く表現した良いデザインだと絶賛した。

それを読んだ知人が、こんなんもあったでと、届けてくれた。
鳴門金時 本格芋焼酎 「里娘」日新酒類株式会社

感心したのが徳島芋焼酎のデザイン。芋焼酎としては、鹿児島のような歴史はない。新規参入だと思う。

でもデザイン頑張ってますな! 昨年4月に鹿児島白金酒造の「白金乃露黒」が業界のパーティで味は絶賛、でもラベルのデザインが・・・本ブログでも書いた。

鹿児島や、九州では焼酎の歴史があり、伝統文化など過去にこだわって、今の時代に合わないデザインになっているかも?(なんか日本相撲協会の話みたい、37歳の理事が徳島焼酎)

その点新規参入は、今の時代にあったデザインで参入出来る。だからつまらないものもあるが、時々ドキッ!とする、良いものがある。それが存続し、出来の悪いものは淘汰される。

ひょっとしたら徳島芋焼酎ブレイクするかも? 2,000円程度の価格帯なら「好き」「嫌い」の直感で、ためしに購入する。

そのときにデザインの力がスゴーク影響してくる。そして味がよければ、流通が・・・などの条件が揃えばヒットに。ヒョットしたら徳島が・・・

商品購入の根本は「好き」「嫌い」。 事前にユーザー評価するときも、調査設計で、グダグダ色々な項目で聞きたがるが、結果は「好き」「嫌い」。

そして「好き」だと、次々良いほうに目が行く。「嫌い」となると見たくもなくなる。嫌な面ばかりが目に付く・・・恋愛もよく似てますな!

追伸
薩摩焼酎では「さつまげんち」が旨いと教えてくれる先輩がいた。でも、セブンイレブンのネットでは無かった。同じメーカー オガタマ酒造株式会社の紅あづま芋 本格焼酎 「紅鉄幹」を飲んでみた。これも旨い。

さて、鹿児島と徳島の軍配は?? 当分は伝統の薩摩理事長派でしょうけど、新理事の徳島もジワジワと・・・両国より芋焼酎のほうが面白いかも?
でも、伝統、歴史に胡坐をかいている相撲協会は腐ってマンナ!

2010年2月2日火曜日

M良品カッターとオルファのカッター

事務所に来客があるので、昼前、コンビニにお茶と水を買いに出かけた。コンビニでオルファのカッターが目に入った。購入した。

朝、M良品の「カッター」を使うと、刃を出すときに、親指と中指の動きで、後ろ端部の金具を、ポロンと落とした。

刃を出すための、スライドのつまみと、端部金具の上下位置関係が、検討されていない。プロトタイプで検討すればすぐにわかること。

チョット位置をずらすか、ばねの強さのバランスを調整するとか・・・

いつも使うたびに、落として腹が立っていたが、手先が器用(悪いことには使いません)で且つ 我慢強い管理人はそれでも使いこなしていた。

でも、その「クッソーッ!」と思う気持ちがさめないまま、コンビニで
オルファのカッターが目に入った。購入動機が・・・

写真上「黄色の使いやすいオルファ」 写真下「腹立てているカッター」

さすがオルファは快適ですな、昼からの作業ははかどった。持ちやすいし外れたりはしない。

M良品さん、デザインをするときに、使い方を熟知しないとアキマヘンナ! 悪いけどカッターは、良品ではおまへんな! カッコから入りすぎでっせ! 刃も、早よう切れんようにナリマッセ、気のせいかな?

オルファさんは、使い方重視の商品開発を目指しておられるのが、商品のラインアップでもわかります。

第二オフィス(自宅)のペン立てを整理すると、カッターがぞくぞくと出てくる。 嗚呼! なんと無駄遣い。

オッサンデザイナーは、折る刃のカッターのことを「NTカッター」と呼んでいる。オルファの岡田さんが刃を発明されたのですが、資金を当時の日本転写紙(現NTカッター)から受け、世の中に出たときは当初NTカッターと呼んでいた。

今はオルファが有名ですな! 発明者の岡田さんは、われらが誇る「大阪の人」でっせ! ネーミングも「折る刃」→「オルファ」わかりやすいな!

昨日のダイエー中内さんの小売店の商品化や、オルファの岡田さんのような発明を、次々したら景気も良くなるかも?
従来品を安くして、販売するだけではアキマヘンナ! 使い勝手もな!

2010年2月1日月曜日

小売業の商品化 商品化の原点

不況の一因は、顧客が欲しがる「商品開発」が出来ていないからだと、テレビなどのコメンテーターが偉そうに言っている。
「商品化」の原点に立ち戻って「商品開発」を考えたものでんな!

非常勤講師をしている大学にいくのに、管理人は京阪電車千林駅から歩く。駅前には今でも薬屋さんが営業している。

そして、オッサンデザイナーはダイエー創業者の中内功さんを思い出す。
管理人が企業に勤めた始めたときにはスーパーダイエーが千林にあった。
関西で安いスーパーとして評判だった。駅前は「スーパーダイエー駅前店」だったと記憶している。

企業に入って仕事のことが少し判って来た時に「ダイエー松下戦争」を知った。安売り・大量販売を目指すダイエーと、適正価格維持を守る松下との争いだった。価格主導権を、小売業か、メーカーか持つのかの戦い。

和解までに30年かかった。

中内功氏が、千林の駅前で成功したのは、プリパッケージと言う手法を発明?採用?したこと。(中内氏が発明したかは定かではない)

当初くすりの安売りを目指したが、ライバル店との価格競争に失敗。知人の紹介で駄菓子も扱う。


当時「はかり売り」だった駄菓子を、ヒマな時間に「袋詰め」し、夕方さばいた。これが小売業の「商品化」。「はかり売り」より数十倍の量がさばけた。「袋詰め」することにより後の「セルフ販売」にもつながった。

今思えば、たったこれだけのこと! 今、食品で、スーパーなどで袋詰めしていない商品を探すほうが困難でっせ!

そのお蔭で、セルフ方式がスーパーが定着したんや! で、今、バーコードからICチップ化など新しい変化が・・・新しい小売業の「商品化」ないかな? 我々が考える必要アリマンナ!

2010年1月30日土曜日

実は・・・姉が「吉永小百合」なのです。

先日ある会合で、管理人に「あなたの、お姉さんは吉永小百合さんですか?」と聞いてくる人がいた。即答した「ハイソウデス!」 (ウソ!)

山田洋次監督の映画、本日ロードショーの「おとうと」で、吉永小百合さんの「おとうと」役 笑福亭鶴瓶さんが、管理人に似ているからです。

でも嬉しいな!吉永小百合さんの“ウソ” でも「おとうと」と言ってもらえば、幸せです、良い気分です。恋人ならもっといいけど・・・
写真は「おとうと」の公式HPより。

わが姉の小百合はなぜ「美しい」のか? 

人の顔を例にして、デザインの「美しい」と「美しくない」はなぜ判別できるのかを、授業や講演でわかりやすく説明している管理人・・・

人間の顔についている部品(目、眉、鼻、口、耳)の数は同じです。その配置場所もほぼ同じです。でもこんなに違いが・・・

そしてその部品を単品で見ると、鼻だけ、耳だけ、目だけ・・・決して美しいものではありません、醜い部品が多い。鼻だけ見たら醜いですよ!

デザインも一緒です。わずかな配置の違いで、「美しい」と「醜い」が出来るのです。その解決方法は、数多く作って比較すると見分けられます。

人の顔もそうです。いろいろな顔があって、管理人がいるからキムタクが存在するのです。全員がキムタクだったら・・・

目鼻が絶妙なバランスで配置され、人の顔が出来上がっている。いろいろな顔があり楽しい。 でも、わが姉は別格です。美しいを超えています。

美しい小百合お姉さんへ、 近々コーラとポップコーンを持って、お会いしに行きます。では、そのときに!

2010年1月29日金曜日

部品のデザイン 「品質・信頼性をデザインする」

N社の新聞記事を読んで、昔々印象に残っているN社の社長(当時)談話を思い出した。

日本海側の部品メーカーN社が、大阪の電機メーカーSH社に部品を購入してもらおうと、日参していた。

性能・品質・価格に自信を持っているN社の社長は自信満々で、大阪市南部にあるSH社を訪ねた。説明をしていて、よい感触だった。

でも、SH社の、技術最高責任者のSさんの答えは「NO」だった。
何度も足を運び、他社比較も作り、何度目かの時、N社社長は、Sさんに聞いた。「何がまだ足りませんか?」

Sさんいわく「性能・品質・・・よくわかりました、しかしこの部品の顔が、その性能・品質を表していない、だから話の中身が信用できない」と
すなわち「品質・信頼性が部品の顔に出ていない」と。

N社の社長は、製品である「部品」の「目で見る信頼性・デザイン」の向上に取り組んだ。 
性能・品質・信頼・品格・・・を表現する部品のデザインとは
写真はイメージ

部品のデザインでも、「ここは固定する」「ここは心臓部」「ここは・・・」
など、その部品の働き、特徴、使いかた等をわかり易くひと目で
「見える化」することが大切である。

形、色、テクスチャーにもその部品の性能・品質に合ったものがある。
また、ロゴや文字もしかり。

それを失敗すると信頼性のない形状になる。部品こそ、デザインディティール処理が重要で、間違えると、信頼感のないデザインになる。

N社の社長は満足いくものが出来き、そしてSH社を訪ね、Sさんに採用していただいた。その後N社は成長したが・・・

この不況で、今は苦しんでおられる新聞記事だった。
また原点に戻って考えたら・・・