2009年12月14日月曜日

第4回 有機EL照明デザイン公募 表彰式

第4回有機EL照明デザイン公募の表彰式に行ってきた。

財団法人 山形県産業技術振興機構 有機エレクトロニクス研究所が
「有機EL照明を広く知っていただく」ことを目的に、今年で4回目。
年々素晴らしい作品の応募がある。

最優秀作品を、実際に点灯する器具にまで仕上げ、商品に近い「モノ」を見せることによって、人々は有機EL照明の実用化が近付いている事を実感する。そして未来に夢と希望を持つ!

米沢市「伝国の杜」に展示してある有機EL照明。

公募説明講演会などで、有機EL照明の点灯サンプルを、参加者に見てもらった。今まで見たことがない。板が光る、しかも蛍光灯以上に明るく・・・

人々は「何か新しい時代を感じる」。 そして、その時代に生きるものとして、今何かを考えたい気持ちになる。新技術の持つ力はスゴイ!

有機EL照明デザイン公募は、人々に新技術を知らしめ、もっともっと理解してもらい、次の時代を考えてもらうよい機会であったが・・・
存続が危ぶまれている。それはオッサンがつべこべ言うより

有機エレクトロニクスの第一人者 山形大学 城戸淳二教授のブログ
笑ってゆるして「大学教授のぶっちゃけ話」
http://junjikido.cocolog-nifty.com/blog/  をご覧いただきたい。

有機エレクトロニクス研究所がある、米沢市は大雪が降るところです。そのため樹木を守るため「雪吊」「雪囲い」がしてある。

金沢兼六園の「雪吊」をイメージしていた管理人は、ビックリ! せっかくの上杉伯爵邸の庭園も「材木置き場」? それだけ豪雪なのだろう!

また、あたらしく出来た「伝国の杜」のベンチもビニールシートで包まれ、雪対策がしてあった。


建築家の責任か、ランドスケープデザイナーの責任か?雪の中に長いこと埋もれる可能性のある地区での「木のベンチ」は・・・

除雪作業の行われる道路や通路の内の低いベンチは置いたらアキマヘンナ!ここにベンチありの紅白ポールが立てられている。その地区の事情をよく考えたデザインをしたいもんですな。
除雪車が通らないところにベンチを置くとか・・・

気に入ったのが公衆トイレ、ぜひ参考にしたい。
上杉伯爵邸の入り口に向かって、塀沿いを歩いていると「お手洗い」の看板が??? これって???

何でも、覗きたい管理人は、屈んで入ってみる。
そこには、モルタル塗りの普通のトイレが・・・

でも、道路側からはその無粋な「モルタル塗りのトイレ」は見えない。そして塀の一部に小さく「お手洗い」の看板、開けるまで何かワクワクした!

内側の写真
観光バスで大勢の人が押しかけるトイレでは無理だが、景観を生かして、うまくトイレを処理している。
これは! 使える! 米沢市上杉伯爵邸を設計した方に感謝!

2009年12月11日金曜日

フィリップ・コトラー著 マーケティングマネージメント

雑誌を整理していたら、管理人が尊敬する師匠(勝手に決めている、こちらはお顔を存じ上げているが・・・)
フィリップ・コトラー著 マーケティングマネージメントの記事。

国内で翻訳されて販売されているのが第12版。第1版を書かれたのが1967年。半世紀に近い。

米国では2008年に第13版が出版されている。第12版から、共同執筆者としてケビン・レーン・ケラー氏が加われている。

管理人が所有するフィリップ・コトラー著「マーケティングマネージメント」は第4版だった。1983年発行

酒の席で、先輩とマーケティングの話をしていると「つべこべ言わずにこの本を読め」と紹介された。

“目からうろこが落ちる”とはこのことなのかと・・・愛読した。25年前の代金4300円の価値があった。

デザイナーとしてマーケティングの話を多くできるのは、この本のお蔭である。以来フィリップ・コトラー氏を「師匠」と慕い、沢山の著書を買わして頂いた。(読まして頂いたと言わないのが謙虚なところ)積読。

そして、後輩とマーケティングの話になると「これを読め!」と偉そうに指導した。

マーケティングも「販売」と同義の時代から、
「4P」の時代(PRODUCT, PLACE ,PRICE ,PROMOTION)
今は顧客との「共創」の時代だと、わが師匠は説いておられる。

所有の第4版は約520ページの構成、第12版は約960ページに、目次を見る限り買い換えなくては・・・時代遅れのオッサンになりそう!

2009年12月10日木曜日

商品進化のサイクル

メーカーのモノ作りは、「顧客志向」「新技術」「品質」そして「デザイン」
デザイナーとしてメーカーに長いこと勤めてきて感じている。
商品進化の場面で各々の役立ちが少し異なる。

【顧客志向】 
これがなければ、誰も買ってくれません。でも企業の中にいるとそれを忘れる。毎日、毎日、今月の収益、関連会社の状況・・・などなど。

会社のメンバーだけで話をしていると、会社の常識=社会の非常識をしてしまう、だって毎日その話だから顧客志向を忘れる。用心!用心!

【新技術】
顧客志向の新技術は人々に利便性や幸をもたらす。
新技術開発 無くしてメーカーの発展は無い。

事業仕分けで、新技術が槍玉に上がっているのはおかしい。
わが国も世界から見れば「メーカー」。新技術無くして発展は無い。

日本は新技術と品質で世界に認められ、発展してきたのだ。
せめて、新技術の事業仕分けのメンバーは理系の方でやって欲しいな!

【品質】
メーカーが永続するためにはこれしかない。品質第一。
食の安全が問われているし、メーカーの謝罪広告も多い。悲しいね!

デザインと品質ではよくけんかをした。過去のデーターで品質基準を作ったものが生き残っている。それだけは現状に合わしたい。

本題の「商品進化のサイクル」

上の菱形  新技術が開発され、商品化される。
中の菱形  商品が売れると、他社参入があり、価格競争になる。
下の菱形  市場が成熟化、価格とデザインの競争になる。

「ユニクロ」はフリースでヒットし、その後デザインで勝負をかけたが、アパレルの世界は各社がデザイ勝負。で惨敗。すなわち「下の菱形」で負けた。

そしてフリースの原点に戻り、新技術の素材「ヒートテック」でヒット。「上の菱形」で勝負して勝った。

各社「ヒートテック」の類似品を出してきている、価格を下回って「中の菱形」の状況かな! ユニクロさん新技術で勝負でっせ!

これで新技術が出なければ、価格とデザインの競争になる。
いつも勝ち続けるためには、メーカーも日本も新技術が必要なのです。

民主党さんワカリマッカ!そして何時も「一番」を目指すのです。
そうすることによって、他社に、他国に勝てるのです。わかって欲しいな!

そして、「デザイン」はその「新技術」と「品質」を、顧客にわかりやすく、信頼のおける商品にまとめるのです。

2009年12月9日水曜日

「ムダ」も必要 楽しいボタンのデザイン

12月6日のTV番組「日曜美術館」のアートシーンで、神奈川県立現代美術館で、内藤礼さんの作品展の紹介があった。

イサムノグチさんの作品に刺激され、会場の一部に、ボタンを使った作品を出しておられた。管理人には、そのボタンの映像が目に付いた。

そして反省、高松=うどんではなく、高松=イサムノグチ庭園美術館とならなくては、デザイナー失格! 管理人は、先日高松でうどん屋めぐりをしていた。トホホ! 失格である。 アートより食い気?

ボタンは、人の顔だった。シンプルに人の顔を表現すると、ボタンになる。棒や点でこれだけの表現が出来る。それに気づく人を尊敬する。
図にして、見ているだけで楽しいですね。

服を買ったとき、ポケットに入っている、端切れやボタンを無造作にタンスの箱に入れている。 ボタンに興味がわいたので出してみた。

男物の服のボタンで、これだけの種類がある。あるオッサンの好みでフィルターがかかっていても、である。

まったく気がつかなかったが、ブランド名まで入っている。この程度なら、企業間で共通化できるといいのにと考えるのはオッサンだけ?

若者向け、子供向け、女性向け・・・となると、何万、何百万の種類のボタンがあるのだろうな!

それをファッションデザイナーが、なんだかんだと言って選んでいる。「最近良いボタンが少ない・・・」などとボヤキながら。

顧客は、色と大きさ程度は気にするが、ブランド名まで入っているのを気にする人はいるのだろうか? ニセモノ対策??

事業仕分けをしている人は、このボタンの種類は「ムダ」と言うだろうな! 昔、管理人も商品企画部長をしていたときは、部品の共通化をうるさく言っていた。

でもボタン程度なら、これだけあるのも選ぶ自由があって、楽しいものだと思いだした。選ぶ悩みを「ムダ」とは言えない。悩みは楽しみ!

ファッション、インテリアなどは、Aさんがゴミだと思っても、Bさんは宝だと思う。「ゴミに1万円払うインテリア好き」と言う言葉がある。

あんまり「ダム」? 「ムダ」とか言って省いてばっかりで、先の展望が見えないと反発が出て来まっせ! 
来年も流行語大賞が「政権交代」にならんように。タノンマス!

2009年12月8日火曜日

大阪天満橋の夜景

昨夜は、大阪天満橋に新しく出来た船着場八軒家浜のフレンチレストラン
「リバースイート大阪」で業界のパーティをしていた。

なぜこの店を選んだか、その理由は、この夜景。
大阪の街中でこんなに美しい景色が有りますか? 
ベニスとチャイマッセ! まさしく都心のリゾート!

時間になると、中之島の先端から噴水が・・・
ソメイヨシノのライトアップも、春も素敵だろうな。

結婚パーティ会場として運営されているが、空いていればカップルでも行けまっせ!事前確認したほうが懸命。

昨夜のように、オッサンデザイナーが貸し切っていることもあるし、結婚式が入っていることもある。

管理人は、この天満橋で産湯を使った。物心がついたときの八軒家浜には木造の廃船が何艘もあり、冒険できた。北側は、天満卸売市場の焼け跡だった。この界隈も美しくなった。

幹事役の管理人は、酒を控えパーティを粛々と進行させた。
パーティの途中で店への支払いを済ませ、しこたまワインをいただいた。

そして仲間と、タクシーでミナミへ

橋下徹知事 肝いりで進めていた「御堂筋イルミネーション」が試験点灯していた。御堂筋のどこかで業界仲間のN町女史やH田女史が立ち会っているのだろうな?所用で電話を入れたが留守電になっていた。
ご苦労様です。

12月12日から1月31日まで、寒い大阪を、100万個のLEDが、350本の銀杏並木を、暖かく、美しくしてくれる。

御堂筋のイルミネーション、またゆっくり拝見させてもらいます。
彼女と手をつないで・・・(ウソです)

大阪再発見の夜でした。

2009年12月7日月曜日

はし袋にアイデアを描いた 居酒屋での指導会

若いとき、先輩によく呑みに連れて行ってもらった。管理人が若かりし頃の飲み会の話題はほとんど仕事の話だった。

先輩にいろんな質問をした、そして沢山のことを教えていただいた。
そのときに忘れないように「はし袋」にメモをした。

A先輩と呑みに行ったとき、はし袋にメモをしていると「これか? K君が君の事を褒めていたのは」 

K先輩は「あいつは俺言うことをはし袋にメモりよる」「飲ましていても気持ちがいい、だからよく連れ歩いている」とA先輩に語っていたらしい。

色々教えてもらい、ご馳走になる。
学校では教えてもらうのに授業料がいる。
会社に入ると、美味しい料理と、酒までついてなおかつ無料だった。

近年、酒の席で部下と仕事の話をするのはあまりよくないとも言われている。「壁に耳あり障子に目あり」とも言われ、社外で仕事の話は・・・

仕事の進め方、アイデア発想など、食事をし、多少の酒があるほうが脳は活性化する。管理人も「これや!」と言って先輩とスケッチを仕上げたことがある。

我々庶民は、高級料亭での会合は不要、「赤提灯」でのご指導会 復活して欲しいものだ。

若手の人達は、先輩を誘って色々質問しよう!経済の活性化にも役立つよ!
先輩よ! 割り勘は野暮ですよ! 

2009年12月6日日曜日

購入時点での消費者心理 新車販売も大変ですな!

新車を購入する人に付き合った。管理人は買い物の現場が大好き。
売りたい人と買いたい人がどんな攻防を繰り返すのか・・・

そこに商品力がどうかかわるのか?

全てのモノの購入のキッカケは「好き」「嫌い」だと思っている。
だからデザインが大事なんや!

その「好き」「嫌い」が「感覚的」か「論理的」かに分類できる。
そして最終決心は概ね「論理的」に決まる。「納得価格」「納得性能」・・・

デザインが「好き」の3車種を、「論理的」に「性能」「価格」などを比較しに3店回った。

各社の店頭では、性能の話は程ほどに、営業マンは「見積もりましょか?」とくる。「このデザインはOOで良いでしょう」なんて売り言葉は皆無だった。

T社、飛び込みの見積でも、車両本体価格の1割は値引きしていた。
N社、真っ当な見積書で、口頭で「これから約50は引けます」
H社、・・・・ 
人は「価格」に一番弱いからか? 「好き」の次は「価格」か?

それでも、甲乙つけがたいときは、最終決心は営業マンの人柄。
モノを売るのではなく自分を売れ! と営業マンは教育されている。

どんなものでも、買ってもらうことは大変な努力が要る。
そして、意外なことで購入決心をすることもある・・・ホント難しい。

アイデアを出すのを「1の労力」としたら、製品化するのに「100の労力」、売上・利益が貢献するまでには「1000の労力」がいると言われている。

顧客と直接 話をする営業の人は大変やろな、と思っている。
だって顧客は「わがまま」だから。

営業努力しなくても、ドンドン売れる商品開発が理想やね!

2009年12月5日土曜日

讃岐うどんのビジネススタイル

先日、松山に講演に行ったとき、途中讃岐うどんに立ち寄った。
まっぷるマガジンの最新号を購入し

ナビに住所を入力、現地を尋ねても住宅地の中だったり、田んぼの中だったり、そして目的の店はわからない。

なかなか店がわからず、行き当てるのが楽しいのか、人気の秘訣か?
でも、腹ペコのオッサンには殺生だった!

6軒を訪ね歩き、たどり着けたのは3軒だけ。その店のお奨めをいただいた。
3軒目に訪ねた店のお奨めが「かき揚げおろしうどん」

それまでにぶっかけを二杯食べ、腹の中は8分目。 店の人が「1玉? 1.5玉、2玉にしますか」と聞いてきた「1玉で」 出て来たのがこれ!

かき揚げの大きさに絶句! ムムムムム!

ぶっかけにしておけば良かった。

どうにか平らげたが、もう讃岐うどんはいらん! と思った。

讃岐うどんのビジネススタイルは
売らんかなと、目の色を変えて顧客を探すのではなく、ウチの麺食ってみろ
旨いやろ! よかったらまた来い。 味と価格で勝負や! 

看板やのぼりもあげずに、ナビでも出てこない。店を探してうどんを食べる、それが人気を呼んでいるのだろうと推測。友人も「OO製麺所」わからんかったやろ!と偉そうにしている。

飲食業は「味」と「価格」がマッチすれば、人はどこまでも追い求めてくれる。隠せば隠すほど探す。ホシ印がついていなのも良いのかも・・・

でも、都会に沢山の讃岐うどん店が、看板やのぼりをあげて進出している、讃岐うどんのブランドはどうなるのか心配でもある。

2009年12月4日金曜日

ダイエット 7ヶ月で7キロ減量成功 1/75手法

ダイエットで75キログラムが68キログラムに(現在70キログラム)。

管理人は独身寮時代81キログラムあった。ウエストは88センチだった。

結婚して、飲み屋は1軒でやめて、ほとんど二次会に行かない品行方正な生活??をするうちに、だいたい75キログラムで安定してきた。

そしてそのうち、優しい家主様(女房)に甘えて、二次会、三次会と午前様が増え、それを繰り返しても、なぜか体重は75キログラム。
でもウエストは91センチになっていた。

そして成人病検診では年齢とともに、色々なデーターが警告領域に、あるとき、産業医が生活習慣病の薬を飲むように処方箋を手渡してくれた。

近くの医者にその処方箋を持ってたずねた。

その医者が言った
「これを飲めば数値は改善しますが、あなたの身体は改善されません、そして一生薬を飲み続けることになりますぞ!」

「それよりやせる努力をしませんか」
「やせれば、あなたの身体自体がよくなります」

管理人「や・や・やせます!」

医者「あなたは今75キログラムですね!やせ方をお教えします」 

「体重は口から入れる総量で維持されています」 

「口から入れる総量を減らせばやせます」

「今から毎食 75分の1を残してください」 
「カレーライスだとすればそのご飯を75分の1 もったいないけど残すのです。これだけです」
75分の1減らせば1キロやせます。

「そして、74キログラムになります。そうすれば74分の1残すのです」

「そうすれば73キログラムになります。73分の1残します・・・」
「次は言わなくてもわかりますね」

管理人「わ・わ・分かります!」
医者「カロリーなど一切考えずに 量を少し減らす、それだけです」
「朝バナナ1本だけも良い方法です」

管理人「お酒の量は???」
医者「一緒です75分の1残してください」
管理人「た・た・助かります(涙)」

そして管理人は、7ヶ月で7キログラムの減量に成功!
成人病検診の数値も改善、産業医もびっくり!

成人病検診のたびに、産業医にこの方法を「伝授している」
すぐに薬を飲めと言う産業医に問題ありでんな。

くれぐれも体重は、口から入れる総量で決まる。
忘年会の季節、食いすぎ、呑みすぎはあきまへんで!

2009年12月3日木曜日

龍神温泉 上御殿

以前から泊まりたかった宿の一つにこの龍神温泉「上御殿」がある。
今回 日本商環境設計家協会の水彩画仲間と行った。

和歌山県九度山町で知人に富有柿をいただき、ズッシリと車に積んで、高野山へ、そこから高野龍神スカイライン、約1時間で龍神温泉。

龍神温泉 上御殿とは パンフレットより
江戸時代初期、紀州藩主徳川頼宣公に、公のお宿の管理を龍神家に命ぜられ、上御殿の屋号を賜り、今もお殿様の泊まられた「御成の間」が残されている。
現在の当主が29代に当たり、820年余りの伝統を誇り・・・

パンフレットの表紙のデザイン素晴らしいね! 行きたくなる気持ちが沸々と湧いてくる。デザインし過ぎの面もあるが、OKですな!
マッチのデザインも上品でした。

湯もよかった、日本三大美人の湯ですから。 お風呂もよかったですよ! 内湯の湯船はヒノキかコウヤマキでしょうな? 女将に聞くのを忘れた。
もちろん女将の名前は「龍神さん」でした。

もう一つよかったのが、朝食。夕食も文句なしですが、
この朝食のおかずの種類・・・朝から熱燗が欲しいくらいです。

そして生卵、殻がスゴーク硬い、割ると黄身がプルン!プルン!
久しぶりに卵かけご飯を食べた。結局ご飯を二膳いただいた。

生活習慣病予備軍の管理人は、朝食ダイエットを実行している。
朝食は、バナナ一本か、野菜スープ・・・だけ。
遊びに行ったときは例外だ!

ダイエットを始めて、1割くらい減量でき、諸々の数値もよくなった。
ダイエットはスゴイ「売り言葉」になるね! 「美」にも「健康」にも。

2009年12月2日水曜日

高野山で景観への気配りを感じる

水彩画仲間と龍神温泉に行く途中、高野山でスケッチをした。 「自称画伯」の人達は、ホカロンを背中に貼って、スケッチを始めた。

管理人は「自称画伯見習い修行中」の身なので、近辺を散策。
だって、高野山は、小学校の林間学校以来? だもの。

商売柄感心したのがこれ! 高野山は景観の事考えていますな!
ガードレール。


そして、ベンチ

バス停のベンチも、いかがわしいOO金融のベンチではありません。
そしてチャンと屋根の下にあります。ビニール屋根も工夫が有れば

ベンチとゴミ箱も、さまになっています。

夜間照明の投光器を隠すカバーまで竹で出来ている。

こういうことまで気配りが出来ているから、よい景観を保てるし、
そして、世界遺産にも登録される。

こういう細部のことまで、誰が決めているのやろ?
1200年前弘法大師空海さんがお決めになったことは無いと思うが・・・

高野山のコンセプトを明確にして、景観の細部を決めておられる。
これらのことが出来ているから、お参りの人や観光客が来てくれる。

白いガードレール、ポリバケツみたいなゴミ箱、OO金融のブルーのベンチ、むき出しの投光器・・・では、景観は保てませんな!

コンセプトも大事やけど、細部も大事やね! 
管理人の持論、景観も商品デザインも「細部のミスが全てを壊す」

2009年12月1日火曜日

井上理津子著 「はじまりは大阪にあり」 ちくま文庫

先輩がJR天満駅近くのマンションにお住まいなので、時々天満駅界隈で楽しい酒を飲んでいる。小さな個人オーナーの店が多く、若い人も多い。

そんな時、現在は青森で大学教授をしている、元コンサルタント会社の役員だった、先生から、井上理津子著「大阪下町酒場列伝」楽しいそうです。とメールをいただいた。

まさしく大阪の飲み屋が何軒も・・・管理人も居酒屋が好きで、色々な店に足を運んできた、いわゆる気兼ねなく呑める「赤提灯」の店が好きだ。

親父や、客と友達になれる店。そんななじみの店が、南森町に、曽根崎新地に、片町に、野田に、門真にあった。でもいろいろな事情で店は既に無く。寂しい限りである。

個人オーナーの、個性のある親父がいる店が少なくなっているのではと危惧していいたが、冒頭のJR天満駅界隈では、多くの若い人達が起業し、また古くからのオーナーもがんばっている。

ものつくりでは、新事業が育たない。昔の人は次々にトライしていた。
大阪人はもっと気楽に、よそに無い「新」を創出していたで! と
元気が出るのが、井上理津子著「はじまりは大阪にあり」ですわ!

「はじまりは大阪にあり」 「大阪下町酒場列伝」 双方とも月刊誌「大阪人」に連載されていたものをまとめておられる。

雑誌「大阪人」楽しい雑誌です。大阪在住の方はぜひ! バックナンバーでも購入できます。

「はじまりは大阪にあり」には新事業がオンパレード。回転寿司、即席めん、レトルト食品、折る刃、おまけ付き商品、私鉄、電卓、ターミナルデパート・・・

などを6章にまとめられている。

第1章 大阪的企画営業力「人のやらんことをやれ」
第2章 大阪的発想「よっしゃ、ピンときた」
第3章 大阪的開発ドラマ「思い切りやったんで」
第4章 大阪的生活感「ざっくばらんでいこ」
第5章 大阪的好奇心「それ、ええやん」
第6章 ハイカラ大阪「東京に負けへん都会やし」

大阪を愛している人なら、いつも「新」を考えているデザイナーなら、この本は一気に飲み・・・じゃなかった。 一気に読めます。ぜひ参考に!

大阪の伝統守って、気楽に、ざっくばらんに、人のやらんことを、次々と創出したいものデンナ!

2009年11月30日月曜日

愛媛県内子町 木造劇場 「内子座」

講演の翌日、朝から道後温泉の湯にゆったりと浸かり、しっかり朝ごはんをいただき、新聞を読んでいると、「内子町」の記事が・・・

今日は、観光客として、四国最西端の佐田岬に行こうと思っていた、景色とみやげの海産物を求めに・・・

予定変更! デザイナーなら「内子町」行く! 決定。
内子座近くの観光客用駐車場に車を止めて

まずは木造劇場の「内子座」へ、
木蝋や生糸などの生産で栄えていた時代、芸術・芸能を愛していた人々の熱意によって、大正5年に完成。昭和60年修復、現在でも劇場として活用されている。定員650名。



2階座席から内部全貌を、枡席がよくわかります。

舞台から、客席をみる。

こんなことも出来ます。


そして「商いと暮らし博物館」に立ち寄った。
明治からの薬商「佐野薬局」の敷地・建物を博物館として公開。
大正10年頃の薬屋の暮らしを再現している。

各部屋に、リアルな人形がいて、センサーで感知し、しゃべりだす、誰もいないのでビックリする。

各部屋には、裸電球が一つ。管理人が物心ついた1955年頃でもこれに近い生活だったような気がする。

大正10年(約90年前) 薬パッケージのデザイン、龍角散や武田薬品のマークがあるのに驚きだが・・・

商品名が中央に大きくあり、効果・効能を大きく書いていないのは、対面販売だったからでしょうな!
当時の媒体を使って、商品名を訴求していたのではと推測されますな。

でも、デザイナーもいない時代なのに、なかなかのデザインでんな!
現代のデザイン料を頂戴しているデザイナーも負けていたらアキマヘン!

内子町の町並み保存地区もよかったですよ! 皆さんもぜひ!

三度目の正直 大洲市  「臥龍山荘」

松山での講演依頼があり、「よし!今度こそ愛媛県大洲市の『臥龍山荘』にいける」と喜び、即快諾した。

10年程前、臥龍山荘に行ってきた当時の職場の仲間から、絶賛の話を聞き、行こうと決めて、過去2回トライし、行きそびれている。

一回目、もちろん道後温泉にゆったり浸かって、翌朝目が覚めると、一面は雪景色。なに! 松山は雪が降るんだ? 道路通行止めで断念。

二回目、車で行き、温泉に浸かり、天気も最高! 朝風呂にも入り着替えをしていると「ギク!」と腰が・・・片足立ちで靴下を履こうとしたのが原因、病院が開くのを待ってタクシーで整形外科へ・・・トホホ!

三度目の正直、午後から講演があるのに、早起きをして「臥龍山荘」に車を法定速度でぶっ飛ばした。大洲まちの駅「あさもや」に車を止めて、店の美人のお姉さんに臥龍山荘までの道順を聞いた。

途中、「おはなはん通り」や「明治の家並」を歩いて臥龍山荘へ


やっと来ました「臥龍山荘」 門をくぐるといきなり石垣からニョキ!
イヤー驚きました。

入場料500円を払って臥龍院へ、室内は撮影禁止。

そして、不老庵、裏から見ました。この柱を見なくては・・・
生木が柱として使われている。摩訶不思議。

N村先生と一緒だったら色々解説が聞けてよかっただろうな! 
なあ! S山君。

不老庵 外部より見た岩場に立っている姿 パンフレットより

何を見ても美しい。庭石も美しく楽しい。






美しいものを見ると、デザインへの意欲が高まりますな!
雨上がりの、紅葉の、臥龍山荘が見れたことに感謝して・・・
受付の美人のお姉さんに「絶対また来るからね!」と約束をして、途中コンビニおにぎりを買って、講演会場にぶっ飛ばした!もちろん法定速度で・・・

2009年11月27日金曜日

愛媛県職業能力開発促進大会

道後温泉の、坊ちゃんの、坂の上の雲の、正岡子規の・・・愛媛県松山市に行き、講演をしてきた。

会場は愛媛県生涯学習センター内の「県民小劇場」HPより。



どん帳のデザインが、光ファイバーを使って愛媛を表現し、いく通りものシーンがある。なかなか幻想的でよかった。LEDでも、有機ELでもどん帳のデザイン出来そうですな!

でも「仕分け人」にかかると「そこまで必要ですか?」「木綿のカーテンで・・・」と言われそうですね!

仕分け人のお兄さんやお姉さんには、もっと未来を考え「科学」や「文化」や「デザイン」を知って欲しいね!

それもこれも「戦略室」はあるけど「戦略(未来の有るべき姿)」を明確にていないからでしょうな!

講演の主催は「愛媛県」「愛媛県職業能力開発協会」「愛媛県技能士会」
来賓挨拶、表彰式、研究発表などがあり、管理人の講演

タイトルは
~世の中の変化を読み取る~「無」から「新商品」開発の話

チョット時間が押していたので、得意の大阪弁で、早口でしゃべりまくった。
途中「ここは、笑えよ!」と、真面目で大切な話を、面白おかしく講演した。

主催者側の人に感触を聞くと「誰一人寝ていなかったので成功です」
講演は、内容もさることながら 「寝ささないこと」が重要なポイント?

2009年11月24日火曜日

「慣習の美」 及第点のデザインを素早く

なぜ人は、直感で瞬時に「美しいもの」と「醜いもの」を見分けるのか?

管理人の持論である「慣習の美」 
社会の人々に広く承認されている行動様式などは「安心な美しさ」として判断され、見慣れないもの等を「危険を感じる醜さ」を思う。

人は「好き」「美しい」と思うものは、ズーット見つめる。
「嫌い」「醜い」ものには、目を背ける習性がある。

見つめることの多いものは「好き」「きれい」「許せる美しさ」・・・
見慣れないものほど「恐い」「グロテスク」「不気味」などになる。

目にとまることが多いものは、比較的好きになる。

持論の「慣習の美」を、この本では、言葉使いは異なるが、論理的に解明してある。
山口真美著「センスのいい脳」 デザイナーはぜひ読んで欲しい!

この本を読んで、「慣習の美」を活用して、すばやく60点以上(及第点)のデザイン(ここでは狭義の色形のこと)をして欲しい。

そしてテキパキとこなし、余った時間で、日常業務と違うことをすることによって新しい発想が生まれまっせ!