良い商品でも 伝える努力をしなければ 売れません
毎朝気持ちよく 起こしてくれる 愛用の 目覚し時計
試供品シールも ２０年間ついたままです
約２０年前 商品企画から デザインまでを担当
ターゲットは 「熟年世代」
ニーズは 下記の ①～⑤
① 寝床で アナログ（針式）の目覚し時計は見えにくい
② 大きな数字の 目覚し時計が欲しい
③ デジタル ややこしいボタンで セットするのは 嫌や！
そんなんで
丸いところを 回すと 数字が変わります
右に回すと増え 左に回すと減ります
ゆっくり回すと ゆっくり 早く回すと早く変わります
（底面のスライドSWで 現在時刻と目覚し時刻の切替）
④ 電池交換も 面倒
全体の形状を配慮して 単２電池 ２本にしました
アルカリ電池なら いつ入れたのか 忘れるくらい持ちます
（約１０年位か？ 当初の設定は？？）
⑤ まだ暗いうちに 目が覚めたとき 時刻を確認したい
上の横長ボタンを押せば バックライトがつきます
押しミスのないように 製品の幅と 同じ長さのボタンです
１８ｃｍ×７ｃｍの大きさで 文字は大きいがモノはコンパクト
おおよその寸法関係は 下図参照
モニター評価で 絶賛され 発売
残念ながら 既に生産中止で 販売されていません
美人薄命・・・GOOD DESIGN短命・・・
結論は 売れなかったから 短命に
この商品の失敗は 「伝える」努力をしなかったことです
いくら良い商品でも 伝えなかったら アキマヘンな！
一生懸命 伝える努力をしなければ 誰も知らない
知らないものは 買えません！
商品開発の理想は
商品の良さが 伝わり 営業マン不要の販売・・・
クチコミで広がるようになるまで 「伝える努力」は必要
アイデアに 「１」 デザイン・設計に 「１０」
製品化に 「１００」 販売に 「１０００」 のパワーがいる
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