2010年4月4日日曜日

80点デザインをすばやく出来るのがプロ!

世の中に「2対8の法則」がある。
「2割の富裕層に総資産の8割が集中」
「上位2割の顧客の売上が売上全体の8割を占める」
「トップ20%の営業マンが売上の80%を上げる」
「成果の8割は2割の時間で得られる」

デザインの仕事でも、80点のデザインをすばやく出来るのがプロ。
そして、90点、95点にするためには時間もかかったりする。

100点なんて考えると、なかなか到達しないかも。

いつでも、短期間で、80点のデザインが出来るデザイナーがプロだと、管理人は思っている。

仕事を頼まれると、80点ならすぐに出来ますが、100点も求められると、奇跡を待つしかありません。なんて言いたいですな!

プロとしていつもいつも短時間で80点以上キープするためには何をすればいいのか? イチローも遼君も毎日毎日考え練習している。

デザイナーの毎日の練習は? 管理人は「情」「創」「伝」を毎日24時間考えることだと思う。 ベートーベンのモットー「一行も書かざる日なし」。

水彩画の初心者である管理人は80点に時間がかかりすぎる。毎日練習もしないから、それなのに明日から「ハジ」をさらします。

4月5日~10日まで、水彩画仲間の「旅の水彩画展」が開催される。

地下鉄御堂筋線「西中島南方」1番出口下車、東へ歩いて3分。
アートギャラリー「シェスタ倶楽部」 電話06‐6303‐6686

師匠のOO大先生様(これくらいヨイショすれば・・・)は、口数も多いが、手も早い、現場にて1.5時間で仕上げる。そして80点以上キープ。だから師匠。

管理人は、現地の1.5時間では絵にならず。自宅で仕上げる。コツコツと細かく、性格が出る。絵にならず、まるでパースペクティブだ。だからいつまでも「画伯修行見習い中」若葉マークが取れない。

「画伯修行見習い中」の作品は、会期終了後、宗右衛門町の特別ギャラリー(スナック)に1年間展示される。暗闇で見るとなかなか・・・

暗闇は「七難隠す」。 ありがたいことですな。
真っ暗にすればプロ同等デッセ。 見えないだけでんがな。

2010年4月2日金曜日

ランプ寿命を考える 「門柱灯が10年間も」

3月31日の年度末に、我が家の門柱灯のランプが切れた。近くのM電化でランプを購入。900円

ランプ寿命を見ると定格寿命6,000時間になっている。

以前 管理人はランプ寿命1,000時間、100円と本ブログで書いた。

白熱電球は1000時間で100円。 丸管蛍光灯は12,000時間で1,200円。 LDE電球は40,000時間で4,000円・・・
その分析から行くと、少し割高。それはあくまで、商品表示の定格寿命。

我が家は、2000年4月1日竣工。門柱灯はそのときから、明るさセンサーで自動点滅。 お見事、ちょうど丸10年。(定格寿命の意味は? LEDのように、明るさが半減した時を定格寿命としているのか?)

単純化して計算してみると。(ランプが切れたときが寿命とする)
暗くなって点灯、明るくなって消灯。 点灯時間を1日10時間にします。
10時間×365日×10年間=36,500時間。

庭園等のランプが2年ほど前に切れて、長く持ったのに感心しつつ、門柱灯はいつまで持つのか? 楽しみにしていた。

でも、ビジネスとして考えたら、どうなのかな?
6,000時間経つと、切れるものが発生しだし、倍の12,000時間でほとんどが寿命となる。

そしたら今の3倍は売れる。 嗚呼! 女々しい発想をしてしまった。

Pa社さんではそんなこと考えてまへんわな。寿命は長ければ長いほどお客様は喜ばれる。

社長さん、技術部長さん。製品寿命のバラツキを少なくするのは、ホンマ、難しいデンナ。顧客満足とビジネスの谷間で・・・

でも、よーく考えたら、だいたい10年間でテレビも、洗濯機も、冷蔵庫も買い換えましたわな。照明はランプだけ。それは需要喚起につながる新しい技術開発していないからでっか? 

先日の新聞記事では、LED電球買い替え意向が30%超。デザインだけではなかなか需要喚起デキマヘンな!

2010年4月1日木曜日

ジョージア ダブルグリップ よく出来ています。

コカ・コーラさん偉い。

長距離車を運転する時、コーヒーが飲みたい。でも、缶コーヒーは、目で、のみ口の確認が必要で、安全運転に適していない。そして、こぼれるから嫌だ! と思っている。

だからキャップ付きのコーヒーを探して買い求める。もちろんメタボ対策で無糖。D社のアルミボトルは寸足らずで太く、持ちにくい。などなど、良いのがなかなか見つからない。それが有った。

先日の春スキーの帰り道、恵那峡SAの自動販売機にジョージア ダブルグリップを見つけ買い求めた。

商品シールの売り言葉。
ドライビングシーンをもっと爽快に。
握りやすく、つかみやすい「ダブルグリップボトル」採用。
ドライビングシーンでもっとリフレッシュできる、爽快後味のブラックコーヒーです。
(注:写真の中味は絵の具の色です、飲み干したので・・・)


このクビレ! 持ちやすいです。 親指と人差し指で持てます。手探りでも、持つ場所がわかる。自然にクビレに手が行く。
残りの指でハンドルをさわれます。だから運転中キャップもはずしやすい。

ペットボトルのかたさ・強度も良い。ぜひお試しあれ!

味も、管理人好み、価格は160円。200円でも許す価値がある。
だって、美味しくて、安全運手に貢献していると思うから。

我々もこういうデザインをせなアキマヘンナ!
コカ・コーラさんありがとう! すべてのSAに置いてな!

他社のペットボトルに一言。
最近エコだと言って「フニャフニャ」のペットボトルにめぐり合う、蓋があいたままだと、持つ力で飲み物が溢れる。それは「エコ」ではなく、企業の「エゴ」デッセ!

2010年3月31日水曜日

「すなお」「なつかしい」「かわいい」は売り言葉?

6年前、水彩画クラブの運転手として仲間に入れていただき。初めて運転手として訪れたのが阿智、大正村~馬籠。

先日、春スキーに向かう途中「馬籠」に寄った。6年前下の写真の場所で約2時間この風景とニラメッコしていたので、今でも鮮明に覚えている。
 
デザインの仕事でも、集中して考え、まとめ上げたものは、後日形状、寸法まで、何十年経ってもスラスラ再現できるもんね! 勉強でも、仕事でも、スケッチでも集中すると、記憶できることをあらためて知った。(40年遅いやろ! 学校に通っているときにやらんかい! と亡き父が・・・)

昼食を「恵盛庵(けいせいあん)」で、山菜蕎麦をいただいた。蕎麦もおいしいけど、その店に飾ってあった、絵にほれた。(写真はブレてごめん)

奥さんに聞くとお嬢さん小学5年のときの作品「永昌寺山門」、ダイナミックで、素直で、迫力があった。

永昌寺山門を見たくなり訪ねた、普通の山門だった。

オッサンはこの山門を見て描こうとはしないし、描いても彼女のようには、ぜったいに描けないと思った。

彼女は素直に山門に感じたものを画用紙に描けた。オッサンの「画伯見習い修行中」は、恥ずかしくないように上手に描こうとして? 素直で無い。オッサンは、アキマヘンナ!

島崎藤村記念館にも入ってきた。そこから永昌寺が見える。

感心したのがこれ。記念館の説明ビデオ室の椅子が、小学校(幼稚園?)の椅子。嬉しくて座ってみた。座面は床からジャスト30センチ。

けっこうくつろげる。子供になった気分。気持ちもいい。若返る。 
「すなお」「なつかしい」「かわいい」のキーワードの組合せは何か仕事に使えそうな気がした。(オッサンはこれやから素直になられへん!)

2010年3月30日火曜日

白色が好きな日本人と トヨタの戦略

管理人は白色の雪景色がすき。


日本には、白色の車が多い。
企業にいた頃、毎年海外から留学生を受け入れてきた。欧米人も、アジア人も、白い車が多いことにビックリする。

中国人留学生は、日本の医療対応は素晴らしいと、街中の半分は救急車だと、感心していた??

当事 受注生産的 対応だった自動車販売を、トヨタが大量販売の方策として、売れ筋の良い「白」を事前に大量生産、在庫し、即納対応を整えた。

注文、即納で一気に販売を伸ばした。他社も追随した。だから日本には白い車が多い。

キレイ好きの日本人は白が好きだということもあるが、それを見事にビジネスに生かした、トヨタさんは偉い!

管理人は白い雪が好き。冬は第二のふるさと長野県白馬村に行くのが楽しみだ。以前はゲレンデが好きだった。ゲレンデから青木湖を望む。

今は、朝の田んぼ道もすき。姫川(白馬村から新潟県糸魚川に流れる)源流がこの先にあり、雪解け水が湧き出ている。

下流方向に、白馬岳が、少し朝もやがかかり、いい景色ですな。

朝日が・・・(何時に散歩してんねん?)

別荘(40年間お世話になる民宿)の庭には、福寿草が、もうすぐ春デッセ!

自然が作る景色は、きれいですな。いつも感心してます。ほったらかしの落ち葉までが福寿草の、背景として見事に生かされている。

2010年3月29日月曜日

スノーボーダーのインナーにビックリ!

この週末、第二のふるさと長野県白馬村へ春スキーに。

スキー場のレストランでお茶していると、ボーダーの男の子が入ってきて上着を脱いだ。インナーと呼ぶのか、サポーターと言うのかオッサンはわからないが、ビックリ!(写真は、男の子がうつむいている)

肩、ひじ、背中にパッドが、以前腰にコルセットをしている子はよく見たがこれは初めてだった。

安全重視の、オッサンスキーヤーのインナーは、ヒートテックのタートルネックと股引だけだ。

スノーボーダーの若者はゲレンデに来ても、食べない、飲まない、そして宿に泊まらない。駐車場が寝床らしい。でも、道具と服装には金をかける。

若者よ! スキー場でもっと金使わんと、スキー場が次々つぶれているやないか! もっと食え、もっと飲め!でないとボードする場所なくなるで。

オッサンはVIPルームで食べて飲む。大人7人、子供2人の胃袋に入った。もちろんビールも赤ワインも。売上に貢献するのはオッサンデッセ!



ご馳走様でした。メタボのくせに、食いすぎやろ!

2010年3月26日金曜日

何でもかんでも、暗証番号? もっと知恵を!

運転免許証の書換えに行ったら、暗証番号8桁の登録が必要になっていた。運転免許証に暗証番号が何でいるねん?
パスワードや暗証番号どれだけ覚えればいいの。 オッサンは覚えきれない。

キャッシュカード、クレジットカード、航空会社や鉄道会社のカード、携帯電話、ネットの中でも多数のパスワードが必要。

銀行やゴルフ場の貴重品金庫などは4桁だが・・・ネットの世界ではユーザーIDやら、暗証番号も8桁や、英文字も組み合わせて20文字以内に、

嗚呼! 覚えきれない。いろいろ不正が発覚し、ICチップのカードや、指紋認証など対策は進んでいるが、暗証番号の桁は増えるばかり、オッサン・オバハン対応の知恵が欲しい。

わかりやすいのが、今日開幕のプロ野球予想。
一昨日のTV番組で、坂東英二氏が、セリーグ 1位巨人、2位中日、3位阪神・・・と予想していた。坂東さんもとうとうタレントになったな! 野球のことがわかっとらん! 魚津商業と甲子園で18回投げ、再試合までした元プロ野球選手がとうとう予想まで出来なくなった。

バカモノ!! 今年はタイガースが優勝するにきまっとる。うれし涙を拭くためのティッシュまで、用意してある。(誰や? 悔し涙を拭くために・・・といってる奴は・・・)
皆さんも、応援タノンマッセ!

2010年3月25日木曜日

欧米人は黄金比 日本人は白銀比が好き

以前、居酒屋で、こんな話を聞いたことがある。欧米人は「黄金比」が好きで、日本人は「白銀比」が好きだ。

だから「モナリザ」の顔は「黄金比」である。そして「キムタク」は「白銀比」である。ホンマかいな?

黄金比とは(1:1.618)

白銀比とは(1:1.414)A列、B列の紙のサイズ。

白銀比で思い出したのが、笹岡隆甫氏(華道家)。NHK課外授業ようこそ先輩で、小学生に生け花の指導。その内容が管理人推奨のデザインの考えと同じ。

1.自然の姿を手本に
 (管理人論:人々がいつも目に触れるものには親しみを感じる)

2.引き算
  一つひとつの花を引き立てる
  際立たせる
  同じ花で面を作らない。
(管理人論:デザインは引き算、主役と背景を明確に)

3.三角定規10:7
(管理人論:目に触れる、紙サイズA4,B5・・・この比率、すなわち白銀比)

4.誰かに思いを伝える
  花を生けることにより伝える
(管理人論:考えを伝える、なるほどと思わせると伝わるなどなど)

男前が解説するカッコよろしいな!

で、TURUBE似の管理人が、下手なペン使いで「黄金比」の枠で「モナリザ」。「白銀比」の枠で「キムタク」を模写してみた。なんとなくそれらしくなる。

でも、Googleで検索すると、同じような話が沢山あったのでがっかり。でも、居酒屋の話題にはピッタリですな。

2010年3月24日水曜日

大阪暮らしの今昔館「聴竹居と藤井厚二展」

先日、門真市での講演が早く終わり、JR天満駅近くで、美女(秘密)と食事の約束をしていた。この時間なら食事の前にチョット寄り道を・・・

天神橋6丁目にある、大阪市住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」で「聴竹居と藤井厚二展」をやっている。門真から跳んでいった。
写真は「聴竹居」のHPより。

「大阪くらしの今昔館」に17:10についた。ヤッター見れる。もう頭の中は早くても、閉館は18時だ! と思っていた。

ナッ!ナッ!ント入館は16:30まで、17時閉館。これはないやろ!
ヒラマッアン! 以前セミナーに来たときは18:00開演もあったで。

仕方なく気を取り直して、天神橋商店街は、昔「十丁目筋商店街」呼ばれ
地元民は「十丁目」と呼んでいる。

生まれ育ちが天満のボンボン? の管理人は、6丁目までは過去何度も来ているが、6丁目の、先の7丁目からを、知らない。
下の写真は、北側から6丁目の入口を見る。ここは商店街。

よし!十丁目まで歩いてやれ。北へ、北へと歩いた。商店街としては7丁目途中で終わる。その先はマンション・オフィス街。そして、十丁目ではなく、8丁目で終わりだった。
下の写真は、北側から8丁目の入口を見る。ここはオフィス街。

「大阪くらしの今昔館」が17時に閉館するから、天神橋筋を探索できた。と慰めながら、トボトボと天神橋5丁目の美女の待つレストランに向かった。

「大阪くらしの今昔館」での「聴竹居と藤井厚二展」は、4月11日(日)までやってます。16:30までに入館してや! トホホ!

2010年3月23日火曜日

シンプルな農作業小屋に デザインの原点が

田んぼ道を歩いていたら、農作業小屋が目に入ってきた。管理人は「美しい」と思った。なぜなんだ? 

建築は浅学菲才の身ですが、工業デザインの見地から考えると、最小限の構成要素で出来ているから“美しい”と考えられる。 

誰がデザインした?? 何も考えずに最小限の構成要素で大工さんが作ったらこうなった。と言うことでしょうな!

なぜか、新薬師寺の本堂を思い出す。土間に太い柱が立ち、天井は無く、やねの構造が直に見える。はじめて見たとき、シンプルで、“美しい”と思った。

芸術家であり、万能の天才である。レオナルド・ダ・ヴィンチはんが、ゆうてはりますな! 「単純であることは、究極の洗練である」

単純な、簡単な、わかりやすい、容易な。 何事も、シンプルにして考えなアキマヘンナ!

あれや、これや、色々なことを考えすぎたモノに、いいデザインはありませんな! 良いなと思うモノに「専門家(デザイナー・建築家等)」が絡んでないモノが多い。要注意でっせ! 

2010年3月22日月曜日

春デンナ! 道路反射板に感心した。

昨日強風の中、近くの堤防沿いの遊歩道が完成したので、メタボ対策に
1.5時間歩いてきた。 イヤー!春デンナ もう桜は咲いてマッセ!

一部区間、車も入るのか? 下の写真の反射板が設置されていた。色は白とオレンジになっており、少しテーパーがつき、見やすさ、反射しやすさが工夫されている。よく考えてあると感じた。

この場所では、片側にしか設置されていないので、色を白とオレンジにしている意味は「往路白、復路オレンジ」の意味かな? 両側にあると左右で色違いにするためかな?

まだ一部工事中のところもあった。ソーラーの点滅灯が設置してある。昔なら配線して電気を供給していたが、昨今電気エネルギーは天から。

昼間の充電で、夜間10時間以上持つのだと推測する。値段も性能も詳しくわからないが、もうチョット考えれば良いものになりそうですな。

このような製品にも、商品企画やらデザインが関与するともっともっと良い製品になりそうだと思った。

2010年3月21日日曜日

謝恩会 若いことはいいことだ! センスもいい!

デザインセンス 「スパイラルアップ」を再認識した。

土曜日、非常勤講師をしている大学の謝恩会があり参加してきた。地下鉄御堂筋線中津駅の「ラマダホテル」。 管理人の世代では「東洋ホテル」の方がわかる。

入場するとき、名前を呼ばれて入場。なんかスターみたい? 少し挨拶があって、乾杯、そして余興、会場が暗くなりスッポトライトが

男子学生7名がステージで、歌う、踊る。イヤー素晴らしい。踊りも歌も、上手い! 素人とは思えない。管理人は感激した。

後で学生に聞くと、2週間ほど練習をしたらしい。オッサン世代ではこんなパフォーマンス無かった。今はできない。トホホ。

衣装のセンスもいい、工夫もこだわりもある。素晴らしい。パチパチ!!
すべての物事は、時代とともに進化すると、痛感した。

講演でも、デザインのセンスは、オッサン世代より、子の世代が、そして孫の世代がセンスアップする。と語っている。若い人に任せと!

オッサン世代が良いデザインを商品化し、その良いデザイン環境の中で、育った子供たちがもっと良いデザインする・・・これをQC用語で「スパイラルアップ」と言う。

だから、若い人のほうが「美的センス」はあるはずですな! でも、これは一般論であり、個々の能力には、バラツキがある。

ほとんどのオッサンデザイナーは「俺が一番や!」と思っている。 管理人もその一人? 難儀なことですな!

2010年3月19日金曜日

衆知を集めて、和親一致

散歩道の河川敷で連凧をあげている人がいた。企業に勤めていたときの企業の「遵奉すべき精神」の一項目「和親一致の精神」を思い出した。

ある時、組織が分散しバラバラだったのを、まとめ大きな組織になった。そして最高責任者の最初の方針が「風吹けば凧が・・・」。

説明を聞けばわかるが、全員が理解するには難しかった。部長列から不協和音が・・・組織で大切なのは「和親一致」。

大きな組織になったことを理由に、レクレーションを兼ねて1泊2日の行事を企て、初日は方針の「風吹けば凧が・・・」を受けて「良いデザインを創出するには」の命題で、チーム編成、ディスカッション、各チーム模造紙にまとめ、発表。すなわち「衆知を集めた」。

あとは大宴会。約130名。宴会後は各部屋で二次会。朝まで続いた。多勢は多勢の、少人数は少人数の騒ぎ方がある。楽しい思い出だ。

各チームがまとめた模造紙13枚を持ち帰り、二人で「良いデザインを創出するには」をKJ法等で分析、そして8か条にまとめた。

衆知を集めた「風吹けば凧が・・・良いデザイン8か条」として発表。不協和音は消えた。新組織が「烏合の衆」にならずにすんだ。30代だった。

30代が音頭をとると、和親一致ができる。「若い奴が、まとめたんや!」は、トップダウンよりパワーがあると思った。

大きな組織の方針は、どうしても精神的なものになる。それをいかに実行項目に落とし込むか、衆知を集めて・・・永遠の課題デンナ!

「和親一致の精神」 
個々にいかなる優秀の人材を聚(あつ)むるも、この精神にかくるあらば、いわゆる烏合の衆にしてなんらの力なし。 

2010年3月18日木曜日

榮山寺 八角円堂(国宝)

柿の葉寿司の疑問を抱えながら、レストラン「よしの川」から歩いて5分の榮山寺を訪ねた。管理人は始めて。仲間は数回目らしい。建築を学ぶものは必ず来るところ、ですって。

訪れる人が少ないのか、管理のおじさんは入山料を受け取ると、木を植えるのに忙しそうだった。そして話を聞こうと話しかけると「パンフレット読んで」と言われた。

八角円堂の周りに柵があるが「今日は入ってよい」と、堂の中も「立ち入り禁止」看板あるがそこも「どうぞ」ですって。いいおじさん。

喜寿の建築家の先輩から八角円堂の解説を受けた。博学多才の先輩には、全員が感服。口の悪い管理人は「ガイドさん説明お願い」なんてつい。

屋根を支える垂木。下の楕円の材を「地垂木」上の角材は「飛えん垂木」と呼ぶらしい。構造材でもあり、意匠でもある。イヤー勉強になりますな!(影の声:エエ歳こいて、そんなことも知らんのか、アホ!)

薬師如来後背の上昇する曲線がなまめかしく心に響く。

もう一つの国宝が、下の写真左の梵鐘。パンフレットには、青銅製高さ157cm、口径89cm。竜頭の精巧なことは本邦梵鐘中随一。その均整のとれた鐘身の美しさは、平安時代の金工品中、京都神護寺、宇治平等院の鐘とともに、平安三絶の鐘とされている。

スケッチ旅行の楽しいのは、知らない所が色々見られること。そして色々なものが食べれること。

世の中知らないことだらけ、ビックリすることだらけ、「可愛い子には旅をさせよ」ではなく「はげたオッサンは旅に出よ」。

2010年3月17日水曜日

柿の葉寿司の疑問

日曜日スケッチ旅行の帰り道、奈良県五條市 榮山寺橋畔のレストラン「よしの川」で、にゅうめんと柿の葉寿司をいただいた。

仲間と食べながら、柿の葉なぜ緑のままか? 
昔地元では、夏の風物詩だった。
今は年中食べれる。柿の葉の保存方法を考えた人が偉い。

想像では、塩漬けにし、密閉、水洗い・・・などと話をしながら
食したあと柿の葉を積んでみると ナント! 大きさが揃っている。
管理人の測定では、2ミリ以内のバラツキに収まっている。

九度山で柿を栽培している友人も以前は葉っぱを出荷していたらしい。
渋柿の葉を使うとか、年80万円くらいの収入だったらしい。

葉っぱやから、64万やろ!(爆笑)

なぜ、葉っぱの大きさが揃っているか?
自動化設備で柿の葉寿司ができているかも。回転すしでも半自動だもの。
そのために、バイオ技術で、同じサイズの葉ができる柿の木を作った?

柿の葉寿司専用の、水耕栽培で柿の葉だけが生産されているかも?
今の時代なら、中国にて人海戦術で収穫しているかも?

いやいや、すでに人造柿の葉かも、と疑いたくなるほど形が揃っている。
一度調べてくださいよ! 九度山の画伯殿。

2010年3月16日火曜日

飲食業は「味」「人」「価格」「デザイン」「立地」

旧大宇陀町の中心部松山町にスケッチに。「まっちゃま町(地元の人はそう呼ぶらしい)」は古来より交通の要衝として栄えてきた。

南北に通じる街道に面した町家は、南側を店の間、北側を座敷とつながり、その間にふさわしい格子が表情を作っている。

町に入って少し歩くと、ひげを生やしたお兄さん(40代?)が「3月5日にオープンしました・・・」飲食店の手作りチラシを。

あいにくの小雨模様で、ゆっくり見物も、スケッチもすることができなかった。(管理人は見習い修行中で口は早いが、手は遅い)先輩はサッサと仕上げていた。

昼ごはんは、そのひげのお兄さんの店に。人に惹かれた。店内に入ると、なかなか手作り感が良いイメージを出している。また素敵な絵も、小物も置いてある。

洗面スペースが、調理人兼オーナーの奥様の手作りだとか? 店舗設計の仲間と、単純・シンプル・素材を生かしてよく出来ていると感心した。

素人でも少し知恵を出すとここまで出来る。玄人の知恵はもっともっと極めなアキマセンナ! と皆が考えさせられた。

さて、昼食。店の一押しは「大和牛 丼(やまとうし どんぶり)」。

管理人は商品開発を長くしてきたが、商品開発は、①に機能・性能、②に価格、③④が無くて、⑤にデザイン。と言ってきた工業デザイナー。

それを飲食業に当てはめると、①に味、②に人、③に価格、④⑤が無くて、⑥に店舗デザイン、⑦に立地。なんて言ったら友人の設計者に怒られるかな?

このお店の一押しメニュー「大和牛 丼(やまとうし どんぶり)」。
期待感は、吉野家の牛丼を上回る・・・しかし、チョット??だった。

「うまみと滋味に満ちた大宇陀特産の、大和牛や玉ねぎ、こんにゃく、吉野葛、醤油などをじっくり煮込んだ特性・・・」と講釈を受けた後だったのでイメージが膨らみ過ぎたのかも。肉が前面に出ていない丼だった。

「まっちゃま町 丼(大和牛と地元食材で・・・)」と言うほうが、別の期待になり、この丼のネーミングには合うかも?

このお店は、「人」「価格」「デザイン」「立地」のほとんどは兼ね備えているが、「味」のイメージだけが・・・頑張ってください。

オープン当初は、友人・知人・・・がヨイショしてくれるが、他人は冷静に見るからね(ゴメン)、大切なのは地元に好かれる店になることですな。 
好き勝手で、わがままな旅行者のオッサンより。

2010年3月14日日曜日

抗菌 除菌 殺菌 行き過ぎると人間は?

20年ほど前、当時管理人の部下として、新入女性デザイナーWさんが配属された。そのWさんは電車のつり側・エスカレーターのベルトを持たないのにビックリした。

危なっかしいので「持ちなさい」と言うと、彼女曰く「誰が持ったかわからないのに・・・」それから抗菌をキャッチフレーズにした商品をいくつか出してきた。管理人は落としたお菓子でも食べる生活をしてきたので、時代の変化を感じた。

昨年からは、インフルエンザのまん延を背景に、公共施設を始め、人が集まるところには、必ず消毒液がある。ATMには、除菌をうたった空気清浄機がついている。インフルエンザ サマサマの企業も。

日本人はどこまで「潔癖症候群」なんですかね? これらが当たり前になると、人間はどうなるのかと心配している。もっと「菌」と仲良しにならないと・・・

知人の医者は、管理人に「インフルエンザにかかればよい」といつも言う。今かかれば免疫ができ次は軽いと。マスクするな! 消毒するな! 落としたお菓子はそっと食べろ! と。

潔癖症になりすぎて、見えない菌に神経質になりすぎだ! もっともっと汚いことをして体に「免疫」を「抵抗力」をつけよう。

仕事でも「潔癖」過ぎると、気持ち悪い。なんでも間違いの無いように必死になってやっている奴ほど、大きなミスをする。

特に、デザイナーなど、新しいことを創造する職業は、多少いいかげんなところが必要を思いますけどな。(影の声:オマエがエエカゲンやからといって屁理屈つけて肯定するな!)

2010年3月12日金曜日

自転車道の柵 ええ知恵おまへんか?

メタボ対策で、ウオーキングとサイクリングをしている。
サイクリングのとき腹が立つのがこれ!

バイクなどが入らないように設置してある。バイクは入れないが
自転車は押して通れる。

ある意味ありがたいが、せっかく調子に乗って漕いでいる時に一度止めて降りなければならない。それに腹が立つ「わがまま」なオッサンです。
特に淀川沿いの自転車道に多い。

自転車はそのまま通れるが、バイクは入れない。何かいい知恵ないかな!