唐津一氏に品質の大切さを教えて頂いた時のことを思い出した。
商品デザイナーと、企業の品質管理部門とは時々敵対関係になる。
「デザイナーはOOしたいのに、品質部門は過去のトラブルからダメです」と官僚のように、ルールと過去の数字を盾に、デザインの邪魔をする。
でも、安全品質を守りながら、デザインをする。品質基準の本当の意味をよく理解しながらデザインすることが大切である。(時々過去の遺物みたいなルールがあるので見直すことも忘れずに!)
管理人は、企業の永続性を保てるのは「品質第一」と思っている。
だから「品質第一」で、それを越えるデザインをするのが「プロや!」・・・
それは若い時に、唐津一氏の講演を聞いたからである。 当時会社の顧問で、社内講演会で、品質の重要性をわかりやすくお教えいただいた。
今でも覚えているのが、新幹線の話。

「新幹線はなぜ大事故が無いか?」「それは踏み切りを無くしたからです」
「在来線の事故の大半(数値忘れた)は踏切事故です」
「人名を守るため、踏み切りを無くし全て高架にしました」 「高架にするため費用がかかる、など意見が多々出ましたが、人命の為、譲りませんでした」
パレート図を提示され、わかりやすく在来線の事故分析。
管理人もQC手法に興味を持ち勉強した。説得力は「言葉」「文字」より「数値」と「図」であることも学んだ。
今大手自動車メーカーが、品質トラブルで窮地に立たされている。 各企業の社内で、品質第一が掛け声だけになっていないか?
デザイナーは安全品質を第一に商品開発をして欲しい。 使い勝手で安全に関係することも多い、そこはデザイナーの責任でっせ!
0 件のコメント:
コメントを投稿