2011年3月9日水曜日

商品コンセプトとデザイン

デジタルフォトフレームのデザインで一言。

先週土曜日の日経新聞「NIKKEIプラス1」に
デジタルフォトフレームのランキングが掲載されていた。

デジタルフォトフレームのデザインは、額縁のデザインで、委員会?
(注:関西では「よいのですか」を「いいんかい」と言いますので)

ベスト10の商品写真が下図(順不同)

元々額縁は、油絵のカンバスを守るために、幅広の枠組みで作られていた
そして 油絵用は、重厚なイメージを出している。

水彩画やリトグラフ(石版画)などは、少し軽快に、幅細の額縁が多い。
写真用などは、ほとんど額の幅を意識させないものが多い。

しかし、このベスト10の「フォトフレーム(写真額縁)」を見る限りは
油絵額縁になってますな。こんな太い幅いりマヘンデ!

技術・コスト・製造・・・などの問題があり、このような商品デザインになっていると推測されますが

商品コンセプトは 「写真を飾る」ですな。 デザインできてマッカ?
これでは 「額を飾る」 ことになりませんか? 

顧客が持つ、フォトフレームのイメージは、管理人の持論である
「慣習の美」で言えば、下図だと思うのですが、どうでっしゃろ!


メーカーで長年デザインをやっていたので、事情はよ~くわかりますが
商品の特徴・コンセプトをひと目でわかるデザイン、目指したいものです。

テレビも、縁を少なくして、画面だけを見せる努力してますわな!
写真だけ飾れるようになったら、もっともっと普及すると思いまっせ!

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