2011年3月22日火曜日

うどん屋が薬を売る? うどんや風一夜薬本舗

先日東急ハンズの店頭で しょうが飴を売っていたので買い求めた。
「うまい!」「しょうがの味が・・・」こんなうまい飴あったんや!


この歴史を感じる、パッケージのデザイン、これもナカナカよろしいな。
それで、ナンデ、うどん屋が薬を・・・

興味を持って、チョッとホームページを覗いてみた、なるほど なるほど
戦後派は、知りませんでした。


株式会社うどんや風一夜薬本舗 ホームページより

このかぜ薬、生まれは明治九年の大阪。
かぜの早期治療には、アツアツのうどんを食べ、この薬を飲んで、一晩ぐっすり眠ることが養生の基本であるという考えから、うどん屋で売られていました。

当時の大阪には、至る所にうどん屋さんがあり、まさに庶民のファーストフードでもあったわけです。ですので、風邪を引くと うどんやさんに駆け込んでカゼを治すこの方法が、浪花の文化として、全国に広がりました。

また、『うどんや風一夜薬』が俳句の季語であったということを、以前、落語家で人間国宝の桂米朝さんにお伺い致しました。

アツアツのうどんは、消化がよく体が温まるばかりか、当時は化学調味料等がございませんので、出汁そのものも栄養満点。じっくり暖まって、カゼ薬を飲んで一晩ぐっすり休むと,少々のかぜは治ってしまうと大評判で、やがて、全国に広まったのです

『うどんや』にある『風(かぜ)』が『一夜』で治るお『薬』。

これが薬の名称の由来で、私どもがうどん屋であったわけではなく、あくまでも、薬を置かせていただいているロケーションを示したもので、創業以来130有余年、うどんは一度も作ったことがないというのが、弊社の歴史でもございます。

もうひとつ面白いのは,当時、東京では同じ薬が『そばや風一夜薬』と名前を変えて売られていたことでしょう

大阪では『うどん』
東京では『そば』
思わぬところで、西と東の違いが発見できます

なるほど、なるほど、良い勉強になりました。感謝!感謝です。
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