2011年6月15日水曜日

主役と脇役のすみわけ

オーブントースターのデザインで思う

先日 ゴルフの景品でもらった、オーブントースターの足が壊れ、がたついていたので、新しいもの買い求めた。

電器量販に行き 店頭を見てあきらめ、無印良品で買い求めた。



電機メーカーのデザインは「主役」のデザインになっている。

企業で家電製品のデザインをしていたとき「インテリアにマッチするデザインをしました」という若手をいつもいじめていた。 「なにが インテリアにマッチしているの」と言って。

インテリアにマッチする、一番簡単な方法は
「その空間で主役になるのか脇役なのか」 を判断することだと思う。

「主役」なら そのインテリア(空間)で、主役になるデザインを
「脇役」なら「主役(空間)」を引き立てるデザインを。

でも ほとんど 空間が「主役」で 家電製品は「脇役」ですな。

でも家電製品のデザインは 
「店頭で目立つデザイン=空間で邪魔なデザイン」 をつくり。
空間で へたな脇役が 売れない主役を 演じている。

「主役と脇役」「主と従」「図と地」・・・色々と言葉があるが
「主役」を目指す「脇役」だと思ってデザインするのがよろしいで。

造形的には、空間はタテヨコ直線が主流。 そこで溶け込む脇役も
タテヨコ直線が、なじんで目立たず、脇役らしくなると思うのですが?



昔のテレビは、小さくても主役でしたけど、今は大きくなって、空間に溶け込む脇役の画面に。

主役も脇役も お互いを認め合って成り立つ。
その点 セイキョクは???  がんばって 日本を良くしてや!
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