女子大で真っ当な「イロノミチ(色彩学)」を教えていて、昔OHP(オーバーヘッドプロジェクター)を使ってプレゼンをしていたのを思い出した。
OHPが導入された頃は、透明のフイルムに白黒でコピーするのが主流。
スクリーントーン(模様が印刷してある透明シート)などを貼って、デザイナーらしいプレゼン資料を作りに苦心した。
要所に透明カラーフイルムなどを貼って、重要な点を記した。
カラーコピーが導入され、OHPにもカラーが入ってきた。
その時プレゼンテクニックとして米国の文献に ROYG-VIPが。
心理学者が、心にひびくプレゼンの色彩として紹介されていた。
(ロイジービップ ROYG-VIP参考: 管理人作成)

R:Red(レッド・赤) O:Orange(オレンジ・橙色)
Y:Yellow(イエロー・黄) G:Green(グリーン・緑)の文字色で、相手の心に響かす。
背景色は V:Violet(バイオレット・青紫) I:Indigo blue(インディゴブルー・藍色) P:Purple(パープル・紫)の3色のいずれかで、心を落ち着かせる。
早速使って、プレゼンをしたら、トップからお褒めの言葉が「素晴らしい、中味はともかく、色が良い、皆に広めるように!」
「オイ!オイ!中味もタノンマッセ」まあ、何でもほめられたらエエか。
いわゆる、進出色と後退色ですな。

でも、今の時代、その配色でパワーポイントを作ると、色が多すぎて何がなんだか・・・わけわからなくなる。そして背景色がジャマ。
管理人は色を使わないことをおすすめしている。イザ!カマクラのところだけ、色を使うように。特に古いイメージの「パワポ」の背景テンプレートは使わないように。
がんばれ!!日本