2009年10月14日水曜日

鉛筆削り さすが! ドイツ 無駄が無い。

 

管理人は色鉛筆を使う都合で、机上に鉛筆削りを置いている。
それがこれ! ドイツ STAEDTLER社製。

手で鉛筆を回して削るタイプ。

ばらしてみた。企業にいるときはいつも関連製品を「バラシズム」と言って、ばらしてみては、良い点を学んだ。

ドイツ製だから、無駄の無い設計をしているのだろうな・・・
と思いながら細部を見てみた。

プラスチックの弾性をうまく利用している。
そして左側の部品の「PRESS」のところには、
金型設計の工夫(倒れピン)で凹部を設けて、右の部品をとめている。
ねじなし設計だ!

透明蓋の「ヒンジ(蝶番)」部分は、金型のすり合わせで、
「パチン」とはめ込むだけで、「ヒンジ」を構成している。
プラスチックの特性を活かした「無駄」の無いデザインだ。

以上は、プラスチックでデザインする時の常識ではあるが、知らない人も多いので、たまにはモノをバラバラにしたら勉強にナリマッセ!

元通りになる自信がないときはヤメトキヤ! 

最後に不満を少し・・・
一番右の青鉛筆は、日本の鉛筆削りで削ったもの。
右から2~4番目までは、本鉛筆削りで削ったもの。

左のシャープペンシル等と比較すると「短い」。
それでなんなの? と言われても何にもアリマヘンが・・・

でも、なんとなく短いのが気に食いませんのや! 短足の管理人より。

2009年10月12日月曜日

ピーラー(皮むき器)のデザイン

トンカツ屋で食べる千切りキャベツは、特別に美味しい。
なぜ我が家のキャベツは美味しくないのか?

恐る恐る家主様(妻・女房)に家を追い出されるのを覚悟で聞いてみた。
家主様は、「細く切れるかどうかで、味は大きく左右される」と・・・

「それやったら、手を抜かんとしっかり切らんかい!」 なんて
口が裂けてもいえません!

探してきたのがこれ「ピーラー(皮むき器」

イヤー見事ですな! 千切りキャベツがこんなに美味しいとは・・・

デザイン的に見ても良くできています。すごく機能的にまとまっていて無駄が無い。

材料は、刃:ステンレス刃物鋼 その他金属部:18-8ステンレススチール

取っ手部の寸法
太さは22mm×16mmの楕円形、オッサンにはチョッピリ細く感じるくらいだ。及第点です。

長さは102ミリ
管理人が目安としている取っ手の長さ最低90mmをクリア!
(指の第一関節部の幅が平均約90mm)
理想は前後にゆとりを少しもたせた105mm。ほぼ一緒!

この突起部でジャガイモの芽まで取れまっせ!

貝印株式会社の開発者の皆さん、有難うございます。
末永く愛用させていただきます。

2009年10月11日日曜日

91mm×55mmのデザインを考える

企業に勤めていたとき、新入社員の年賀状を叱った。

せっかくいただいた年賀状だが、故郷の父親の年賀状に父親の名前を
2本線で消して自分の名前を書いていた。

何の変哲も無い、デザインもされていない年賀状だった。

「バカヤロー、デザイナーたるもの、せっかく与えられた10cmかける15cmの年賀状のスペースをデザイン センカイ!と叱った。」

4年間美大で何を学んできたのか腹が立った。

職業として、仕方なくデザインを選んだやっちゃ! けしからん!
そういう奴が増えると困る。と真剣に思った。

デザインが好きで、仕事をして欲しい。好きなことは成功する。

色々な飲食店などで、店の名刺が置いてある。趣味で集めている。

店のことを考えて、一生懸命デザインしてあるもの。
手を抜いた感じはするが的確なデザインと思えるもの

もうチョット考えたらエエノニ! と思うもの。などなど

この91mm×55mmのスペースで何が出来るか、いろいろな人、飲食店のオーナー、デザイナー、建築家などが考えている。

どんな思いでデザインをしたのかな?
集めた名刺を見ながら考えていると楽しい。

2009年10月9日金曜日

京都 錦「もちつき屋」 おすすめです

京都の寺町通りに所用があり出かけた。ちょうど昼時でもあり、そばでも食べようかなと思ったとき

数ヶ月前新聞記事で読んだ、錦の餅屋を思い出した。

確か、錦市場に外国人観光客が多く訪れ、
錦市場のファーストフードとして、コロッケやさつま揚げ、鳥のから揚げや餅を食べ歩き、
観光とランチを兼ねていると。

オッサンの昼飯もそれで良いと思い、錦市場に入った。
美味しい匂いが360度から漂っている。
食欲グングン上昇。アーッモウアカン。と思いつつ

根が坊ちゃまの管理人は、コロッケやから揚げを食べながら、
錦を歩く気にはならなかった。婆やに叱れる・・・

(ウソです、松竹芸能所属で金色のジャケットを着て赤いハンカチを噛む“お坊ちゃま”と同列です。笑えよ!)

「もちつき屋」を見つけた。 「力うどん」と「焼餅」をオーダーした。
「焼餅」が、デザインされている。美味い! 安い! 綺麗!
これは話題性もあり、人気も出ると思える。
(HPより)

「力うどん」と「焼餅」両方は食べすぎだった、夕方まで胸焼けがした。)

時間帯でも店頭で餅つきも見れるらしい。(HPより)

レジ横に置いてあるしおり。こだわりが わかり易く表現できている。

でも、サイズがアキマヘンナ! 100mm×61mmでんがな!
「名刺サイズ」91mm×55mm がベターだよ! 
名刺入れに入れて持ち歩いて、知人に紹介することも多いからね!

飲食店 商売繁昌の大切な要素は
「味」「価格」「サービス」(人含む)「店舗のデザイン」などなど
色々要素はあるが、よくまとまっていた。

当日の顧客は中高年の方が多く「ぜんざい」などが、よく出ていたようだ。若い管理人は「ぜんざい」なんか たのみまへんで! 
若人はパワー「力持ち(力うどん)」や!

2009年10月8日木曜日

中之島遊歩道で 出勤中刺される

6日の夕刊を見てビックリ!
管理人が時々歩いている、土佐堀川沿いの遊歩道で殺傷事件があった。
(10月6日毎日新聞夕刊)

6月12日の本ブログでも、この遊歩道のことを書いている。「公園整備・デザインの難しさ」で

管理人は、昼間に近い時間帯を通行するが、人通りは少なく、ブログでも書いたように「人目につきにくい」。だからなんとなく、最近は通るのを敬遠していた。

せっかくの綺麗な遊歩道が、人目につきにくいために、人が住んだり、ゴミが捨てられるために、ほとんどにフェンスとバリケードがしてある。
(6月12日のブログの写真)


そのため通路の幅が狭まり、人が自転車ですれ違うには、注意を払わなければならない。そこで「傘が当たった」で口論・・・残念です。

危惧していたことが現実になったことでも残念ですが、公園や遊歩道などの安全性・快適性を考えた良いデザインが少ないのも残念です。

もう少し幅があれば「傘が当たらず」何にも無かった? とおもうと。
人と空間の関係、さまざまな生活者の都合・・・難しいけど・・・
ランドスケープデザイナーの皆さん! 何か良い答えはありませんか?

2009年10月6日火曜日

「新の発想に役立つデザイン」を熱弁

上記のタイトルで、先日若い優秀な開発者を相手に持論をぶった
久しぶりに熱いまなざしを間近で受けて、熱が入ったが 爽快だった。

大学では教室が大きいし、学生も多い。また、意欲にもバラツキがあり、前列の熱意のある学生を相手にどうしても語ってしまう。
3分の1にだけに教えている気がして、少し寂しい。ビールが美味くない

さすが優秀な企業の、選ばれた開発者は、全員目つきが違いまんな!
で、こちらもついつい熱が入った。デコチンから湯気が出た。

管理人は、電気かみそりからあんま椅子まで(雑貨から電子機器まで)
幅広く商品開発・デザイン開発をし、失敗も成功もしてきた。そんな経験から

失敗が少なく、成功の確率を高かめるには、商品開発者はOOあるべきだ!
なんて偉そうに・・・

「クリエーターの心構え」から始まり
開発者・デザイナーの仕事は「情・創・伝」やで!

【情】
情報とは「過去・現在」のものしか無い、それを効率的な方法で集めて、
「未来」から見て、「未来」に向けて、どう加工するか・・・

【創】
そして、情報をもとに汗を流して「創造」に結びつけるか、24時間悩む努力と、そして先人たちが考案したいろいろな手法がある・・・

【伝】
その「創造」したものを、いかにわかり易く伝えるか? 
そしてそのモノ・コトに興味を持ってもらうか・・・

などなど、つい熱が入り時間を延長してしまった。
相手が熱心だと、つい熱が入るのは仕方ないことですね! お許しを。

久しぶりに帰宅後のビールが美味かった!
もしもし、ウソついたらあきまへんで、正確には発泡酒でっしゃろ!
ちゃいまっせ! よー見たら、第三のビールでしたわ!

2009年10月5日月曜日

社内ルールは社会の変化とともに見直す

今、お付合いのある業界では改革でもめている、それは「業界の常識は社会の非常識」的な話、その話はいつかの機会に。

先日の選挙もそうだったと思う「自民党の常識は社会の非常識」だったのかも?

組織には必ずルールが必要。でもそれは社会の変化とともに見直すことが必要である。
気がつかないのが「暗黙知のルール」。
そして、会社の常識は社会の非常識となる。

管理人の経験談
昔 製造業の企業は、現場も事務も全員制服だった。(写真はイメージ)

昭和61年(1986年)男女雇用均等法で大学卒総合職の女性が多数入社するようになった。

そのデザイン部門の女子社員たちが、あるときから「制服がダサイ」と言って、私服で勤務するようになった。

黙認していた。(何かあれば改革の一つになるかも)
管理人も制服や社内ルールや決まりごとなどは「創造」を妨げると
いつも思っていた。いわゆる「会社の常識は社会の非常識」

予定通り、他部署から「デザイン部門の女子社員は私服で勤務している」と人事に

そして人事部門からクレームが入ってきた。(既にやり取りの文言は用意してある管理人は余裕綽々)

人事担当者:「勝手なことをされては困る」「社内ルールの・・・」。

管理人:「彼女らは毎朝、会社で着る服の組合せをコーディネート(デザイン)しているのです。

その毎日の反復練習がデザイン能力を高めいているのです。
その『デザインの練習』を取り上げるのですか?」

「毎朝自主的に練習して即戦力になろうとする努力をやめさせるのですか?」
「早く即戦力にせよと指示を出しているのは人事さんですよね」・・・などなど。

人事責任者:「担当役員の許可をもらって欲しい」で決着。

担当役員:「君の言う通や!」でOK!

それから、従業員の私服化が始まった。そして男子までも・・・
管理人も、チノパンで出勤できた。

社内の色々なルールは なぜこのルールが作られたかを、知らなければならない。

でもほとんどの人は、ルールが有ると言う事だけを知っている。
それを守るほうになる。「これは法律です」と言って、偉そうに!

ルールは、社会の変化とともに見直さなければならない。

でも、一度決まっていることを、エネルギーを使って見直すのも「邪魔くさい」

社長はん!「社内ルール見直す日」を作ったどうでっか?

何十年も前に決まったルールがぞろぞろ出てきて、改革にナリマッセ!
特に品質基準などは・・・

2009年10月4日日曜日

無所属の時間で生きる

先輩がこの本を読めと渡してくれた。
城山三郎著「無所属の時間で生きる」


落ち着きの無い管理人に「もっと落ち着いた生活を」との気持ちからか?
早速、出張の新幹線の中で読ませていただいた。

今まで、組織の人間として長い間生活してきた管理人にとって、無所属でかつ、一匹で生きていくのはもちろん「初体験」である。

でも、幸いなことにこのデザイナーと言う仕事が好きである。
「趣味=デザイン」と言うと大げさだが
ゴルフとデザインどちらが好きと言われれば・・・悩む!

本の中に城山三郎氏の造語で「一日一快」がある。
1日に1つでも、爽快だ、愉快だと思えることがあれば、それで「この日、この私は、生きた」と、自ら慰めることが出来るのではないか。

とあるが、管理人には無理!
「一日五快」ならOK! 誤解ある?(笑)

でも、この本から、城山先生の生活を推測しても「一日一快」ではなく
「一日十快」のような気がする。そして「一快」の大きさが違う。

我々庶民は「一日五快」を目指したい。

昨日は某企業向けに講演をしてきた。
業績の良い企業の若手設計者が十数名。熱気を逆にいただいた。
昨日は「一日十快」でした。

と言うことです。先輩いつ飲みにいきまひょか?
ゴッツアンです。

2009年10月3日土曜日

念願の「飛行機」を購入。機能美に見とれる。

やっと購入した(大げさなやっちゃ!)「ホワイトウイングス」
紙飛行機設計の世界的権威、工学博士二宮康明氏設計のオリジナル紙飛行機です。
200メートルの飛行や、30秒以上滞空させることが出来る。

ズーット前から、雑誌を見ては作ってみたいと思っていた。
幼い頃 紙飛行機に凝っていた。

シール式で張り合わせるだけで完成する。しげしげ見ると美しい。
「機能美」や!

飛ばせるために必要なものだけ!だから美しい。無駄が無い。

どのような製品のデザインでも、
構成される全ての部材・部品にその役立・機能が、
消費者(使用者)に理解されればそのデザインは美しいと思える。

デザイナーの役割は、その部材・部品を無駄なく、美しくすることである。
機能美には流行が無い。
デザイナーが目指すのは「機能美」かも?

モノに「無駄」と思うものがついていると「何で?」と思ってしまう。
そこに「意味」があると「なるほど」になる。
その「なるほど」を考えるのもデザイナーの大事な仕事ですな!

ついでに寸法を測ってみた。
全長230ミリ、主翼172ミリ、尾翼106ミリ。
全長と主翼の関係はほぼ「白銀比」、
主翼と尾翼はほぼ「黄金比」考えすぎか?

いつ関西空港から試験飛行に出かけるか・・・楽しみである。

2009年10月2日金曜日

昭和を感じた、東京深川 「みの家」 桜肉鍋

先日友人に馬肉を食べに連れて行ってもらった。

昔、ドイツ人デザイナーを食事に連れて行ったとき、馬肉が出てきた。

そのとき彼は「友人を食べることは出来ない」と言って、口にしなかった。
牛は友人ではないのだ。

管理人は、人間以外には「友人」はいないので、何でもいただく。

馬肉は熊本以外では、美味しい肉が食べれないと思っていた。

ところがどっこい古くから深川にあった。味もいいが

オッサンデザイナーとして、インテリアに見とれていた。建物を見るだけでも価値がある。

「みの家」の紹介 HPより抜粋
創業明治30年(1897)。隅田川や小名木川の海運事業の発展に伴い賑わいを増していた深川森下町。この地に、多く集まった木場の職人や船人足相手に日常のスタミナ食として振る舞われたのがはじまりです。

現在の木造の建物は昭和29年に建てられたもので、当時炭を使っていたことから天井が高く風通しの良いつくりになっております。

また、木場で働く常連さんが多かったことから値踏みされぬよう、全国から銘木を集め贅沢なつくりになっており、度重なる修繕の際にもそれらの材料は再び元の場所で使用され建築当時の姿のまま現在に至っております。

下足番に靴を預けて入るとこの空間(HPの写真)

右列の一番奥に座った。

一番奥から玄関側を見たところ

席から中庭を。

はし袋や、しおりも味がある。自然とコンセプト出来上がっているのか、それを考えて作ってあるのかわからないが・・・

いただいたのは、お酒少々と、以下のものです。

HPより。
桜なべ 1,800円

さくら肉(馬肉)を八丁味噌と江戸甘味噌を合わせた自家製味噌だれと醤油ベースの割り下で煮て召し上がっていただく関東風すきやき。
肉はヒレや、ロースを使用しておりますが、 切り落とし(形のそろわない部分)が入る分安価にてお出ししております。

肉さし(馬肉刺身) 1,800円

ロースの中心部分だけを厳選使用。きめの細かい肉質で馬肉の赤身本来の旨みを味わうことができます。
淡白であっさりしている馬肉の特徴をいかすため生姜醤油でお召し上がりいただきます。

支払い方法の仕組みも面白い!

下記HPより。
※お会計はお席にてお願いいたします。
すみますと会計済みの札が出ますので、
上がる際にお渡しした下足札と併せて下足番に渡してください。
なお、お会計は現金にてお願いいたします

昭和の空間を味わって、満足でした。建築もインテリアも、デザインも昔の良さを研究して、今に活かす必要がアリマンナ!

まさに、過去を知り、現在を生き、未来を導く。デザイナーの仕事ですな!
ガンガリマヒョ!馬肉食ったんやから走りや!

2009年10月1日木曜日

森正洋さんデザインの 「しょうゆさし」

新婚時代から、我が家の「しょうゆさし」は、森正洋さんデザインで、白山陶器製のこれです。


1960年にグッドデザイン賞受賞、新婚生活を始めると同時に使い出した。それ以来ズーット食卓にあった。

夫婦喧嘩で割れて(冗談です夫婦喧嘩なんかしたことがありません、ここ2~3日は)買い足していったが・・・今のはいくつめか?

久しぶりに買い足した。パッケージも良くなっていた。シンプルやね!


ほぼ実寸の白黒写真に「しょうゆさし」とひらがなで表記、右面には直径22mmの穴が開き、中身の色の確認が出来る。
シンプルやけど、役割はしっかりと出来ている。学ばなアキマヘンナ! 


モノも早速測ってみた。だいたいやけど!


すごく安定感があるけど、片側3.5mm大きいだけです。

樹脂成型品のデザインをするとき金型に抜きテーパーがいる。
表面が光沢の製品で一般的には1度(60mmで1mmのテーパー)
すなわち、高さ60mmで、径で2mmです。

高さ60mmのもので、下面の径を2mm大きくするだけですごく安定感が出ます。本品は片側3.5mmだから安定してます。
売上も安定していると思います。

その使い方を間違うと、不安定な感じを消費者に与える。上面が2mm大きいと不安定になる。

8月1日 本ブログで「こぶうま」のことを書いた。
美味しいから今も使っているけど、高さ111mm、上面直径44mm、下面直径41mm。
味はエエけど、不安定や! 売上も不安定でなければいいけど、
「こぶうま」は惜しいデザインだ思う。

2009年9月30日水曜日

JR京都駅 新幹線ホーム 段差注意!

出張のためJR京都駅新幹線改札口を通った。修学旅行生であふれていた。6月と9月に修学旅行生が多い。

修学旅行生は列車の待ち時間の間、自由行動になり、売店やトイレに殺到する。数の力は怖い、体力の無いオッサンは、すみに押しやられる。

今回は旅行会社の方がお話しをされ、自由行動前だった。ラッキー!?

新幹線上りホームで列車の到着を待っていると、キヨスクのガラスドアーに大きな張り紙「段差注意!」

どんな段差?と思い、近づいてみた。今までよく買い物をしていたが、気がつかなかった。

高さ15センチくらいのH鋼の上に、キヨスクが立っているのだ!
大きな怪我・事故が有り張り紙をしたと推測される。
今までに何人もの方が・・・

ハインリッヒの法則(1:29:300)から言えば、
1人の大きな事故の裏には、
小さな事故、ここでは弁当やジュースをひっくり返した人が29人
つまづいてヒヤッとした人が300人。

何で、段差が出来たのか、隣の待合室には段差は無い。

駅全体は、平成18年に施行された「バリアフリー新法」により、多額の費用をかけ、エレベーターを設置したり、トイレを改装したり、段差をなくしたりしているのに・・・キヨスクは?

誰やこんな段差のある店を設計したのは・・・

店舗設計や商品デザインでも、注意書きや、張り紙をせなあかんデザインはしたらアキマヘンナ!

よーく使い方を事前に検討すればわかることですわな!
オッサンはせいぜい足を上げる練習しとこ。

2009年9月28日月曜日

秋の休日の良かった探し

日曜日、朝から家主様(家内・女房とも言う)はお出かけ、運転手は駅までお送りした。

その後、自治会の公園の掃除があった。草抜きに夢中になった。
久しぶりの予定の無い日曜日。

午後から出かけた。そこで色々な景色に出会えた。
「彼岸花」 季節やね!

「背筋を伸ばした雑草」 姿勢を見習わなアキマヘンナ!

「河川敷の雑草」 なかなかええ色してまんな!

「稲刈後の田んぼ」 わらの人形が集まってどこかへ行くようですな!

「夕日」 いいもんデンナ!久しぶりに日が沈むのをみてた!

数時間、ボーっとウロウロしていても、デザインに役立ちそうな景色が有るものだ! たまにはボーっとしよう!
お前はいつもボーっとしているでと、 誰や! 
アッ! これはこれはOO様 明日からがんばります。ヘヘェー!

2009年9月27日日曜日

和歌山県 九度山町の街灯

高野山のふもと、九度山に柿を分けてもらいに出かけた。

パンフレットによると、九度山地域は
空海の高野山開創によって栄え、鎌倉期に、高野山詣は盛んになった。
関が原の戦いで破れた真田昌幸、幸村親子は、九度山に閑居した。
明治に入ると地方行政制度も改革され、高野寺領も和歌山県下になり
柿、みかんなどの果樹栽培を中心とした地域に変貌した。

近くを散策した。ほぼ真夏並みの暑さ!
「真田庵」 真田父子が閑居した屋敷跡に建つ寺院

「松山常次郎記念館」 郷土が生んだ政治家、長女は平山郁夫画伯夫人

まだまだ見るべきものがあります。でもあまりの暑さにダウン!

でも、街灯が気になった。スゴークモダンな形状に、真田家の六文銭をあしらったこのデザイン? それと配線の処理・・・

そして、いくら柿が名産品だといっても・・・柿がそのまま光る?

これも、デザイナーが関与したのかな?
もうチョット考えたらいいと思いまへんか?

各地に、名所や名産品などをモチーフにした街灯が多い。安易にデザインを決めすぎていませんか?

九度山町様 新しいものに取り替える時期が着たらぜひ!
地元出身のデザイナーと一緒に考えまっさ!

2009年9月25日金曜日

バス停のベンチ 第二弾

6月18日の本ブログで、管理人のオッサンが
昔、事業を潰した仲間と年一回の反省会と称する昼酒会をしてその帰路
バス停のベンチについて疑問に思った。

バス停には、いかがわしいベンチが置いてあり
少しはなれて所に役所が設置したであろう腐った木製のベンチがある。
なんかチグハグや! と書いた。

先日あるところで、管理人と同じ目線での記事があった。

バス停のベンチについて、2003年国交省が通達を出している。
車椅子や歩行者の通行に支障がないよう「ベンチを設置した後の残りの歩道幅が原則2メートル以上確保できること」

通達を守ると、役所はベンチを置けない、その結果不便だから、
バス停には、いかがわしいベンチが置かれ、客は利用している。

役所がルールを守って設置したベンチはバス停から離れていて、
誰も利用せず、腐っていく。これこそ税金の無駄使い。

国も、地方自治体も、企業も色々なルールを作っている。
全体を包括するルールほど現場にあわない。
また現場の実情に即して作られたルールでも、時代とともに変化していく。

どんなルールでも時々見直さなアキマヘンナ!
国や、企業にとっても宝の山かも? 前原さんガンバッテヤ!

2009年9月24日木曜日

実った稲穂を見て同系色調和感じる

散歩をしていると、いろいろなものが目に入ってくる。今は実った稲穂が思いっきり、頭をたれている。

その姿を見て美しいと思う!
インドや中国では約7000年前に稲作の記録があるらしい。
稲作が始まって長い間この時期には同じ光景をアジアの人々は見てきた。

鮮やかな色をつける花も美しいが
自然の世界で美しいを思うものは、同系色調和が多いように思える。

コーディネートするときに一番簡単なのが、同系色調和。万人が認める手法だ。

6月7日の本ブログでも書いた「数の力・美」で紹介した写真も、ほとんど同系色調和でんな!その時の写真


2009年9月21日月曜日

デザイン=「商品の実用価値」+「デザイン価値」

8月16日 本ブログに登場した「愛用の湯飲み」とほぼ同等の付き合いがある「ハサミ」の話。

1975年の春、当時の上司(39歳)が胃がんのため亡くなられた。スゴイショックだった。ここでは書ききれない。

そして忌明け後に、事務所にある上司の愛用の品の一部を、家族に断り部下で「かたみ」として、一品ずつ分けていただいた。

その時の品がこの「ハサミ」です。
SOLINGEN 「DOVO No.30」です。

紙はもちろんのこと、デザイン試作のためのいろいろな材料もこのはさみで切ってきた。ABS樹脂シート、塩ビシート、アルミ板・・・

いまだに現役です。私の机の上にあります。

その後、色々なハサミをいただくのですが、色・形のデザインばかり目立ちすぎて、使いにくい。

それで思い出した、50数年前に、松下幸之助氏が、全国デザイン会議で基調講演しておられる記事を読んだことを。

デザインの役立ちは、商品の「実用価値」+「デザイン価値」でんな!
「デザイン価値」が優先されたらあきまへん!

時代を作る偉い人はちゃいまんな!


このはさみは、指にしっくり来ます。ほとんどのものが気持ちよく切れます。持つ部分、刃の部分上手く表現できています。

実用価値を、より使い易くする処理(デザイン)がされている。
これをデザインした人は「職人」と言う職業の人か?

デザイナーと言う職業の人はガンバラナアキマヘンナ!
「ハイ、がんばります!」