2010年5月12日水曜日

ゴルフ手袋 「FIT39(フィットサンキュー)」

知人の奨めで、ゴルフ手袋を購入した。

「フィット感、滑らない、雨でもOKなどなど」とまで言ってくれるので、最近ゴルフ熱が冷めてきた管理人も、手袋が機会に「三桁の会々長」から・・・。

商品名「FIT 39 GLOVE(フィット サンキュウ グローブ)」
ネーミング、覚えやすいですな! 東京の企業でもこんなネーミングつけますか。パチパチ!や

東洋紡のストレッチ生地と、東レコーテックスの合成皮革使用で、全方向ストレッチ素材、新カットシステムでぴったりフィット。

管理人は、左利き。関西のミケルソンと呼ばれている。(ウソです「ミケタソン」です)だから手袋は右手です。

スピード社の水着「レーザーレーサー」の考え方から、発想したのかな?よく伸び、フィット感有ります。滑らないような気もする。デザインも機能的なイメージが出ている。

パッケージ裏の、売り言葉。 

サイズは、伸びるので、SS,S,M,Lの4種類。従来の手袋より、量産効果でコストダウンできますな。

店頭では、タバコサイズの箱に入って、売っている。通常の手袋売場に隣接していたが、売場が異なるので、探すのに少し時間が・・・
でも、パンケージから、売り方まで新しい試みには、応援したい。ヒョットしたら、ゴルフ手袋が、従来型から大きく変わるかも?

サアーッ。これでスコアが少し・・・(口の悪いゴルフ仲間より:練習嫌い、酒好きのアンタでは三桁の会々長脱出は、無理でしょ! 秘密やけど、ウデ売っている店紹介しまっせ! シーッ!)

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2010年5月11日火曜日

マンネリズム 吉本新喜劇に学ぶ

先日の、ナンバ花月「デッセジェニー」のトイレの話から、吉本新喜劇の「マンネリズム」の話を思い出した。

「マンネリズム」広辞苑:一定の技法や形式を反復慣用し、固定した型にはまって独創性や新鮮さを失うようになる傾向。

吉本新喜劇では
パチパチパンチや「困った困ったこまどり姉妹・・」の、島木譲二(右上)
身長が低いのを売り物に、猫になったり泣いたりする、池乃めだか(左上)
ステージに出てくる時「ごめんくさい!」という、チャーリー浜(左下)
ボケ老人が、はまり役の、井上竜夫(右下)。などなど。皆さん還暦以上。
吉本新喜劇のHPより

舞台に出てくると、いつもだいたい同じことをする。
客はそれを期待している。出てくるだけで、笑ってしまう。
演技側は「マンネリ」を心配するが・・・

吉本興業の元役員が言っていた。演じる側は、毎日して「マンネリ」を心配するが、これは「マンネリ」でもなんでもない。

顧客側から見ると、月に一回、多くても二回接する(見る)だけ。マンネリでもなんでもない。もし顧客がマンネリだと思ったら、演技をやめさせる。

そして演技の「常と変」を考えている。時代の変化、顧客の変化、ライバルの変化で、変えるべきもの「変」と、 変えないもの「常」とを。

我々もデザイナーも、同じ商品群を担当していると「マンネリ」になる。
でも、顧客側から見たら「マンネリ」ではなく「新鮮」かも。

デザイナーの独りよがりで、顧客が望んでないモノを作っていないか?
「常と変」「不易流行」をよく熟知して、デザインしたいもんデンナ!

吉本新喜劇を見て、腹を抱えて、笑いながら、いつも、いつも顧客側から見るクセ付けをせなアキマセンナ!

「困った困った、こまどり姉妹」を知ってる人も、知らない人も
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2010年5月10日月曜日

日用品・消耗品の価格に学ぶ

歯ブラシの価格の話。

上から198円、中148円(セール中でした)、下98円(PB商品)。
使ってみても、どれも「そん色」ないとおもう。

でも、価格は倍以上。
家主様(妻)と、買い物に行ったとき、二人とも歯ブラシを購入した。家主様は、198円。亭主は98円???

これが、1,980円と、980円だったら、家主様は、980円を選ぶくせに・・・。 消費者の心理「100円くらいならたまにプチ贅沢したい!」(亭主の飲み代に比べたらこれくらい・・・)

もし、これが自動車の価格で、198万円と、98万円の値差だったら、98万円が圧倒的に売れると思う。

198円の歯ブラシ1万本と、198万円の車1台と、どちらを売るのに手間暇がかかるかな? なんとなく歯ブラシの勝ちかな?

歯ブラシの、販売数量はわからないが、198円の歯ブラシを買う、消費者心理はなんとなくわかる。プレミアムビール買う時もそんな感じ。

日用品で消耗品の価格のつけ方、学ぶ必要があるようだ。だって倍以上でそこそこ売れたら、エライ、儲かりマッセ!


グリップが2色成型になって、着色素材は軟質系の材料が使われているだけで、価格が倍以上。いやはや、参考になりますな!

亭主は「クソッ!」と思って、セール中の148円を、買い足した。

198円派の方も、98円派の方も、歯磨きしながら、クリックを。
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2010年5月8日土曜日

タジン鍋よろしいで。野菜シャキシャキ旨い!

タジン鍋を購入し色々な料理をためしてみた。すべて、旨い!
料理本も、店頭に沢山出ている。

野菜が、柔らかいのに、シャキシャキして、たまらんくらいに旨い。
野菜と、わずかな水と、酒などを入れて、コンロにかけ10分くらいで、美味しい料理が出来る。

鍋料理も旨いが、タジンも格別ですな! 一度お試しあれ!
タジン鍋はホームセンターで購入した。廉価版です。

知人の薦めでT吉のタジン鍋をネットで・・・売り切れで入荷待ち。
他用で、ホームセンターに行くとこれが有ったので購入。

寸法を図ると、なんと焼き物なのに丸まった(10とか20とか)数字。管理人の経験では焼き物は焼きあがると5~10%くらい収縮する。

どれだけ収縮するのか、それが読みづらい。中国製だが、この精度。
デザイナーか設計者が丸まった数字を書いた、その数値にピッタシ!

モノつくり大国、中国の品質は、ますます向上するでしょうな! 我々は新しい生活提案のある「新創造」していかなアキマヘンナ!

タジン鍋、おすすめです。鍋が約2,000円、料理本が約1,000円で、美味しく野菜が取れマッセ!

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2010年5月7日金曜日

高速道路のトイレの洗面所に感動!

20数年ほど前、ミナミにNGK(なんばグランド花月)が、オープンし、その地下に、ディスコ(これも死語か?)「デッセジェニー」が開業した。

このネーミングは、明石屋さんまさんが名付けたと言われていた。逆から読むと「銭でっせ」ということらしい。

その「デッセジェニー」のトイレが、新しいというので見に行った。
もちろん踊った。前髪をふりながら(当時は既に無かったかも)。

稚拙な絵で申し分けないが・・・

屏風型の、全面黒っぽいガラス板、そこに上から水が伝って流れている。下には、丸くなった黒い石が・・・照明はスポットダウンライト。

ビックリした。オリジナリティとその奇抜さ、美しさ・・・その時代の飲食店は、どこに行っても、いわゆる「小便器」が並んでおいてあるだけ。

トイレに入って、感動でチビッテ、用がたせなかった。(冗談です)

女子トイレはどうなっていたのか、残念ながら知らない。一緒だった。
京都S大学、准教授のCha先生、覚えていませんか?

それで20数年後の現代、高速道路のPAに、この洗面台。
そのうちトイレも「デッセジェニー」になるかも。

簡潔で、わかりやすく、無駄なコストもかかっていないような気もする。
20数年前「デッセジェニー」のトイレを設計した人に、パチパチ!
そしてこの洗面所を設計した人にも、パチパチ!

世の中、良いデザインが増え、それが常識となり、若い人のセンスがアップ。それ以上の良いデザインを創出してくれる。そして、生活者のデザインを見る目がスパイラルアップする。エエコッチャ!

オッサンより、若い人のほうがセンスは、エエンヤ!

でも、ハンドドライヤー。ドナイヤ?

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2010年5月6日木曜日

ゴールデンウィーク4日目 自然調和の新素材開発?

5月3日の話 姫川源流、親海湿原


スキーが恋人と。40年間も、12月~5月はスキーシーズンだと勘違いしているアラカンが、山で滑っているため、我々は、里でサイクリング。

別荘(40年通う民宿)近くの、姫川源流から親海湿原~白馬自転車道~千国塩の道。なぜか「ママチャリ」で。

写真左上下:姫川源流。水温8度の水が大量に湧き出て、直接姫川が発祥する珍しい場所。姫川は、白馬村から新潟県・糸魚川市経由日本海に流れている。全長58km。

遊歩道が整備されている。その擬木。穂高の「白樺塗装」よりましか? 木材では痛むのが速い。石やコンクリートで許せるデザインは無いものか?

木材に代わる、自然に調和する新素材開発の開発いりまんな!

隣の、親海湿原(写真右上下)では、積雪の時期、植物が休んでいる間に、湿原にコンクリートの杭を打ち、上に木道を乗せていると説明。
浮かすことにより、水の流れが戻りより自然に近い状態になっている。

いやはや、自然を残すために、色々ご苦労があるものですな。
でも、木材に変わる、自然に調和する新素材、ビジネスに?

遊びすぎ、アラカンぐったり!
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ゴールデンウイーク 3日目 「鉄チャン」と

5月2日の話、光城山ハイキング、篠ノ井線廃線敷ウォーキング


光城山(ひかりじょうやま)登山、と言ったほうが、管理人は適していた。
地元の桜の名所として、標高912m(登山口が標高553m)標高差359mに登山口から頂上まで桜の登山道になっている。(左上写真)

登山口に、地元人達による「杖」が置いてある。その竹の杖が素晴らしい。
グリップ部分は、節のピッチが短く、手のひらにフィットする。(右下写真)

黙々と登山道を歩くと、徐々に桜が満開に、頂上近くでは、桜の間から、雪の常念岳が見える。登るのは1.5時間、下りは45分だった。


豊科の街中「手打ち蕎麦 うちぼり」で、天ぷら盛り合わせと、おろし蕎麦をいただいた。もちろん泡の出る、栄養ドリンクと、米から出来た透明の栄養剤も補給した。

そして、明科駅近くの「篠ノ井線廃線敷」ウォーキングに。友人の「鉄チャン」が、八方尾根のスキーをやめて(体力的にあきらめて?)、我々のウォーキングに付き合ってくれた。

写真右上:信号機。これくらい誰でもわかる。
写真左下:勾配の表示、1000mで25m上っていると言うことらしい。
写真右下:篠ノ井線の基点から33km。(塩尻から33km)。
いやはや、「鉄チャン」でないとわかりまへんな。


トンネルも、レンガ造り。明治35年に開通、昭和63年に新線開通と同時86年間の役目を終える。秋には3万本のケヤキが色づき、おすすめとか?


約6kmを歩き、駅近くまで来ると「神明宮」賑やかなこと。のぞくと大きな船を作っておられた。5月4日~5日のお祭りに使うものだ。

船には、写真右上の人形が乗る。右中の写真(HPより)のようになる。
おじさんが、人形も見ていけと、倉庫まで案内いただいた。
アラカンの大阪人は、すぐ仲良しになる。TURUBEか?


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ゴールデンウイーク 2日目 街灯のデザイン?

5月1日の話、鹿島スキー場・穂高散策。信州はいいずら! 


鹿島槍スキー場で、雪山を眺め、木崎湖に向かう途中でパラグライダーの飛び立つところに遭遇した。

草原に広げておき、後ろ向きで立ち、風を受けて一気に広げ、飛び立つ。アット言う間に上昇していく。

3000メートルくらいまで上がるらしい。大空の散歩を存分に楽しんだ後、木崎湖畔の草原に着地する。

アラカンより、年配の方たちだったけど、楽しんでおられた。2人が飛び、1人が車を着地点に。


昼前、穂高駅前に着き、昼食は、碌山美術館近くの蕎麦どころ「上條」でいただいた。人気店らしく40分くらい待った。

地方でいつも、気になるのが、街灯。どうにかなりませんか? 灯かりが主役で、街灯の形状は目立たなくても良いと思う。

でも、どこに行っても、その地方の特産物などを模して、デザインが出来ている。自治体が頼むのか、企業が勧めるのか? 目立たないデザインをしてみたい。

途中「東光寺」は、下駄の寺? 大きな下駄があり、早速乗ってみた。人生これくらい「下駄」をはかしてくれたら・・・。(もう遅い!の声)

道端の草花で「フェルト」で出来たような、草があって、みんなで触りながら、感心していた。ナニコレ?


雪の残る山や、景色を楽しみながら「大王わさび農場」に向かう。

途中「本陣等々力家」があり、覘いてみた。蔵の引き戸の取っ手が「スーパー楕円風」で手作り間があり、良いと思った。

また、ガラス戸のガラスが、地模様のような柄があったり、波板や縦筋のすりガラスであったり、いろいろな工夫がなされていた。
いつの時代のものかは不明。庭は1764年前後のもの。


橋の、欄干が、白樺に模したもので、出来ている。最初白っぽい欄干に汚れが付いていると思った。よく見ると「白樺」をイメージ。
無駄な抵抗だと、思うけど。それならもっとそれらしく。

大王わさび農場には25年ぶりだ、黒沢監督が「水車のある村」の撮影で、セットとして設置したものが、残っている。その景色を見たかった。

いい景色だけど、この川では、ゴムボートで遊覧や、カヌー教室などをしている。この水車小屋には、せめて屋形船にして欲しかった。


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2010年5月5日水曜日

ゴールデンウイーク初日 姨捨駅に。

年寄りには「知恵」がたっぷり、活用しましょう!

信州に向かって、高速道路をぶっ飛ばした(もちろん法定速度で)。
豊科IC13:00。まずは、腹ごしらえ。「るるぶ」に掲載されている、池田町の「安曇野翁」でおろし蕎麦。景色はよろしいで!

少し戻って「姨捨駅」に。列車が入ってきた。姨捨駅はスイッチバック式停車で、1900年(明治33年)に開通。そして、この列車は、乗客が乗り降りしたあと、後ろに下がって行った。 ビックリした!

この駅からの眺望、善光寺平、里の棚田・・・ホームのベンチは、その美しい景色を見るため、逆向きに設置してある。嬉しい配慮ですな!

そして、デザイナー病。
階段の段差注意のため、ここにも黄色のテープが貼ってある。
よく見ると「JR東日本」の名前が???これ特注品? 
全国共通でもっと安価にしたほうが、顧客にとって、ええんとチャイマッカ?

嗚呼、嫌ですな! もっとゆっくり景色を楽しめばいいのに・・・

駅の外に、姨捨(おばすて)のいわれが書いてあった。
昔、年寄りの大嫌いな殿様が、70歳以上の年寄りを山に捨てるように、お触れを出した。どうしても母を捨てれなかった、若者が、床下に母をかくまった。

その殿様に、隣国から難題を持ちかけられ、解ける知恵者を求めた、母をかくまっていた若者が、母に難題の解き方教わり、殿様に申し出た。

殿様は喜び、若者に褒美を・・・若者は「知恵を授けたのは母です」と告白。国難を救った老婆の知恵に感謝した殿様は、お触れを廃止し、年寄りを大切にしたとさ!

現代でも、このまま通じるものがありますな!
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2010年4月30日金曜日

ゴールデンウィーク 遷都1300年奈良へ

ゴールデンウィークはぜひ奈良へ。 遷都1300年で、にぎわっています。
その時お奨めのガイドブックが、「入江泰吉 私の大和路」小学館文庫。

50年以上大和路を撮り続けた写真家、入江泰吉氏の本です。内容は美しい写真が半分以上で、文字は少ないよ! 巻末には簡単な地図もあり、
右脳人間の方にはピッタシ!

これをポシェットに入れて、歩くと、亡き入江泰吉氏が、奈良の美しい風景に案内してくれます。

管理人は、数年前、入江泰吉記念奈良写真美術館で買い求めました。
奈良に来れば、まず新薬師寺とその隣のこの写真美術館へ。
近鉄奈良駅から、ぶらぶら歩いて30~40分くらいで行けます。

そして、この本を買い求め、奈良の町へ・・・
管理人も小学校の遠足で、来たくらいで、奈良のことほとんど知りませんでした。でも、この本で歩くと、美しい風景に出合えます。

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2010年4月29日木曜日

デザインの方法 図面制作はデザインの最終工程

昨日の本ブログで、図面は最終工程だと言って、古い図面を思い出した。

烏口で図面を引いていた時代。
(写真は烏口で引いた図面の青焼きです。 青焼きも烏口も死語やろな?)

鉛筆を使って、T定規やドラフターで、図面を制作していたときでも、意匠図面は、デザイン作業の最終工程だった。

電気かみそり(シェーバー)のアイソメ。

デザイナーの想いを「次工程に伝える」ための作業だった。

「3D元年」に、オッサンデザイナーの危惧を一言。

過去のデザイン作業のステップは、
① 諸々の情報から商品コンセプト、デザインコンセプトの方向性を出す。
② 簡単なスケッチを描いて
③ 簡単な立体モデル(ラフモデル)を作って、方向性を立体で確認。
(手に触れて、動かしてみて、表から、横から、裏から底から・・・あっちこっち眺めて。これが原寸の3次元モデルやで)
④ 数日間机のそばにおいて。(ホンマニに、エエか?と悩む時間)
⑤ その間に、デザインの考え方(コンセプト)から、色彩計画、細部の使い方の寸法まで、お客さんはこれを認めてくれるやろか?と悩む。
⑥ よし!と決まったら、図面に向かう!

いま、CADの時代になり、3D入力や図面=デザイン(造形)を考える場になっていないか心配してまんねん。

何回も書きますが、デザインは「4ゲン主義」ですな。
「現場」「現物」「現実」プラス「原寸」でっせ。

実際のモノのサイズでデザインモデルを作って検討すると間違いは少ない、また、気づきも多い。画面の中や縮尺模型では、気付かないことが多い。

画面上で判断したらあきまへんな、原寸モデルを自分で作るのがよろしいで。 3Dが、使えないオッサンのヒガミも入っているけど トホホ。

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2010年4月28日水曜日

デザインの方法 とりあえず原寸立体物を!

今年は、3Dテレビが発売され「3D元年」といわれている。
デザインワークでは、十数年前から3Dのソフトが導入されている。

3Dの無い時代のデザインワークは、商品コンセプト、デザインコンセプトを考え、そして、「ポンチ絵(アイデアスケッチ)」を描く。

その後、粘土やウレタンボードなどを駆使して、原寸のラフモデルを作る。
写真:東急ハンズなどで売っているデザイン模型材料。

オッサンはとりあえず、立体物を原寸で作り確認しないと信じられない。
画面の中の3Dの映像をクルクル回してみても、触れない。
何でも触らな気が治まらん?(助兵衛とチャイマッセ!、デザインの話)

以前、ダイカストの製品で1.5度の、抜きテーパーが付く。
この製品のコンセプトから「ダメだ!もう一面金型を増やし、テーパーゼロで作れ!」 と指示をした。

画面上で、3Dデータを見て1.5度のテーパーなら、テーパーゼロと同じように見えます。と担当者は言う。

立体物では100戦練磨の管理人。では、ペーパーモデルで作ろう。
作ってみると彼は理解できた。「ダメですね!」と。

ヤッパ! 原寸立体模型やで! 今は便利な、色々な模型用の素材が売っている。 とりあえず原寸立体模型の労を、惜しんだらアキマセンナ。

そして確認したら、昔は「二次元の図面」。今は「3Dのデーター」。
いずれも、デザインを次工程に伝えるための手段やで。

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2010年4月27日火曜日

「ポカミス」は怒鳴っておぼえさす

業界の仕事で「ポカミス」が発生した。民間企業では「始末書」ものだ! 
監督者は減給だ! と管理人は怒った。二度としないようにとの配慮から。

仕事をしていると、色々なミスが出る。前向きな、ミスは、しかたない。
トライしてのミスは「肥やし」「失敗は成功の母」。

でも、うっかりして間違えたことは、今後二度としないように、方策がいる。色々なルールを作るのもいいが・・・

まずそのミスした人を「アホ・ボケ・カス・・・」と大声で、フロアー全体に聞こえるように、叱ることだ。心を鬼にして。
最近は、ほめて育てるなどと言うが、ほめるより、叱るほうが難しい。

叱られた人は、「クソッ!」と思って、忘れない。
周辺の人は、耳から覚え、自分はするまいと誓う。
管理人も若いときは「うっかり八兵衛」でよくポカミスをした。
毎日のように「アホ・ボケ・カス・・・」と言われた。

新聞記事でも、ネット通販で「ペットボトル飲料24本が123円。レトルトカレー10袋で88円・・・」
入力するとき、セット売りなのに、単品価格を打ち込んだ「ポカミス」。 
大量注文が舞い込んであわてたと。

松下幸之助氏も良く叱ったらしい。「ポカミス」をした、部下を自邸に呼びつけ、火鉢の前で、叱りつけた。そのとき火箸を勢いで曲げてしまった。

部下に「お前のミスで我が家の火箸が曲がった、火箸を弁償しろ!」と言われた。その部下は、後日火箸をお届けした。

炭、火鉢、火箸を見るたびに、その時の「ポカミス」を思い出し、二度としなかった。そして某企業のトップになった。

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2010年4月25日日曜日

アイデアは、街を歩いて考える

渉成園「枳殻邸」も良かった!


アラカンデザイナートリオ京都散策の続編。
長谷川等伯展~河井寛次郎記念館から、
喜寿デザイナーの指示は名勝「渉成園(しょうせいえん」に行け!

道すがら、こんなんありましたえ!
写真上:Nintendoの旧本社ビル。下京区正面通木屋町東入。
1930年竣工のようです。河井寛次郎氏と同時代です。
現代と比較すると、全体に線が太く、アールデコ風ですね。

写真下:パワー看板。写真ではパワーを伝えられないのがザンネンです。歩いていると、思わず「オーッ!!」。
夜点灯したとき見たいものです。


以前著名なデザイナーとお話しをしたとき
「アイデアはいつ考えるんでっか?」
「歩いているときです。特に街を歩くことですな、街はアイデアの宝庫です」と言われたのを思い出した。 管理人は夜の街だけだった! 反省。(影の声:今頃反省でっか、飽きれるわ!)

渉成園に着きました。東本願寺の別邸で、周辺に植えられて枳殻(からたち)の生垣にちなんで枳殻邸(きこくてい)とも呼ばれる。

西門から入って、目に入るのが「高石垣」長い石、礎石、石臼などが・・・そしてこの切り株、石垣との戦いが残されている。


上右:傍花閣(ぼうかかく)左右に階段の入り口があり、四畳半の部屋がある、周りは桜の木で囲まれ、その時期、この部屋で桜を楽しむ。

下右:島に渡る橋の南側に、京都タワーが見える。写真では写ってないが、東西南北の借景?として、近代建築のビルが入ってくる。

観光客のわがままを言えば、京都では高いビルは、いりまへんな!


おまけ、京都駅ビルに、京都タワーが映る。
京都タワーは竣工1964年、東京オリンピック、東海道新幹線開通の年。
既に46年。駅ビルは1997年竣工。双方とも、いまだに違和感を感じるのはアラカンだけでっか?

街を歩けば、色々発見ありマッセ!

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2010年4月24日土曜日

河井寛次郎記念館 アイデアの宝庫

デザイン、造形の基本を感じ取れる空間。


アラカンデザイナートリオは、喜寿デザイナーの指示通り、「長谷川等伯展」のあと「河井寛次郎記念館」に立ち寄った。


基本形による造形。単純だから美しい。シンプルだから意図が感じる。シンプルだから、素材が大切になる。テクスチャーが生きてくる。


良い作品は、練習・努力からですな!
写真 右上:素描集、これが膨大にある。毎日7時間以上練習しておられたのでは? 
右下:テストピース、しっかりと実験されている。その状況が事細かやかに書き残されている。
左:素焼き釜。



インテリア、すべてに安心感がある。全体に線が太いから? 
繊細よりも力強い。女性にたとえると「ぽっちゃり」系の癒し。
これが「民芸」といわれるゆえんなのか?


作品には、面に「ハリ」がある。管理人はそれが好きなのだ。
人も若いと肌に「ハリ」があり、歳とともになくなる。
形状にも「ハリ」がないと、「イキイキ」した「若々しい」「新しい」デザインにならないと思っている。


ここにいると、新しいアイデアが次々湧いてきそうな気がする。
入館料は900円ですが、はるかそれ以上の価値はある。

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