デザインワークでは、十数年前から3Dのソフトが導入されている。
3Dの無い時代のデザインワークは、商品コンセプト、デザインコンセプトを考え、そして、「ポンチ絵(アイデアスケッチ)」を描く。
その後、粘土やウレタンボードなどを駆使して、原寸のラフモデルを作る。
写真:東急ハンズなどで売っているデザイン模型材料。

オッサンはとりあえず、立体物を原寸で作り確認しないと信じられない。
画面の中の3Dの映像をクルクル回してみても、触れない。
何でも触らな気が治まらん?(助兵衛とチャイマッセ!、デザインの話)
以前、ダイカストの製品で1.5度の、抜きテーパーが付く。
この製品のコンセプトから「ダメだ!もう一面金型を増やし、テーパーゼロで作れ!」 と指示をした。
画面上で、3Dデータを見て1.5度のテーパーなら、テーパーゼロと同じように見えます。と担当者は言う。
立体物では100戦練磨の管理人。では、ペーパーモデルで作ろう。
作ってみると彼は理解できた。「ダメですね!」と。
ヤッパ! 原寸立体模型やで! 今は便利な、色々な模型用の素材が売っている。 とりあえず原寸立体模型の労を、惜しんだらアキマセンナ。
そして確認したら、昔は「二次元の図面」。今は「3Dのデーター」。
いずれも、デザインを次工程に伝えるための手段やで。
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