標高2,000メートルの高原。
友人からの薦めもあり一度は行ってみたいと思っていた。
高原のホテルに予約電話を入れると
横柄に「景色の良い部屋は満室、どんな部屋でもよければ・・・」
電話対応の悪さに 温厚なオッサンもキレた!
(パソコンで予約しなくてよかった)
そんな理由で、ふもとの 美ヶ原温泉「和泉屋善兵衛」に宿泊。
翌朝 愛車を飛ばしてクネクネ道を約1時間。 やっと高原に。
牛さんが、歓迎の挨拶に。 イイですね 気温21度 爽やか!

駐車場から、見回すと電波塔が見える。 必要なものだが
この大自然の中では違和感がある。

自然にマッチする 鉄塔の良いデザインは考えられないか? と思った。
そして 美ヶ原高原美術館に到着
なにこれ?

1981年 箱根彫刻の森美術館の姉妹館として、出来たらしいが・・・
ム・ム・ム! ゆるせない!
見てください、大自然のすがすがしい空気の中に 突如現れる
人工物の、意味不明な、オブジェの数々・・・この場にマッチしてますか?

電波塔より出来が悪い。
誰や! こんなもん作ったのは? 「責任者出て来い!」
ボヤキ漫才の 人生幸朗氏が 存命やったら、漫才ネタになりマッセ!
(人生幸朗氏を知っているのはアラカン世代以上ですけど・・・)
大自然だけで、リッパな観光資源なのに
商業主義の資本と、プランナーやデザイナー、アーティスト等に
バブルの頃、振り回されて、こんなん作ったんですな。
アカンかったら、サッサと撤退したら 宜しいで!
どっかの「ガラパゴス」のように。
自然の中で許せる人工物は
人の為に建築された、茶店と山小屋だけで良いと思う。
必要から、作られた最小限のものは、大自然の中にマッチする。
すなわちデザイン手法で言うところの
「機能美」 「シンプル・イズ・ベスト」 などですな。
この小屋などは なんとなくマッチしていると思えるのですが・・・

美ヶ原高原美術館に行って、バブル時代の負の遺産と面会し
「未来からデザインを考える」 再認識しました。
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