2009年8月16日日曜日

職人さんは優秀なデザイナー 湯飲みで再認識

愛用の湯飲みの話
若い時によく行っていた大阪片町駅前のすし屋のオヤジにもらった湯のみ。
(現在の学研都市線は、1988年まで片町線と呼ばれており、京橋駅の大阪よりに終点片町駅があった)

もらったのは、確か結婚前だったような気がする。
40年近く愛用していることになる。

独身寮時代、新婚社宅時代・・・

今もブログを書くときも左側にある。
ふと寸法を測りたくなった。
な!なんと横長だったんだ。縦88ミリ、最大直径98ミリ。

直径100ミリ弱は男子の片手で持てるが
チョット危なっかしいので人前では両手を使う。
女性はいつも両手が必要でしょう。
両手でお茶を飲む、上品な使い方が自然に出来る大きさ・造形?

そして、なんとなく感じる「どっしり感」の安定度
横長やったんや!

両手を添えるときの高さ8ミリとR20、しっくりきますね!

そんなことを昔の職人は考えて、デザインをしてはったんですな。
○○先生作でなくても、廉価な製品でも真面目に!

自分で作って、自分で使って、使い勝手を考えて、改良を重ねてきた結果だと思う。 「いい仕事してますね!」

デザイナー諸君!(ハイ!管理人のオッサンもでっせ!)

自分でデザインしたものを、どれだけ使っているか?

色々事情もあるが、自分で使ってみると良いアイデアが浮かんでくることは間違いない!

デザイナーは出来る限りいろいろなものを買って、使ってみることは世の中のため、そして自分のためになる。

そして、良いと思ったものは実測する。それは必ず自分に戻ってくる。
著名な建築家もデザイナーも、実測している人は多いです。

0 件のコメント: