2009年10月8日木曜日

中之島遊歩道で 出勤中刺される

6日の夕刊を見てビックリ!
管理人が時々歩いている、土佐堀川沿いの遊歩道で殺傷事件があった。
(10月6日毎日新聞夕刊)

6月12日の本ブログでも、この遊歩道のことを書いている。「公園整備・デザインの難しさ」で

管理人は、昼間に近い時間帯を通行するが、人通りは少なく、ブログでも書いたように「人目につきにくい」。だからなんとなく、最近は通るのを敬遠していた。

せっかくの綺麗な遊歩道が、人目につきにくいために、人が住んだり、ゴミが捨てられるために、ほとんどにフェンスとバリケードがしてある。
(6月12日のブログの写真)


そのため通路の幅が狭まり、人が自転車ですれ違うには、注意を払わなければならない。そこで「傘が当たった」で口論・・・残念です。

危惧していたことが現実になったことでも残念ですが、公園や遊歩道などの安全性・快適性を考えた良いデザインが少ないのも残念です。

もう少し幅があれば「傘が当たらず」何にも無かった? とおもうと。
人と空間の関係、さまざまな生活者の都合・・・難しいけど・・・
ランドスケープデザイナーの皆さん! 何か良い答えはありませんか?

2009年10月6日火曜日

「新の発想に役立つデザイン」を熱弁

上記のタイトルで、先日若い優秀な開発者を相手に持論をぶった
久しぶりに熱いまなざしを間近で受けて、熱が入ったが 爽快だった。

大学では教室が大きいし、学生も多い。また、意欲にもバラツキがあり、前列の熱意のある学生を相手にどうしても語ってしまう。
3分の1にだけに教えている気がして、少し寂しい。ビールが美味くない

さすが優秀な企業の、選ばれた開発者は、全員目つきが違いまんな!
で、こちらもついつい熱が入った。デコチンから湯気が出た。

管理人は、電気かみそりからあんま椅子まで(雑貨から電子機器まで)
幅広く商品開発・デザイン開発をし、失敗も成功もしてきた。そんな経験から

失敗が少なく、成功の確率を高かめるには、商品開発者はOOあるべきだ!
なんて偉そうに・・・

「クリエーターの心構え」から始まり
開発者・デザイナーの仕事は「情・創・伝」やで!

【情】
情報とは「過去・現在」のものしか無い、それを効率的な方法で集めて、
「未来」から見て、「未来」に向けて、どう加工するか・・・

【創】
そして、情報をもとに汗を流して「創造」に結びつけるか、24時間悩む努力と、そして先人たちが考案したいろいろな手法がある・・・

【伝】
その「創造」したものを、いかにわかり易く伝えるか? 
そしてそのモノ・コトに興味を持ってもらうか・・・

などなど、つい熱が入り時間を延長してしまった。
相手が熱心だと、つい熱が入るのは仕方ないことですね! お許しを。

久しぶりに帰宅後のビールが美味かった!
もしもし、ウソついたらあきまへんで、正確には発泡酒でっしゃろ!
ちゃいまっせ! よー見たら、第三のビールでしたわ!

2009年10月5日月曜日

社内ルールは社会の変化とともに見直す

今、お付合いのある業界では改革でもめている、それは「業界の常識は社会の非常識」的な話、その話はいつかの機会に。

先日の選挙もそうだったと思う「自民党の常識は社会の非常識」だったのかも?

組織には必ずルールが必要。でもそれは社会の変化とともに見直すことが必要である。
気がつかないのが「暗黙知のルール」。
そして、会社の常識は社会の非常識となる。

管理人の経験談
昔 製造業の企業は、現場も事務も全員制服だった。(写真はイメージ)

昭和61年(1986年)男女雇用均等法で大学卒総合職の女性が多数入社するようになった。

そのデザイン部門の女子社員たちが、あるときから「制服がダサイ」と言って、私服で勤務するようになった。

黙認していた。(何かあれば改革の一つになるかも)
管理人も制服や社内ルールや決まりごとなどは「創造」を妨げると
いつも思っていた。いわゆる「会社の常識は社会の非常識」

予定通り、他部署から「デザイン部門の女子社員は私服で勤務している」と人事に

そして人事部門からクレームが入ってきた。(既にやり取りの文言は用意してある管理人は余裕綽々)

人事担当者:「勝手なことをされては困る」「社内ルールの・・・」。

管理人:「彼女らは毎朝、会社で着る服の組合せをコーディネート(デザイン)しているのです。

その毎日の反復練習がデザイン能力を高めいているのです。
その『デザインの練習』を取り上げるのですか?」

「毎朝自主的に練習して即戦力になろうとする努力をやめさせるのですか?」
「早く即戦力にせよと指示を出しているのは人事さんですよね」・・・などなど。

人事責任者:「担当役員の許可をもらって欲しい」で決着。

担当役員:「君の言う通や!」でOK!

それから、従業員の私服化が始まった。そして男子までも・・・
管理人も、チノパンで出勤できた。

社内の色々なルールは なぜこのルールが作られたかを、知らなければならない。

でもほとんどの人は、ルールが有ると言う事だけを知っている。
それを守るほうになる。「これは法律です」と言って、偉そうに!

ルールは、社会の変化とともに見直さなければならない。

でも、一度決まっていることを、エネルギーを使って見直すのも「邪魔くさい」

社長はん!「社内ルール見直す日」を作ったどうでっか?

何十年も前に決まったルールがぞろぞろ出てきて、改革にナリマッセ!
特に品質基準などは・・・

2009年10月4日日曜日

無所属の時間で生きる

先輩がこの本を読めと渡してくれた。
城山三郎著「無所属の時間で生きる」


落ち着きの無い管理人に「もっと落ち着いた生活を」との気持ちからか?
早速、出張の新幹線の中で読ませていただいた。

今まで、組織の人間として長い間生活してきた管理人にとって、無所属でかつ、一匹で生きていくのはもちろん「初体験」である。

でも、幸いなことにこのデザイナーと言う仕事が好きである。
「趣味=デザイン」と言うと大げさだが
ゴルフとデザインどちらが好きと言われれば・・・悩む!

本の中に城山三郎氏の造語で「一日一快」がある。
1日に1つでも、爽快だ、愉快だと思えることがあれば、それで「この日、この私は、生きた」と、自ら慰めることが出来るのではないか。

とあるが、管理人には無理!
「一日五快」ならOK! 誤解ある?(笑)

でも、この本から、城山先生の生活を推測しても「一日一快」ではなく
「一日十快」のような気がする。そして「一快」の大きさが違う。

我々庶民は「一日五快」を目指したい。

昨日は某企業向けに講演をしてきた。
業績の良い企業の若手設計者が十数名。熱気を逆にいただいた。
昨日は「一日十快」でした。

と言うことです。先輩いつ飲みにいきまひょか?
ゴッツアンです。

2009年10月3日土曜日

念願の「飛行機」を購入。機能美に見とれる。

やっと購入した(大げさなやっちゃ!)「ホワイトウイングス」
紙飛行機設計の世界的権威、工学博士二宮康明氏設計のオリジナル紙飛行機です。
200メートルの飛行や、30秒以上滞空させることが出来る。

ズーット前から、雑誌を見ては作ってみたいと思っていた。
幼い頃 紙飛行機に凝っていた。

シール式で張り合わせるだけで完成する。しげしげ見ると美しい。
「機能美」や!

飛ばせるために必要なものだけ!だから美しい。無駄が無い。

どのような製品のデザインでも、
構成される全ての部材・部品にその役立・機能が、
消費者(使用者)に理解されればそのデザインは美しいと思える。

デザイナーの役割は、その部材・部品を無駄なく、美しくすることである。
機能美には流行が無い。
デザイナーが目指すのは「機能美」かも?

モノに「無駄」と思うものがついていると「何で?」と思ってしまう。
そこに「意味」があると「なるほど」になる。
その「なるほど」を考えるのもデザイナーの大事な仕事ですな!

ついでに寸法を測ってみた。
全長230ミリ、主翼172ミリ、尾翼106ミリ。
全長と主翼の関係はほぼ「白銀比」、
主翼と尾翼はほぼ「黄金比」考えすぎか?

いつ関西空港から試験飛行に出かけるか・・・楽しみである。

2009年10月2日金曜日

昭和を感じた、東京深川 「みの家」 桜肉鍋

先日友人に馬肉を食べに連れて行ってもらった。

昔、ドイツ人デザイナーを食事に連れて行ったとき、馬肉が出てきた。

そのとき彼は「友人を食べることは出来ない」と言って、口にしなかった。
牛は友人ではないのだ。

管理人は、人間以外には「友人」はいないので、何でもいただく。

馬肉は熊本以外では、美味しい肉が食べれないと思っていた。

ところがどっこい古くから深川にあった。味もいいが

オッサンデザイナーとして、インテリアに見とれていた。建物を見るだけでも価値がある。

「みの家」の紹介 HPより抜粋
創業明治30年(1897)。隅田川や小名木川の海運事業の発展に伴い賑わいを増していた深川森下町。この地に、多く集まった木場の職人や船人足相手に日常のスタミナ食として振る舞われたのがはじまりです。

現在の木造の建物は昭和29年に建てられたもので、当時炭を使っていたことから天井が高く風通しの良いつくりになっております。

また、木場で働く常連さんが多かったことから値踏みされぬよう、全国から銘木を集め贅沢なつくりになっており、度重なる修繕の際にもそれらの材料は再び元の場所で使用され建築当時の姿のまま現在に至っております。

下足番に靴を預けて入るとこの空間(HPの写真)

右列の一番奥に座った。

一番奥から玄関側を見たところ

席から中庭を。

はし袋や、しおりも味がある。自然とコンセプト出来上がっているのか、それを考えて作ってあるのかわからないが・・・

いただいたのは、お酒少々と、以下のものです。

HPより。
桜なべ 1,800円

さくら肉(馬肉)を八丁味噌と江戸甘味噌を合わせた自家製味噌だれと醤油ベースの割り下で煮て召し上がっていただく関東風すきやき。
肉はヒレや、ロースを使用しておりますが、 切り落とし(形のそろわない部分)が入る分安価にてお出ししております。

肉さし(馬肉刺身) 1,800円

ロースの中心部分だけを厳選使用。きめの細かい肉質で馬肉の赤身本来の旨みを味わうことができます。
淡白であっさりしている馬肉の特徴をいかすため生姜醤油でお召し上がりいただきます。

支払い方法の仕組みも面白い!

下記HPより。
※お会計はお席にてお願いいたします。
すみますと会計済みの札が出ますので、
上がる際にお渡しした下足札と併せて下足番に渡してください。
なお、お会計は現金にてお願いいたします

昭和の空間を味わって、満足でした。建築もインテリアも、デザインも昔の良さを研究して、今に活かす必要がアリマンナ!

まさに、過去を知り、現在を生き、未来を導く。デザイナーの仕事ですな!
ガンガリマヒョ!馬肉食ったんやから走りや!

2009年10月1日木曜日

森正洋さんデザインの 「しょうゆさし」

新婚時代から、我が家の「しょうゆさし」は、森正洋さんデザインで、白山陶器製のこれです。


1960年にグッドデザイン賞受賞、新婚生活を始めると同時に使い出した。それ以来ズーット食卓にあった。

夫婦喧嘩で割れて(冗談です夫婦喧嘩なんかしたことがありません、ここ2~3日は)買い足していったが・・・今のはいくつめか?

久しぶりに買い足した。パッケージも良くなっていた。シンプルやね!


ほぼ実寸の白黒写真に「しょうゆさし」とひらがなで表記、右面には直径22mmの穴が開き、中身の色の確認が出来る。
シンプルやけど、役割はしっかりと出来ている。学ばなアキマヘンナ! 


モノも早速測ってみた。だいたいやけど!


すごく安定感があるけど、片側3.5mm大きいだけです。

樹脂成型品のデザインをするとき金型に抜きテーパーがいる。
表面が光沢の製品で一般的には1度(60mmで1mmのテーパー)
すなわち、高さ60mmで、径で2mmです。

高さ60mmのもので、下面の径を2mm大きくするだけですごく安定感が出ます。本品は片側3.5mmだから安定してます。
売上も安定していると思います。

その使い方を間違うと、不安定な感じを消費者に与える。上面が2mm大きいと不安定になる。

8月1日 本ブログで「こぶうま」のことを書いた。
美味しいから今も使っているけど、高さ111mm、上面直径44mm、下面直径41mm。
味はエエけど、不安定や! 売上も不安定でなければいいけど、
「こぶうま」は惜しいデザインだ思う。

2009年9月30日水曜日

JR京都駅 新幹線ホーム 段差注意!

出張のためJR京都駅新幹線改札口を通った。修学旅行生であふれていた。6月と9月に修学旅行生が多い。

修学旅行生は列車の待ち時間の間、自由行動になり、売店やトイレに殺到する。数の力は怖い、体力の無いオッサンは、すみに押しやられる。

今回は旅行会社の方がお話しをされ、自由行動前だった。ラッキー!?

新幹線上りホームで列車の到着を待っていると、キヨスクのガラスドアーに大きな張り紙「段差注意!」

どんな段差?と思い、近づいてみた。今までよく買い物をしていたが、気がつかなかった。

高さ15センチくらいのH鋼の上に、キヨスクが立っているのだ!
大きな怪我・事故が有り張り紙をしたと推測される。
今までに何人もの方が・・・

ハインリッヒの法則(1:29:300)から言えば、
1人の大きな事故の裏には、
小さな事故、ここでは弁当やジュースをひっくり返した人が29人
つまづいてヒヤッとした人が300人。

何で、段差が出来たのか、隣の待合室には段差は無い。

駅全体は、平成18年に施行された「バリアフリー新法」により、多額の費用をかけ、エレベーターを設置したり、トイレを改装したり、段差をなくしたりしているのに・・・キヨスクは?

誰やこんな段差のある店を設計したのは・・・

店舗設計や商品デザインでも、注意書きや、張り紙をせなあかんデザインはしたらアキマヘンナ!

よーく使い方を事前に検討すればわかることですわな!
オッサンはせいぜい足を上げる練習しとこ。

2009年9月28日月曜日

秋の休日の良かった探し

日曜日、朝から家主様(家内・女房とも言う)はお出かけ、運転手は駅までお送りした。

その後、自治会の公園の掃除があった。草抜きに夢中になった。
久しぶりの予定の無い日曜日。

午後から出かけた。そこで色々な景色に出会えた。
「彼岸花」 季節やね!

「背筋を伸ばした雑草」 姿勢を見習わなアキマヘンナ!

「河川敷の雑草」 なかなかええ色してまんな!

「稲刈後の田んぼ」 わらの人形が集まってどこかへ行くようですな!

「夕日」 いいもんデンナ!久しぶりに日が沈むのをみてた!

数時間、ボーっとウロウロしていても、デザインに役立ちそうな景色が有るものだ! たまにはボーっとしよう!
お前はいつもボーっとしているでと、 誰や! 
アッ! これはこれはOO様 明日からがんばります。ヘヘェー!

2009年9月27日日曜日

和歌山県 九度山町の街灯

高野山のふもと、九度山に柿を分けてもらいに出かけた。

パンフレットによると、九度山地域は
空海の高野山開創によって栄え、鎌倉期に、高野山詣は盛んになった。
関が原の戦いで破れた真田昌幸、幸村親子は、九度山に閑居した。
明治に入ると地方行政制度も改革され、高野寺領も和歌山県下になり
柿、みかんなどの果樹栽培を中心とした地域に変貌した。

近くを散策した。ほぼ真夏並みの暑さ!
「真田庵」 真田父子が閑居した屋敷跡に建つ寺院

「松山常次郎記念館」 郷土が生んだ政治家、長女は平山郁夫画伯夫人

まだまだ見るべきものがあります。でもあまりの暑さにダウン!

でも、街灯が気になった。スゴークモダンな形状に、真田家の六文銭をあしらったこのデザイン? それと配線の処理・・・

そして、いくら柿が名産品だといっても・・・柿がそのまま光る?

これも、デザイナーが関与したのかな?
もうチョット考えたらいいと思いまへんか?

各地に、名所や名産品などをモチーフにした街灯が多い。安易にデザインを決めすぎていませんか?

九度山町様 新しいものに取り替える時期が着たらぜひ!
地元出身のデザイナーと一緒に考えまっさ!

2009年9月25日金曜日

バス停のベンチ 第二弾

6月18日の本ブログで、管理人のオッサンが
昔、事業を潰した仲間と年一回の反省会と称する昼酒会をしてその帰路
バス停のベンチについて疑問に思った。

バス停には、いかがわしいベンチが置いてあり
少しはなれて所に役所が設置したであろう腐った木製のベンチがある。
なんかチグハグや! と書いた。

先日あるところで、管理人と同じ目線での記事があった。

バス停のベンチについて、2003年国交省が通達を出している。
車椅子や歩行者の通行に支障がないよう「ベンチを設置した後の残りの歩道幅が原則2メートル以上確保できること」

通達を守ると、役所はベンチを置けない、その結果不便だから、
バス停には、いかがわしいベンチが置かれ、客は利用している。

役所がルールを守って設置したベンチはバス停から離れていて、
誰も利用せず、腐っていく。これこそ税金の無駄使い。

国も、地方自治体も、企業も色々なルールを作っている。
全体を包括するルールほど現場にあわない。
また現場の実情に即して作られたルールでも、時代とともに変化していく。

どんなルールでも時々見直さなアキマヘンナ!
国や、企業にとっても宝の山かも? 前原さんガンバッテヤ!

2009年9月24日木曜日

実った稲穂を見て同系色調和感じる

散歩をしていると、いろいろなものが目に入ってくる。今は実った稲穂が思いっきり、頭をたれている。

その姿を見て美しいと思う!
インドや中国では約7000年前に稲作の記録があるらしい。
稲作が始まって長い間この時期には同じ光景をアジアの人々は見てきた。

鮮やかな色をつける花も美しいが
自然の世界で美しいを思うものは、同系色調和が多いように思える。

コーディネートするときに一番簡単なのが、同系色調和。万人が認める手法だ。

6月7日の本ブログでも書いた「数の力・美」で紹介した写真も、ほとんど同系色調和でんな!その時の写真


2009年9月21日月曜日

デザイン=「商品の実用価値」+「デザイン価値」

8月16日 本ブログに登場した「愛用の湯飲み」とほぼ同等の付き合いがある「ハサミ」の話。

1975年の春、当時の上司(39歳)が胃がんのため亡くなられた。スゴイショックだった。ここでは書ききれない。

そして忌明け後に、事務所にある上司の愛用の品の一部を、家族に断り部下で「かたみ」として、一品ずつ分けていただいた。

その時の品がこの「ハサミ」です。
SOLINGEN 「DOVO No.30」です。

紙はもちろんのこと、デザイン試作のためのいろいろな材料もこのはさみで切ってきた。ABS樹脂シート、塩ビシート、アルミ板・・・

いまだに現役です。私の机の上にあります。

その後、色々なハサミをいただくのですが、色・形のデザインばかり目立ちすぎて、使いにくい。

それで思い出した、50数年前に、松下幸之助氏が、全国デザイン会議で基調講演しておられる記事を読んだことを。

デザインの役立ちは、商品の「実用価値」+「デザイン価値」でんな!
「デザイン価値」が優先されたらあきまへん!

時代を作る偉い人はちゃいまんな!


このはさみは、指にしっくり来ます。ほとんどのものが気持ちよく切れます。持つ部分、刃の部分上手く表現できています。

実用価値を、より使い易くする処理(デザイン)がされている。
これをデザインした人は「職人」と言う職業の人か?

デザイナーと言う職業の人はガンバラナアキマヘンナ!
「ハイ、がんばります!」

2009年9月19日土曜日

ハイボールはなぜ復活? 嗜好品は飽きる。

我が家の家主様(家内・女房)がサントリーウイスキーの角瓶と炭酸のセットを購入してきた。「ハイボール」が飲みたいからだって。

よく考えてみたら、最近管理人もショットバーに行って「ハイボール」を飲んでいる。
以前は「水割り」そして焼酎「ロック」だった、最近は「ハイボール」に。

なぜブームになったのか
小雪さんのコマーシャルが良いから?(サントリーHPより)

一言で言えば「焼酎に飽きたから」
嗜好品は「飽きる」か「ズーット続ける」の2種類の消費者に分類できる。

今でも両切りの「ピース」を吸い続けていきがっている「肺がん予備軍」それは少数派。
ほとんどの人は、時代とともに変化していく。デザインも同じでっせ!

健康のためにタバコを吸わないほうが「かっこいい」と言われるとやめる。
健康を害する要因を除けば、嗜好品のタバコも復活できる。
健康に良いタバコを作ればいいのだから。
そして小雪さんがかっこよく吸えば・・・

管理人も以前ブログに書いたが、芋焼酎で、なんだかんだと言っている。
周りのオッサンも同じような講釈をいっている。
それはそろそろ焼酎に飽きがきたのだ。

若い人たちは、飲酒を始めたときから「焼酎」「チューハイ」飽きた!
そこにハイボールの宣伝。味が「新鮮」、若い人たちが飲みだした。

20年前若い人たちとショットバーに行って「ハイボール」と言えば「なんですかそれ」「アー昔の人が飲んだはったやつ」と言われ、年寄り扱いされる。

だから難しそうな名前のカクテルを頼んだり、高そうなウイスキーの水割りを・・・
そこに小雪さん! ありがとう! また「ハイボール」が飲める。

ハイボールを飲もう!お店の紹介(二度目です)
ここでは、角瓶を冷凍庫から出してくる。霜がついた角瓶で「ハイボール」を作ってくれる。(写真が無いのが残念)

西天満の 「剛」BAR 

今年の2月にオープン 知人が店を設計
〒530-0047 大阪市北区西天満4-11-8 武智ビル1F 
電話06-6315-5058  営業時間は19時から 梅新東から歩1分
マスターはソムリエ。立派なワインクーラーが店の奥に鎮座している。

ブログ「オッサンデザイナーの眼」見てきたと言えば、チョットくらいサービスがあるかも? 無いかも?

2009年9月18日金曜日

「旧野崎家住宅(倉敷市児島)」素晴らしかった。

先日、日本商環境設計家協会の水彩画同好会の運転手として、
鷲羽山に出かけた。

あいにくの土砂降りの雨。瀬戸大橋は霞んでほとんど見えなかった。
雨男のKさんは今回不参加なのになあ・・・

スケッチはあきらめ、倉敷市児島の「旧野崎家住宅」に

野崎家住宅は製塩業と新田開発で財を成した、野崎武左衛門が気宇に合わせて天保から嘉永年間に次々と築いていった民家です。

3,000坪の敷地に、建物延べ床面積1,000坪近く。
ぜひ、おすすめです。入場料は500円。その価値は十分すぎる。
下の写真は「表書院」


照明器具のデザインを見て、係りの方に質問をした
「これは戦後おつけになったんですか?」

大金持ちを馬鹿にしたらアキマヘンナ!

明治の中ごろには、自家発電の設備も設置され、その時代の照明器具のデザインそのままですって!

眩しくならないように、下面にカバーまでデザインされている。

エジソンが電球を点灯したのが1879年(明治12年)
日本で電球が点灯したのが1890年(明治23年)

すごい!ほぼ同時代に、電球の下で生活を・・・
今でも使える照明器具のデザインの下で、昔の大金持ちはスゴイ!

下の写真は「中座敷」奥はどこまでも続いている。

照明器具のデザインは「表書院」とは別のデザインです。

蔵の中には、明治時代の「アイスクリーム製造器」「氷かき器」「電話機」「蓄音機」・・・昔のお金持ちは桁が違う、スゴイ!

そうそう、昔の人はスゴイ!で、思い出した。
お絵かき仲間の最年長「O画伯」は、腕がむずむずして雨の中でも描くと。

屋根が有りそうな日生港に、島への連絡線の船着場で、大勢の人が行き来する中、1時間弱で一枚仕上げられた。

さすが!昔の人はスゴイ!(O大先生、スミマセン昔の人扱いをして)
管理人はいまだ「画伯見習い修行中」で、傘をさして土産物屋を物色。
これではアキマヘンワナ! 何時までも運転手デンナ!