2010年2月20日土曜日

サーモスのステンレスボトル(魔法瓶)に感激

【第1回卒業作品展】
昨日は、非常勤講師をしている大学の「第1回卒業作品展」に行ってきた。
天神橋6丁目の「大阪くらしの今昔館」で開催されている。2月19日から21日まで。初めての卒業生。素晴らしい作品が揃っている。以前にも書いたが、4年間良く頑張ったと思う! 学生も先生も「教育ってすごい!」 
作品集の表紙


先日、携帯用の魔法瓶を買った。
ゴルフやサイクリングのとき、冬場は温かい飲物が欲しい。熱い飲み物は蓋のコップに注いで飲みたい。蓋コップ付を探していたが、最近は少ない・・・熱い飲み物もダイレクトに飲んだら火傷するで!

過去何種類かのステンレス魔法瓶を買ったが、運悪く魔法瓶ではなかった。温かいお茶を入れると、外側が温かい魔法瓶や、氷を入れると水滴がつく・・・(バーゲンの安物買うからや!)

LOFTで、他のものを探しているときに「サーモス ステンレスボトル」を見つけた。

【売り言葉】パッケージも良くできている。
もれない・注ぎやすい・洗いやすい。フルオープン中せん。軽量コンパクト500ml。

好き、気に入った。価格も納得価格!  以前ある先輩と居酒屋で魔法瓶の悪口を言い合っていたら「サーモスがええで」と教えられていた。

熱いお茶、コーヒー、氷を入れて使ってみた。満足!満足! 

注ぐ工夫が良くできている。(写真右上・右中)「ポタ!」と一滴落ちることが多いけど、無かった。管理人もその昔、液体を注ぐモノをデザインしたとき、その「ポタ!」一滴を無くすのに、スゴーク苦労したのを思い出した。それと近い処理がしてある。(俺のアイデアを・・・そんなこと無いか?)

中栓を開けた状態を保つための、バネ機構を、密閉するためにシリコン材料と一体でうまく使っている。(写真右下)設計者もなかなかやるのう!

早く、ゴルフや、サイクリングで使いたいな!

2010年2月18日木曜日

ビジネスは心理学や! その3 サービスカード

昔々おふくろが、近くの公設市場で買い物をすると切手のようなシールをもらってきて、ご飯つぶで、台紙に貼るのを手伝わされた。

また、ズーット昔から、文具の銀座伊東屋でも、買い物金額5%相当の金券をくれた。若いとき助かった覚えがある。

それをIT化して、全国で使えるポイントカードを発行したのはヨドバシカメラが考案した。 管理人も新宿本店で作った。

余談だが、ヨドバシでは必ず精算時に「ポイントお使いになりますか?」と聞いてくれる。M電化で「ポイント使います」と言ったとき「昨日切れています」と言われ「カチン!」ときたことがある。しかもウン万円分。もちろん二度とそこでは買っていない。以後管理人はヨドバシのファン!

少し値のはるレストランからは、誕生日に案内状が届く。気楽な居酒屋さんは精算時に「サービス券」をくれる。必ず期限付き。

百貨店カードも購入金額で、次年度の割り率を変える。などいろいろな方法で、顧客を囲い込もうと苦心している。

売る人は、顧客心理をつかむのに、一生懸命努力しているように伺えるが

メーカーは、顧客を囲い込もうとすることは考えているの? 努力しているの? もっと顧客の心理を知って活動すればと思う。

管理人には良い知恵が今は無いが、聡明な方々で考えれば、良い答えがあるかも? 以前は各メーカーにファンがいた。「おれはOOしか買わない」と。今はほとんど聞かない。なぜか?

メーカーに元気が無いのが気になる、テレビCMも、少ない。頭髪関係、健康食品、パチンコ・・・がやたら目に付く。ユニクロのように製造から販売まで一手にやるか?

わたし作る人、あなた売る人、そして買う人になりすぎていませんか?
メーカーで商店のサービスカードに変わるものって何なのか?信頼・誠実・保証期間・・・

必要なのは、生活者研究をして、顧客の心理を熟知したワクワクする新商品やね! それを楽しんで開発せなアキマヘンナ!

2010年2月17日水曜日

ビジネスは心理学や! その2 アマゾンの戦略

書店を覗き、本の内容をよく確認 (はじめにと目次) をして購入するように努力はしているが、つい便利なアマゾンを利用してしまう。

そして、予定外の関連図書も購入している。だって「この本を買った人はこんな本も・・・」「書評はこうだ・・・」など、消費者心理をうまくつかみ、手が出るようになっている。

ユニクロ(ファーストリテイリング)の会長兼社長の柳井正さんの「成功は一日で捨て去れ」のタイトルに惹かれ検索した。

購入したのが以下の結果。いろいろ教えてくれることはアマゾンに感謝しているが・・・時々失敗の本も有るので悩ましい!

でも、顧客の心理を良くとられているともいます。業績良いそうですな!他の業種でも顧客の心理を勉強して、景気回復せなアキマヘンデ!

先日も書いたが「顧客の無関心が最大のライバル」でっせ!

マスコミも、不景気、派遣切り、差別・・・暗い、寂しい話が多すぎませんか、5年ほど前に発行された「下流社会」三浦展著から始まったのかな?
三浦さん、今度はぜひ「上流社会」を! 毎晩、銀座や新地で「ガッハッハ!」と豪遊している人の話など、景気の良い話を、面白おかしく、タノンマス! 

若いヒトが、上を、トップを目指して、世界で活躍できる人になってもらいたい。それには、いろいろなことに関心を持ってもらわなアキマヘン!

そして皆で、こうすれば出来る、考えたいもんですな! その参考に「成功は一日で捨て去れ」を読ませてもらいまっさ!

2010年2月16日火曜日

バレンタインデー 美しさに感動

今年は、日曜日と重なって「義理チョコ」は少なかったらしい。管理人は、「義理チョコ」をもらったことが無いのでわからないが・・・

だって管理人はいただくときに、いつも確認していた「本命チョコ有難う!」と言うと、彼女は必ず「ニコッ」と笑って、心の中で本気ですよ!と言ってくれていると思っている。(どこまでも自分勝手な管理人である)

さて、今年の本命チョコ 一つを紹介します。紙袋、ビューティフル!

パティスリー サダハル・アオキ
パリ在住の青木さんは、シンプルとコンセプトに菓子作りをされ、成功されているとか?(奥さんは元TBSアナウンサー?) あけてビックリ

これ! 絵の具? キレイデンナ! 食べる気しまへんな!

パンケージの文字、凸になってまっせ! 2枚の合紙で、表面の白紙を裏から刻印してある。 表の印刷と位置合わせどうするのか? 難しいやろな! 高くつくやろな! 嗚呼! アカン デザイナー病や!

こんな色デマンナ! でも、キレイ! 久しぶりに感動した。素直に美しいと思える。 パリに住まないとこんなセンス出ないのかな? 大阪でもガンバロ!  

中味、パンケージ内箱、外箱、手提げ袋・・・すべてが一つのコンセプト「シンプル」でまとまり、美しさを表現できている。

さすが「本命チョコ」高くついたやろな! しかし、バレンタインデーを仕掛けた人は偉い! 業界売り上げの大半はこの時期で占める。

ありがとう、でも美しすぎて手が付けれない。次に遊びに来たとき彼女が食べるつもり? ホワイトデーが怖い! 特に娘からもらったチョコは?

2010年2月15日月曜日

目標を持って取り組む

 
バンクーバー冬季オリンピックが始まった。上村愛子は惜しかった。
管理人がいつも行くスキー場で上村愛子さんは練習をしていた。同じゲレンデで滑った仲。応援していたのですが、1位を目指していたのに・・・

オリンピックで金メダルを取りたい。マスターズで勝ちたい。大リーグで活躍したい・・・目標を持って挑戦しているアスリートに人々は感激する。

上村愛子さん、イチロー選手、遼君などのように素質があって、明確な目標を掲げ、課題を整理し、方策を作り、そのプロセスを明確にし、人並み以上の努力をして、目標を目指していく。 
上村愛子さんは惜しかった。でも目標があったからここまでこれた。

デザイナーも目標を持って仕事に取り組みたい。「無」から「新」を探る仕事には目標を掲げることは難しいが・・・

管理人のような凡人は、目標を持っても、すぐ挫折している。
しかし自分に何度でも言い聞かせている。

目標を持たないよりも、掲げることによって、少しでも近付く。だから目標を掲げる。目標がなければ反対方向に行くことも有り得る。

デザインの仕事では、目標を掲げることが難しいことも多い。
目標が見つかれば、課題や方策を探ればいいのだから、出来ない問題が出てくればしめたものだ、その問題を解決していけばよい。

いつも、いつも悩んでいるのは「この目標が正しいのか?」である。
商品化したとき社会の役に立つのか? 顧客の支持を得るのか?

その悩みがあるから楽しい! 悩むためにデザイナーになったのだから。

昔、先輩に言われた「仕事で苦労すると毛が抜ける」 「人間関係で苦労すると白髪になる」。 やっぱ! 管理人は仕事人やった!(影の声・・・仕事もせんと毛が抜けたのはあんただけや!)

2010年2月14日日曜日

ビジネスは心理学や! 百貨店カードの戦略

以前は、百貨店のカードをH,H,T,D百貨店の4枚を持っていた。
すべての百貨店が、5%の割引をしてくれた。

いつからかは忘れたが、年間の利用額によって、割引率が決められるようになった。当時利用額の多かったこのペルソナカード1枚になった。

そしてこの時期になると、あなたの今までの利用額は「OO万円です」「あとO万円」で「次年度の割引率はOO%になります」と案内が来る。

「OO円以上で送料無料」で、つい余分なものまで、自分自身に納得させながら、買い物をする。それと同じや!

3月15日までに、次年度の割引額をワンランク上げるために、買い物をしてしまう。今まではシャツのオーダーをまとめ買いてしていたが・・・

消費者は、あとOO円で自分に利益があると思うと行動してしまう。
ビジネスは心理学や! と鈴木敏文さんが言っておられるのがよくわかる。

もちろんデザインにも商品開発にも、もっともっと心理学を、活用して
ヒット商品つくらなアキマヘンナ!

2010年2月13日土曜日

トップになるとたたかれる!

半年前は、麻生さんがたたかれていた。たった半年前でっせ!

政権交代したら、今はこのお二人ですか?

TOYOTAはGMを抜いてトップになったら・・・
横綱になると「品格」が問われ・・・

トップになるとたたかれますな! 管理人は人生でトップになったこと?? ある部門の長くらいでんな! トップを一応目指して???

高校生時代の運動会で、1500m走(校庭を7.5周)で「よし!トップだ!」と思ってゴールすると、2着の旗の下へ「???」 1周速く陸上で高校総体に出た奴が1着の旗に。一緒に走ったのを忘れてた。

仕事で、ヒット商品が出た。多少マスコミが騒いでくれた。取材を受けた。
その記事を見た経営トップからお叱りが「有頂天になるな」「マスコミ通して他社に教えるな」の2点だった。

トップになったり、話題になったときのマスコミや周りへの対応は難しい。
抜け出ていると、つまらぬことで憎まれたりする。
「出る杭は打たれる」上手いこと言いマンナ。

でも、トップを目指してガンバラナ! 2番3番にもなれまへんで!
トップになって喜んで打たれましょうや!

2010年2月11日木曜日

焼肉店が改装した このデザインでよろしいか?

時々前を通る土佐堀の焼肉店が気になっていた。ビルにへばりつくように小さな焼肉店で、古くて,店自体に歴史を感じていた。
(その写真が無いのがザンネン)

看板は、もうボロボロに近く、でもそれが「旨い焼肉屋やで!」といっているような気がして、一度はのぞきたいと思っていたところ・・・

久しぶりに前を通ると、ナ、ナ、ナ、ンヤこれ?(改装後 下の写真)

アップの写真、これもデザイナーがタッチしてるのやろか? 店舗設計者?? ディスプレイデザイナー???

オリエントホームと言う会社と、焼肉店とどういう関係? お店の売り言葉は、コンセプトは? いろいろ考えてしまう。 
嗚呼! 嫌やな! デザイナーと言う職業

安い、旨い、280円が店の売りでっか? 安くて旨くて店の雰囲気がよかって、人格のある店主やったら繁昌間違いなしやけど・・・このデザイン?

ネットで調べてみると、オリエントホームと言う、不動産会社が、焼肉店を経営しているようです。 

でも、店の看板にこれはナインちゃいまっか? せめて、焼肉店だけの看板にせなあきませんで! 2月9日、肉の日に改装オープン!ですって

世の中いろいろアリマンナ! もう、よう入らんけど気になる店でんな!

2010年2月10日水曜日

安全品質とデザイン  新幹線には踏切が無い!

日本のメーカーが品質で問題をおこしている。 
唐津一氏に品質の大切さを教えて頂いた時のことを思い出した。

商品デザイナーと、企業の品質管理部門とは時々敵対関係になる。
「デザイナーはOOしたいのに、品質部門は過去のトラブルからダメです」と官僚のように、ルールと過去の数字を盾に、デザインの邪魔をする。

でも、安全品質を守りながら、デザインをする。品質基準の本当の意味をよく理解しながらデザインすることが大切である。(時々過去の遺物みたいなルールがあるので見直すことも忘れずに!)

管理人は、企業の永続性を保てるのは「品質第一」と思っている。
だから「品質第一」で、それを越えるデザインをするのが「プロや!」・・・

それは若い時に、唐津一氏の講演を聞いたからである。 当時会社の顧問で、社内講演会で、品質の重要性をわかりやすくお教えいただいた。

今でも覚えているのが、新幹線の話。

「新幹線はなぜ大事故が無いか?」「それは踏み切りを無くしたからです」
「在来線の事故の大半(数値忘れた)は踏切事故です」

「人名を守るため、踏み切りを無くし全て高架にしました」 「高架にするため費用がかかる、など意見が多々出ましたが、人命の為、譲りませんでした」

パレート図を提示され、わかりやすく在来線の事故分析。
管理人もQC手法に興味を持ち勉強した。説得力は「言葉」「文字」より「数値」と「図」であることも学んだ。

今大手自動車メーカーが、品質トラブルで窮地に立たされている。 各企業の社内で、品質第一が掛け声だけになっていないか?

デザイナーは安全品質を第一に商品開発をして欲しい。 使い勝手で安全に関係することも多い、そこはデザイナーの責任でっせ!

2010年2月9日火曜日

エアコン室外機 ドナイカしたいデンナ!


昨年の夏に、マンションの洗濯物どないかしたいデンナ!と書きました。

それは韓国に行ったとき、マンションに洗濯物が見えなかったので、ガイドさんに聞くと、韓国のマンションはロの字型になっていて、内側にそのスペースがあると・・・日本も見習いたいな!と書いた。

夕方の都心マンションの写真です。洗濯物がなくなる(見えなくなる)と、エアコンの室外機がオンパレード!

エアコンが部屋ごとに必要となれば数個いるわけですわな! それが景観を悪くしています。

このマンションの前は、国際会議場や超高級ホテルが・・・室外機がつくことがわかっているのですから

【対策案】
その1 建築側で考えなあきませんな! 見えない工夫は出来マッセ!
その2 器具側では、小さく、薄く・・・などが考えられますな!

建築家の先生、電機メーカーの技術者・企画者・デザイナーの皆さん
ヨロシュータノンマス!

2010年2月8日月曜日

消費者の無関心が「真」のライバル

もっとインテリアに関心を持ってもらうと、景気よくナリマッセ!

新聞折り込み広告を見て、悲しくなった。(その企業の方スミマセン!)
「フレンチポップをコンセプトにした可愛らしい・・・ご用意しました。」

フランス人が見たら怒るやろ! 管理人の身体にはフランスの人の血が・・・まったく流れて無いが、怒っている。

以前仕事で、住宅会社の何十人ものインテリアコーディネーターの方とお会いした。もちろんインテリア熟知しておられ、スゴイ方も大勢おられた。

でも、これはアカンヤロ! と思った方も それ以上におられた。(すみません昔の話です 今はそんな事は無いと思います)

短大の家政学部を卒業されて就職、その春から名刺の肩書きに「インテリアコーディネーター」と・・・主婦のパートで経験無いけど・・・

それでも勤まるのは、顧客のほとんどが、インテリアに無関心だからです。
フレンチポップをコンセプトに・・・ 今でも広告が打てる市場。

消費者の無関心が「真」のライバル

団体、協会、企業の人は教育にインテリアを、デザインを入れるように動くべきです。子供のときからインテリアに関心を持ってもらう。
小学校でインテリアの授業を・・・

関心を持てば、消費も増えます。日本人のセンスもよくなります。
世界で活躍できる人材がもっともっと増えます。日本文化の発信にもなる。

インテリアや、デザイン関連の団体は、小学校で使う教育の教科書や原稿を作りましょう! 勿論その中に、照明の教育も・・・
(デザイン団体で資格試験を・・・なんて考えるよりも子供の教育でっせ!)

小学校から相撲の土俵が減って、日本人の横綱がいなくなってきたと、新理事は危惧している。 インテリアやデザインもおんなじや!
10年20年先を見て行動しまへんか?

2010年2月7日日曜日

顧客の気持ちを しっかりつかむと繁昌しまっせ!

「丸亀製麺」 急成長の秘密がわかった。

先日NHKの日曜朝の番組「ルソンの壺」(関西地区のみ放映)を見ていると、うどんチェーンの「丸亀製麺」の特集であった。

経営母体は神戸にある「株式会社トリドール」。社長は焼鳥屋さんから始めて 「丸亀製麺」をはじめその他にも、焼鳥、ラーメン店など展開されている。

 ルソンの壺のHPから
セルフ式讃岐うどん店を経営する「トリドール」。 10年で全国323店舗を展開し、セルフ式としては日本最大のうどんチェーンに急成長した。強さの秘密は、安さを追求しながら、できたての味にこだわっていること。店内で製めんし、温度管理を徹底することで、讃岐うどんならではのコシを実現。さらにオープンキッチンにするなど臨場感を演出し、待つ間も客を飽きさせないという。不況の中、成長を続けるうどんチェーンの戦略に迫ります。


番組を見た後、昨年11月末に、讃岐うどんめぐりをした管理人は、比較のため、食べたくなりネットで調べると、車で15分くらいに店があった。

行って見た。 店に入ろうとすると、入り口と出口の表示、入ると機械から麺が出来上がっていた。確かに店内で製麺。

お盆を持って、釜揚げうどんを頼み、横を見ると、パートのおばさんが、天ぷらを揚げている。かき揚げと、ちくわ天を取りテーブル席へ。 全て一方通行。 食べ終わって食器を運ぶと、そこは出口になっていた。

味は、うどんも旨いが、温かいてんぷらが旨い! 目の前のオープンキッチンで揚げた温かい天ぷら いいねー!

昨日所用で、大阪府庁の一部が移転することになった、南港のWTCビルに行ってきた。昼食は2階の「S製麺」にした。丸亀製麺と比較したくなったので。

「丸亀製麺」と「S製麺」の比較。
値段はまったくといっていいほど同じ。 一方通行ではない。 天ぷらを先に選んで、麺を頼み精算。 少し待って麺を受け取る。

麺を店内で作っているのは見えない。 天ぷらを揚げているのも見えない・・・ 食してみた。 麺の差は管理人ではわからない。 でも、かき揚げと、ちくわ天は冷たかった。 冷たい天ぷらはアカンヤロ!

食後、セルフで食器を置きに行くのだが、 一方通行ではなく運びにくい。 また入り口に店員さんが一人 「いらっしゃいませ」を言うだけのために一人いてるように思えた。 何のためやろ? 人件費もったいな!

そんな諸々で管理人の判定は 「丸亀製麺」の勝ちデンナ! 
「顧客の気持ち」 「従業員のやる気」 「味」 「納得価格」・・・が揃うと、ビジネスは上手く行く。 丸亀製麺に「不況」は関係なさそう。

今日も昼飯は、車を飛ばして「丸亀製麺」へ、確認に! 日曜日で客は入り口の外まであふれていた。 客の回転は速く、5分ぐらいの行列で、食べることが出来た。 天ぷらはホッカホッカだった、フーフーして食べた。 嗚呼! 旨い! 

2010年2月5日金曜日

商品企画とは、生活者研究からでっせ!

SDカード読み取り機能付き筆記具の 記事を見て一言

昔々ある国に、デジタル時計付き筆記具があったそうじゃ! それはそれは恐ろしいことに、デジタル時計が筆記具と一緒になると、店では安売りされていたのじゃった! それでも売れなかったそうじゃ!

初めて市場にデジタル時計付き筆記具が出たときは、マスコミは面白がって「便利な商品」と色々取り上げた。

各社が参入したが、ニーズは無かった。数年もしないうちに、店頭で安売りが始まった。一般の筆記具より、デジタル時計がついている筆記具は安物になった。ゴミ同然のように売られていたのを、鮮明に覚えている。

この新聞記事を見て、それを思い出した。

某筆記具の商品企画ご担当者様
もっと、生活者研究をして商品企画したほうがよろしいで!

ついでに、もう一つ 心配している商品企画

【デジタル一眼で100種類の配色】

某カメラ会社が、デジタル一眼カメラを、本体とグリップの色を100種類の組合せから選べるようにした・・・記事が右上にある。

店頭実勢価格が何千円なら、可能性有るけど? 9万円前後なら、もっと本来機能や、使い方などで生活者ニーズを知り、ハートをつかまなアキマヘンな! それが出来て、色の配色でっせ!

コンパクトデジカメで後発の某電機メーカーは、本来機能のレンズでドイツの企業と、そして手ブレ防止機能・・・生活者のニーズをしっかりつかみ、本来機能で市場をつかんだ。

2010年2月4日木曜日

「効果実感」で新市場を作る

クイックルワイパーのお話

新しく世に出した商品は、「効果実感」がなければ、新しい市場は築きにくい。店頭でそれを実感してもらえるものはヒットになる。

「効果実感」で感心しているのが、16年前に発売された、花王さんの「クイックルワイパー」

初めて使ったのはいつか?? でも、いつもシートについた綿ほこりの多さにビックリ! こんなに取れるものか!

フローリングが普及してきて、市場ニーズを調べ「クイックルワイパー」を世に出した花王さんは偉い! 花王の商品開発力は定評がある。

生活者の「不平」「不満」をすばやくキャッチして、生活者の思っている「不」の解決方法が期待以上の答えだから、新市場が作れる。

でもザンネンなのが、消耗品でビジネスをしたいところだが、大手スーパーの売場には花王のシートは置いていなかった。

ほこりを取る、シートで新しい「効果実感」を感じてもらう商品開発が次々できなかったのかな? でもシート安すぎる。

今まで市場になかったものは「効果実感」が店頭で訴求できると、普及が早い。店頭で「オーッ!」と言わせれば・・・新市場が作れる。
サアー考えよう!

2010年2月3日水曜日

購入理由は「好き」か「嫌い」か デザイン重要

歴史伝統の「薩摩芋焼酎」新規参入「鳴門金時焼酎」の話。

本ブログの1月13日 鳴門金時の芋焼酎のことを書いた。包み紙で鳴門金時のイメージを上手く表現した良いデザインだと絶賛した。

それを読んだ知人が、こんなんもあったでと、届けてくれた。
鳴門金時 本格芋焼酎 「里娘」日新酒類株式会社

感心したのが徳島芋焼酎のデザイン。芋焼酎としては、鹿児島のような歴史はない。新規参入だと思う。

でもデザイン頑張ってますな! 昨年4月に鹿児島白金酒造の「白金乃露黒」が業界のパーティで味は絶賛、でもラベルのデザインが・・・本ブログでも書いた。

鹿児島や、九州では焼酎の歴史があり、伝統文化など過去にこだわって、今の時代に合わないデザインになっているかも?(なんか日本相撲協会の話みたい、37歳の理事が徳島焼酎)

その点新規参入は、今の時代にあったデザインで参入出来る。だからつまらないものもあるが、時々ドキッ!とする、良いものがある。それが存続し、出来の悪いものは淘汰される。

ひょっとしたら徳島芋焼酎ブレイクするかも? 2,000円程度の価格帯なら「好き」「嫌い」の直感で、ためしに購入する。

そのときにデザインの力がスゴーク影響してくる。そして味がよければ、流通が・・・などの条件が揃えばヒットに。ヒョットしたら徳島が・・・

商品購入の根本は「好き」「嫌い」。 事前にユーザー評価するときも、調査設計で、グダグダ色々な項目で聞きたがるが、結果は「好き」「嫌い」。

そして「好き」だと、次々良いほうに目が行く。「嫌い」となると見たくもなくなる。嫌な面ばかりが目に付く・・・恋愛もよく似てますな!

追伸
薩摩焼酎では「さつまげんち」が旨いと教えてくれる先輩がいた。でも、セブンイレブンのネットでは無かった。同じメーカー オガタマ酒造株式会社の紅あづま芋 本格焼酎 「紅鉄幹」を飲んでみた。これも旨い。

さて、鹿児島と徳島の軍配は?? 当分は伝統の薩摩理事長派でしょうけど、新理事の徳島もジワジワと・・・両国より芋焼酎のほうが面白いかも?
でも、伝統、歴史に胡坐をかいている相撲協会は腐ってマンナ!

2010年2月2日火曜日

M良品カッターとオルファのカッター

事務所に来客があるので、昼前、コンビニにお茶と水を買いに出かけた。コンビニでオルファのカッターが目に入った。購入した。

朝、M良品の「カッター」を使うと、刃を出すときに、親指と中指の動きで、後ろ端部の金具を、ポロンと落とした。

刃を出すための、スライドのつまみと、端部金具の上下位置関係が、検討されていない。プロトタイプで検討すればすぐにわかること。

チョット位置をずらすか、ばねの強さのバランスを調整するとか・・・

いつも使うたびに、落として腹が立っていたが、手先が器用(悪いことには使いません)で且つ 我慢強い管理人はそれでも使いこなしていた。

でも、その「クッソーッ!」と思う気持ちがさめないまま、コンビニで
オルファのカッターが目に入った。購入動機が・・・

写真上「黄色の使いやすいオルファ」 写真下「腹立てているカッター」

さすがオルファは快適ですな、昼からの作業ははかどった。持ちやすいし外れたりはしない。

M良品さん、デザインをするときに、使い方を熟知しないとアキマヘンナ! 悪いけどカッターは、良品ではおまへんな! カッコから入りすぎでっせ! 刃も、早よう切れんようにナリマッセ、気のせいかな?

オルファさんは、使い方重視の商品開発を目指しておられるのが、商品のラインアップでもわかります。

第二オフィス(自宅)のペン立てを整理すると、カッターがぞくぞくと出てくる。 嗚呼! なんと無駄遣い。

オッサンデザイナーは、折る刃のカッターのことを「NTカッター」と呼んでいる。オルファの岡田さんが刃を発明されたのですが、資金を当時の日本転写紙(現NTカッター)から受け、世の中に出たときは当初NTカッターと呼んでいた。

今はオルファが有名ですな! 発明者の岡田さんは、われらが誇る「大阪の人」でっせ! ネーミングも「折る刃」→「オルファ」わかりやすいな!

昨日のダイエー中内さんの小売店の商品化や、オルファの岡田さんのような発明を、次々したら景気も良くなるかも?
従来品を安くして、販売するだけではアキマヘンナ! 使い勝手もな!

2010年2月1日月曜日

小売業の商品化 商品化の原点

不況の一因は、顧客が欲しがる「商品開発」が出来ていないからだと、テレビなどのコメンテーターが偉そうに言っている。
「商品化」の原点に立ち戻って「商品開発」を考えたものでんな!

非常勤講師をしている大学にいくのに、管理人は京阪電車千林駅から歩く。駅前には今でも薬屋さんが営業している。

そして、オッサンデザイナーはダイエー創業者の中内功さんを思い出す。
管理人が企業に勤めた始めたときにはスーパーダイエーが千林にあった。
関西で安いスーパーとして評判だった。駅前は「スーパーダイエー駅前店」だったと記憶している。

企業に入って仕事のことが少し判って来た時に「ダイエー松下戦争」を知った。安売り・大量販売を目指すダイエーと、適正価格維持を守る松下との争いだった。価格主導権を、小売業か、メーカーか持つのかの戦い。

和解までに30年かかった。

中内功氏が、千林の駅前で成功したのは、プリパッケージと言う手法を発明?採用?したこと。(中内氏が発明したかは定かではない)

当初くすりの安売りを目指したが、ライバル店との価格競争に失敗。知人の紹介で駄菓子も扱う。


当時「はかり売り」だった駄菓子を、ヒマな時間に「袋詰め」し、夕方さばいた。これが小売業の「商品化」。「はかり売り」より数十倍の量がさばけた。「袋詰め」することにより後の「セルフ販売」にもつながった。

今思えば、たったこれだけのこと! 今、食品で、スーパーなどで袋詰めしていない商品を探すほうが困難でっせ!

そのお蔭で、セルフ方式がスーパーが定着したんや! で、今、バーコードからICチップ化など新しい変化が・・・新しい小売業の「商品化」ないかな? 我々が考える必要アリマンナ!

2010年1月30日土曜日

実は・・・姉が「吉永小百合」なのです。

先日ある会合で、管理人に「あなたの、お姉さんは吉永小百合さんですか?」と聞いてくる人がいた。即答した「ハイソウデス!」 (ウソ!)

山田洋次監督の映画、本日ロードショーの「おとうと」で、吉永小百合さんの「おとうと」役 笑福亭鶴瓶さんが、管理人に似ているからです。

でも嬉しいな!吉永小百合さんの“ウソ” でも「おとうと」と言ってもらえば、幸せです、良い気分です。恋人ならもっといいけど・・・
写真は「おとうと」の公式HPより。

わが姉の小百合はなぜ「美しい」のか? 

人の顔を例にして、デザインの「美しい」と「美しくない」はなぜ判別できるのかを、授業や講演でわかりやすく説明している管理人・・・

人間の顔についている部品(目、眉、鼻、口、耳)の数は同じです。その配置場所もほぼ同じです。でもこんなに違いが・・・

そしてその部品を単品で見ると、鼻だけ、耳だけ、目だけ・・・決して美しいものではありません、醜い部品が多い。鼻だけ見たら醜いですよ!

デザインも一緒です。わずかな配置の違いで、「美しい」と「醜い」が出来るのです。その解決方法は、数多く作って比較すると見分けられます。

人の顔もそうです。いろいろな顔があって、管理人がいるからキムタクが存在するのです。全員がキムタクだったら・・・

目鼻が絶妙なバランスで配置され、人の顔が出来上がっている。いろいろな顔があり楽しい。 でも、わが姉は別格です。美しいを超えています。

美しい小百合お姉さんへ、 近々コーラとポップコーンを持って、お会いしに行きます。では、そのときに!

2010年1月29日金曜日

部品のデザイン 「品質・信頼性をデザインする」

N社の新聞記事を読んで、昔々印象に残っているN社の社長(当時)談話を思い出した。

日本海側の部品メーカーN社が、大阪の電機メーカーSH社に部品を購入してもらおうと、日参していた。

性能・品質・価格に自信を持っているN社の社長は自信満々で、大阪市南部にあるSH社を訪ねた。説明をしていて、よい感触だった。

でも、SH社の、技術最高責任者のSさんの答えは「NO」だった。
何度も足を運び、他社比較も作り、何度目かの時、N社社長は、Sさんに聞いた。「何がまだ足りませんか?」

Sさんいわく「性能・品質・・・よくわかりました、しかしこの部品の顔が、その性能・品質を表していない、だから話の中身が信用できない」と
すなわち「品質・信頼性が部品の顔に出ていない」と。

N社の社長は、製品である「部品」の「目で見る信頼性・デザイン」の向上に取り組んだ。 
性能・品質・信頼・品格・・・を表現する部品のデザインとは
写真はイメージ

部品のデザインでも、「ここは固定する」「ここは心臓部」「ここは・・・」
など、その部品の働き、特徴、使いかた等をわかり易くひと目で
「見える化」することが大切である。

形、色、テクスチャーにもその部品の性能・品質に合ったものがある。
また、ロゴや文字もしかり。

それを失敗すると信頼性のない形状になる。部品こそ、デザインディティール処理が重要で、間違えると、信頼感のないデザインになる。

N社の社長は満足いくものが出来き、そしてSH社を訪ね、Sさんに採用していただいた。その後N社は成長したが・・・

この不況で、今は苦しんでおられる新聞記事だった。
また原点に戻って考えたら・・・

2010年1月27日水曜日

街を美しく! 心斎橋商店街 深夜のゴミロード

昨夜打ち合わせが遅くなり(ウソ! スナックでドンちゃん騒ぎ)、終電間近の電車に乗るため、三寺筋界隈の「兄さん!ガールズバーどう・・・」の誘いを振りきり(俺も25万円の請求したらK田になるぞ!)ながら、心斎橋商店街を南から、心斎橋駅に急ぎ足で向かっていた。

23時頃なのに、若い人達はもちろん、熟年のオッサンも、外国人観光客の人達も多勢通行している。

でも、商店街の両側は、各店舗が出されたゴミ袋が・・・ 嗚呼!
これでは、顧客無視ですよ! 外国人観光客はどう思っているのかな?

店の人達も何を考えているのかな! ゴミ処理の方法、街をきれいにするためにも、仕組み考えなアキマヘンな!

写真を商店街の真ん中から撮りたかったが、人通りが多く、顔が入るので撮れなかった。火曜日の23時、不況はいずこに? 若者を中心に、ミナミの人出はスゴイ!

ミナミは昔から、ゴミゴミした街だ・・・と言われているが、実際ゴミが人の通りを邪魔している。

2010年1月26日火曜日

ランプ寿命(白熱電球、電球型蛍光灯、LED電球)

1,000時間 100円
電球型蛍光灯は寿命表示より、長寿命でっせ。

昨年秋から、LED電球が話題だった。
新聞記事によると、照明のランプ寿命は1,000時間約100円。
(下図 新聞記事より)

白熱電球     1,000時間    115円
電球型蛍光灯  12,000時間  1,180円
LED電球   40,000時間  3,880円

個人的な感触だが、電球型蛍光灯は長寿命だと思う。

我が家は2000年4月に新築し、その時庭園灯を設置した。
電気代をケチった管理人は、タイムスイッチをつけた。
暗くなると点灯し8時間後に消灯するように設定している。

2灯設置している。1灯は一昨年秋ランプ交換をした。もう一灯は、もうすぐ10年なのにランプはまだ切れていない。

単純計算をすると、1日8時間×365日×10年=29,200時間
もちろん信頼のおけるPa社のランプ。

また門灯は、明るさセンサーつきで、暗くなれば点灯し、明るくなれば消灯する。10年間ランプ交換していない。もちろんPa社のランプ。

心配事は、ランプが切れたら、ランプ交換簡単に出来るやろか? 
一昨年秋に切れた庭園等では大変苦労した思い出がある。Y社製。

めったに、交換しないのだから、判りやすくする必要ある。貼ってあったシールはもちろん劣化して既にない。ネジはこびりついて回しにくい。

デザインも大切だが、10年後のランプ交換も、説明書無しで出来るようにして欲しいものだ! タノンマッセ!

LED電球は明るさが初期の70%になるのが商品寿命、4万時間後。半導体だから切れることはない。いつまで持つのか???

技術開発をして、8万時間にしたらランプ交換不用、器具ごと交換!
1日8時間で25年以上持つのだから。1日4時間だったら50年や!

そうして技術の発達と ともに商品は進化して イキマンネンナ!

2010年1月25日月曜日

水陸両用バス デザイン考えたいな!

先日、天満橋シティモール2階から、大川を走る水陸両用バスを始めて見て、デザイン中途半端やな! と思った。


シンプルモダンでいくのか、大阪のコテコテでいくのか、流行のゆるキャラでいくのか、歴史文化でいくのか? コンセプト・考えがない


せっかくオモロイバスが大川を走るやから、もっともっと世の中に役立ち、人々の話題になるようなデザインありそうですな!


陸上を走るから、いろいろ規制もあるやろうけれど、もうチョットどうにかナリマヘンか? これじゃただの白い箱デンガナ!

日本バス友の会、関西支部支部長のN尾さん、タノンマッセ!

2010年1月24日日曜日

ゴルフ仲間と言う「異業種交流会」

昨日は、JR天満駅近くのカジュアルダイニングバー「ハナアカリ」にて、紳士淑女12名がビールやワインをあおって騒いでいた。(店の名刺)

職業(元も含む)はカメラマン,スタイリスト、エレクトーン奏者、証券会社、金融業、和服卸、住都公団、歯科医、電機メーカー、警備会社・・・

南森町にあった、焼き鳥屋さんのオヤジ(脱サラで始めた)が言い出し屁で、始まったゴルフコンペ仲間。

約90回、20年以上続いている。そのオヤジは残念なことに、7年前天国に召された。 オカミさんが、ゴルフもしないし、店もたたんだのに、世話役をやってくれていた。今は美男美女が引き継いでいる。

最年少が50代? 最年長は70代! その年長さんが個性派だからこのメンバーは長続きしているのだと思う。その理由は丸秘! 言うたら村八分になる。 

遊びや趣味仲間は「異業種交流」になる。「新」を発想するとき、専門分野を8割、残り2割を分野外のことをしている時に「ヒラメキ」が・・・
とも言われている。

いろいろな職種の人と話をすると「オッ!」と言う驚きがある。
だから、仕事ばっかりセンと、体にムチ打って、しっかり遊びもしなはれや! と自分に言い聞かせている。(勝手なオッサンや!と嫁が言う)
 
JR天満駅近く(歩2分)のカジュアルダイニングバー「ハナアカリ」 おすすめです!
食べるのが一生懸命で料理の写真忘れてた。それぐらいに美味い!

2010年1月23日土曜日

誰もが持っている審美眼 「ブスコンテスト」

審美眼、誰もが持っている 「悪いもの(ブス)を見抜く能力」?
(ここでは、デザイン・絵画等の出来の悪いものを「ブス」と言ってます。他意はありません。)

1月7日~15日まで開催した、デザイン団体のチャリティー絵馬展が終わった。今は集計し、落札者に発送作業準備中。

画伯見習い修行中の管理人も、数点出展した。出展するときに作品の出来具合で順番をつけた。家族も、デザイナー仲間もだいたい同じになった。

チャリティーは入札方式で、高額入札者に落札される。そしてその金額が寄付される仕組み。

概ね、出来具合の順番どおりの落札価格になった。これも出すの? と言われた作品は、誰も入札してくれなかった。来場者の審美眼に敬意を。
(左上から右下への順番、売れ残りは管理人責任持って落札・・・涙)

すなわち、全ての人が審美眼を持っている。良いものを見抜く力 以上に
悪いものを見抜く能力を持っている。と思っている。

その考え方をデザインで実践した人が「口紅から機関車まで」で
著名なレイモンド・ローウィである。いわゆる「ブスコンテスト」

商品デザインを依頼されると、思いつくだけのデザインを数限りなくつくる。彼はその商品を買いそうな人を集めて、嫌いだと思う番号を、何枚でも記入・投票してもらう。

嫌われないデザインが出来てくると、今度は競合する他メーカーの商品の中に入れて、再度ブスコンテストをした。

嫌われるデザインは売れないことを知っていたのである。デザインしたものを、事前に苦情を言ってもらう手法をとったのである。

一般的には、商品を世の中に出してから、顧客の反応をつかめず嘆くものであるが、レイモンド・ローウィの場合には、事前に売れないデザインを探して捨てる事により、世の中に出した商品は必ず売れたのである。

普通は「美人コンテスト」をし、何種類のデザインの中から、好きなものに投票させると、それが選ばれてしまうのである。すべて売れないデザインばかりだとしても・・・。

売れたデザイン(商品)は、生活者の支持を得たと言うことである。すなわち「売れるデザインが良いデザイン」なのである。

来年はもっと修行をして、事前にブスコンテストをして、入札してもらえる「絵馬板」を作り、大阪の、関西州の発展に微力ながら協力したい。ホンマ微力デンナ!

2010年1月21日木曜日

デザインマネジメント

昨日は、昨年から非常勤講師をしている大学の卒業制作審査会に行ってきた。一次審査を通った、20点の作品が審査対象。(一次審査は所用があり出席できなかった)

常勤の先生10名ほどと、客員教授、非常勤講師20名ほどが審査をする。もちろん学生にオープンで。よい仕組みだと思う。

学生の説明時間は3分、そして投票。
なぜこれを選んだか? なぜこれを落としたか? 学生の前で各々が説明する。いろいろな考えが世の中にはあることを学生は知るだろう。

概ね、管理人が言い続けている「情」「創」「伝」プラス「美」が、的確に表現されているものが上位に来る。

情・・・現状を知り分析し課題を見つけているか?
創・・・オリジナリティのある課題可決をしているか?
伝・・・わかりやすく考えを伝えているか?

でも「伝」が下手なものが多い。社会に出たら「伝」が仕事の多くを占める。「情」「創」に人の差は少ないと思う。「伝」で差がつく!

上位10点の作品の中から、最優秀1点、優秀2点を選ぶ仕組み。

学科としての一期生。初めての卒業生。グラフィック、インダストリアル、インテリア、建築と幅広く取り組んでいる。

教育って、偉大だなーと思う。デザインの「デ」の字も知らない高校生が、4年間で、デザイナーらしくなるもの。

でも、管理人が担当している「プロダクト デザイン マネジメント」について疑問が・・・

マネジメントとは、成果目標を掲げ、具体的方策を立案し、メンバーのやる気頑張りを奮い立たせ、その方向に組織・メンバーを向けること。

縦軸に「良くなる」横軸に「期限・時間」そして社会に役立つものを創出する。ことがマネジメントだと言い続けている。

卒業制作の中にはダイレクトに社会に役立つと訴求しているものが2/3位である。残り1/3は?? 混沌とした社会状況を表しているかも?

2010年1月20日水曜日

売り言葉が、わかりにくい商品

伝えるのは、狙いを定めて「誰に」「何を」でっせ!

我が家の家主様(家内)がこんなものを買ってきた。
「寝る前にこれで、クチュクチュしたら、歯磨きせんでええねん」と言う。知人からのクチコミらしい。

ホンマかいなと、管理人は本体シールをシゲシゲ見てみた。
「もっとキレイ」「長時間口内を清潔にキープ」「歯の力を育てるために」・・・などのわかりにくい売り言葉が・・・

何のために、どんな効果効能が有るの?? と管理人は思ってしまった。
商品特徴の訴求が、オッサンには、わかりにくい。
キャッチフレーズの
「もっとキレイ」 だったら、何に役立つの、どんな効果あるの?
「長時間口内を清潔に・・・」 だったら、何がいいの? などなど

小・鳩さんたちが、お金の話で記者会見しているのと同じくらいわかりにくい。なんか遠まわしな言い方や!

裏面の効果効能を見ると、立派な製品でんがな! 効果効能を「売り言葉」に置き換えて表面に持ってくれば良いのにと思った

ネットで調べてみた。
商品コンセプトは「歯のちから」
1. 落とす・・・酵素で歯垢を除去
2. 強くする・・フッ素で歯質強化
3. 支える・・・ビタミンEで歯ぐきを活性化

この商品群は、歯の生えている人、全員に向けている。(子供用だけ分けてあるが)だから売り言葉が「小鳩さんの記者会見」になる。

【管理人からの勝手なアドバイス】
せっかくの効果効能を、ターゲット、症状別に狙いを定めて、チョッピリ脅迫的なコピーが売り言葉にいいのでは。

すなわち、先日書いた「誰に」「何を」、「何を」「誰に」である。

ついでに、パッケージデザインに辛口の意見を(お許しを)。
その1.【注ぎ口】
液体を注ごうとした時、どこを押せばいいのか判らない。せめて押すところは色を変えるとか、ローレットを大胆に入れて目立たせるとか・・・
洗面所で老眼鏡持ってこな、見えまへんで!
そして想定以上に、押すのがかたい! 小さい!(設計ミスか?)

その2.【計量キャップ】
大人の線まで、入れろと書いてあるが、大人の線が見えません!
(老眼のオッサンがデザインしたらこんなこと考えられへん!)
少し段差をつけるとか、テーパーを活用して手触りで判るとか・・・
デザイナーが考えずに引いた線を、そのまま商品化しているのとちゃいまっか? プロトタイプで使い方などをモット検討したいものデンナ!

その3.【キャップしたら閉じる】
計量キャップをしても、センは開いたままになっている。チョット考えれば、キャップしたとき閉じることは出来る。そしたら倒れても、こぼれまへんで!

とりあえずそんなもので・・・ほんならクチュクチュしてきまっさ!
でも、クチュクチュした後、ブラッシングせよと書いてある。
それやったら歯ブラシすんのと、一緒やで! なあ家主様よ!

2010年1月19日火曜日

ばね指(弾撥指(だんぱつし))手術

昨日、ばね指の手術をしてきた。指の腱鞘炎ですな!
内視鏡で、腱鞘を取り除く手術です。
(一般的な手術は、手のひらを数センチ切開して行う。)

管理人は7年ほど前にも手術をしている。そのときは内視鏡の手術をされる先生が東京と、名古屋にしかおられなかった。名古屋に通った。

今回も調べ、京都府の宇治武田病院(元ユニチカ病院)の院長先生が内視鏡手術をされていることがわかりお願いをした。

手術が始まりそうなのに、まだ麻酔が・・・
手術の寸前に、強烈に痛い注射を2回。すぐに手のひらと指はマヒ!

数ミリの穴を2箇所に開け、カメラと鈎針が入ってきて、腱鞘を切ったり、取り除いたり、その状況が、20インチくらいのモニターに写る。

説明をお聞きしながら・・・進んでいく。手術時間は30分ほどですんだ。
症状が出てから、長くほっていたため、先生はすごく時間がかかったと、もっと早く来なさいと怒られた。

今日夕刻ガーゼが外される。そうすればほぼ両手がつける。右手だけでキーボードは辛い。
でも友人から、狭心症の手術をした、腎臓がんの手術をしたと連絡が入る・・・この程度は病気のうちに入らないかも? でも不自由でっせ!

健康って大事やな!
健康でありたいけど、健康のために生きるのは、嫌でんな!

2010年1月18日月曜日

大震災  「わが事としてあたる」 「正常心理」

15年前の1月17日、人生初めての激しい揺れで、心臓がバッコンバッコンいいながら、わが人生・・・と思った。

テレビつけると京都駅前の玄関のガラスが割れているのが写っていた。神戸の情報は入らなかった。

そして出勤した。京阪電車は動いていた。会社に着くとオフィスは、天井が、ロッカーが、机が、テレビが、引き出しが・・・

テレビをつけながら、片づけをしていた。ダンダン地震の大きさが判って来た。わが部下たちの安否は・・・

対応のため、いろいろな判断が必要になった。全て自分の判断で動いた。もちろんマニュアルも、ルールもない。

インフラが止まって住まいをなくした人の受け入れ、その他応援資材の調達、勝手に動いた。後日人事・経理と話をしたが全てOKだった。お褒めまでいただいた。会社は本当にありがたい!

後日こういう言葉を知った。「正常心理」
どうしても組織の中にいると「誰かが」と思ってしまう。特に嫌な仕事に対して、でも、一人でいると全て自分で率先してやる必要がある。

この「正常心理」
多勢でいると、警報が鳴っても「誰かが」確認行くだろう?と勝手に思い込んで、行動しない。災害時なら逃げ遅れる。開発業務の仕事なら、社会の変化から遅れ、企業は衰退する。

一人だと、自分で確認に行く、そして判断する。「わが事としてあたる」大きな組織にいると、これを忘れる。用心しなはれや!

松下幸之助翁の教えに「わが事としてあたる」がある。
与えられた職務は、自分が経営者として“経営”していく気概と、他人に期待することなく「わが事としてあたる」事で、真剣さが生まれ、仕事の効率も上がる。 嗚呼、エエ言葉やな!

2010年1月15日金曜日

プレゼンテーション 「美」「知」「汗」

昨日は京都の某大学、N先生の照明デザイン講座の最終日。学生たちの作品プレゼンテーションに対して、オッサンデザイナーとして、なんか言え!といわれて、参加してきた。

プレゼンテーションが社会に出てから、いかに大切かを知ってもらうため、N先生は内容を熟知している自分よりも、過程をまったく知らないオッサンに伝わるかどうか? を本授業で学生に教えている。 
オッサンは嫌われ役でボロカス言う役。(善良なオッサンなのに・・・涙)

管理人がいつも言っている、デザインとは「情」「創」「伝」プラス「美」や! その「伝」が上手くできていない。「もったいない」と思った。

作品としてよく出来ているのに、伝えることが下手! 自分の思い込みが強くプレゼンテーションの基本が・・・

基本とは、「誰に」「何を」 「何を」「誰に」である。
自分が知っていることは、全ての人が知っている。と思う錯覚ある。
また、折角のコンセプトや狙いが上手く表現されていない。

オッサンデザイナーが、ズケズケ言うので、事前にプレゼン内容を見ていないN先生は、応援者側になっていた。(学生への「愛」?)

デザイン学生のプレゼンテーションで大切なのは「美」「知」「汗」

感性(美)でつかみ、論理(知)で納得させ、チラッと努力(汗)感じ取ってもらう。事業での商品プレゼンも同じだと思う。

その後、学生と、四条でワイワイガヤガヤ。若い発想を吸収してきた。
N先生が学生の「夢」を語らせ、これからの人生「やる気」を持っていくんやでーと、応援団長になっている。
そや「やる気」や、がんばりや! T本君、読んでるか!