常勤の先生10名ほどと、客員教授、非常勤講師20名ほどが審査をする。もちろん学生にオープンで。よい仕組みだと思う。
学生の説明時間は3分、そして投票。
なぜこれを選んだか? なぜこれを落としたか? 学生の前で各々が説明する。いろいろな考えが世の中にはあることを学生は知るだろう。
概ね、管理人が言い続けている「情」「創」「伝」プラス「美」が、的確に表現されているものが上位に来る。
情・・・現状を知り分析し課題を見つけているか?
創・・・オリジナリティのある課題可決をしているか?
伝・・・わかりやすく考えを伝えているか?
でも「伝」が下手なものが多い。社会に出たら「伝」が仕事の多くを占める。「情」「創」に人の差は少ないと思う。「伝」で差がつく!
上位10点の作品の中から、最優秀1点、優秀2点を選ぶ仕組み。
学科としての一期生。初めての卒業生。グラフィック、インダストリアル、インテリア、建築と幅広く取り組んでいる。

教育って、偉大だなーと思う。デザインの「デ」の字も知らない高校生が、4年間で、デザイナーらしくなるもの。
でも、管理人が担当している「プロダクト デザイン マネジメント」について疑問が・・・
マネジメントとは、成果目標を掲げ、具体的方策を立案し、メンバーのやる気頑張りを奮い立たせ、その方向に組織・メンバーを向けること。
縦軸に「良くなる」横軸に「期限・時間」そして社会に役立つものを創出する。ことがマネジメントだと言い続けている。

卒業制作の中にはダイレクトに社会に役立つと訴求しているものが2/3位である。残り1/3は?? 混沌とした社会状況を表しているかも?