5分後に管理人は、愛車をぶっ飛ばして、その百貨店に向かった。せっかくだから、あれもこれもエーイ買っちゃえ!
自宅に戻って、値札のタグをはずしていると、ウエアはモチロンのこと、靴下も、手袋もすべて「機能衣類」。
全てに、オレンジのタグが付いていて「発熱」「暖かい」・・・。そして、なんかそれらしい説明グラフがついている。

保温で暖かいのはアラカンのオッサンでもわかるが
「発熱」まで書いてあると「ム?ム?ム?」と疑いたくなる。
ユニクロが「ヒートテック」で機能衣類が注目された。その後、色々市場に出すぎて、効果効能で、どれが良いのかが、わからなくなる。
ある市場で、ヒット商品が出ると、あれもこれもと企業が参入して、似た商品が市場にあふれ、生活者は、何がいいのかわからなくなり、購入マヒに、そして市場から遠ざかる。新機能衣類も・・・。
そんな市場が、過去に多々あった。
経済心理学で「多品種・高機能化の罠」と呼んでいる。要注意!要注意!
講演で使っている資料がこれ!

ある期間6種類のジャムを並べ、別のある期間24種類のジャムを並べた
注目度の高かったのは「24種類」だったが、買った人の割合が多かったのは「6種類」だった。
選択肢が増えると、ある種の心理的重圧で、商品を選びかねてしまう「決定マヒ」に陥る。
電子レンジ、掃除機、炊飯器・・・「高機能」「単機能」の二極化も同じ意味。
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