K製薬はこの不況下、業績は伸びている。時代をよく読んでヒット商品を次々出している。異質な、知識・情報の吸収意欲がすごい!
「新」の発想をするためには、異質な情報をどう組み合わせるか?
過去ダメでも、今の時代はヒットする可能性もある。
助兵衛根性を持たないと、異質な情報は入ってこない。
物の数学は1+1=2であるが、情報では違う。
「情報の数学」は 1+1=1
この情報を“A”とすると
A+A+A+A=A 同じ情報はいくら足しても増えない。

異質の情報が組み合わされば新しい価値が生まれ、「新」に「跳べる」。
その情報をいかに「見抜くか」にかかっている。
(上図では「情報B」が組み合わさり「情報C」に化けた、跳んだ)
お金や物は使うと減るが、情報や知恵は使っても減らない。1-1=1
A-A=Aである。情報や知恵はむしろ使わないと錆びついてくる。
異質な情報を入手し「見抜き」「新に跳ぶ」。
参考図書として「ビジネス・インサイト」著者 石井淳蔵氏。
序章「経営者は跳ばなくてはならない」では、管理人が勤めていた企業の元会長の話から始まっている。

クロネコヤマトの小倉前会長、ダイエーの中内創業者などの、跳んだときの話が出ている。
石井淳蔵氏の著書「ブランド 価値の創造」を10年ほど前に、読ませていただき感激したのが記憶に新しい。これもお奨めです。
さて、異質な情報を入手するためには何をすればよいか?
「二割程度を日常業務外の仕事を」と言いたい。
跳びたくて悩んでいるとき、仕事とは関係ないところに、「跳べる」ヒントがある。
真面目には、他業種との交流会、別の仕事の応援、先輩を訪ねる・・・
ようは出歩く。
業界情報の枠にとらわれない、幅広い分野の動きを知ることは、回り回って仕事の参考になる。
会社と自宅を往復するだけでは、新しい発想はデテキマヘンデ!
しっかり寄り道して、楽しい酒と前向きな会話で、ワイワイガヤガヤしていると「跳べる」かも?