下写真の左「飛び石」。右「結界」。

いつの時代からあるのか知らないが、コケや芝を痛めないように、そして人は通れるようにと、石を置いた。(デザインをした)
この先には立ち入らないでください。と青竹を置いた。(「結界」広辞苑では、仏教用語で修行のために一定区域を限ること)
初めて石を置いた人、初めて青竹を置いた人は、大筋良かれと思って置いた。それが作法などに昇華した。
以前、元ブラウンのデザイナーを京都に案内したとき、バイリンガルの管理人(日本語とジェスチャー)に彼は、「この飛び石と結界は素晴らしいデザインだ」とほめた。
すなわち、万国共通で理解できて、人に優しく誘導している。「ここに入ったらアカン!」ではなく、跨ぐことのできる低さで「ここには入らないでね」と優しく。 こんなデザインしたいですな。
余談ですが、飛行場などで「ここに入るな!」の赤いテープの高さは約1メートル。なんか冷たい感じがするのは管理人だけ?
リッパな庭園の飛び石は「ゆるやかな球面状」になっている。すなわち雨が降ったあと、水がたまらない、早く乾く・・・素晴らしいデザインですな!