2010年4月16日金曜日

言葉の図面 寸法の意図を次工程に伝える

先日、充電表示の色もデザイナーが次工程に指示するのがベターだと書いた。デザイン図面には、形状の寸法は勿論のこと、その他、デザイナーが伝えるべきことを記入したい。

たとえば、裏面のビスの位置。下図左。
商品設計より、デザイン図面が先行することが多い。裏面のビス位置は、部品の配置が定まらないから、決められない。言葉で記す。

若いとき、裏面のビスの位置で、設計者と喧嘩したことがある。裏面だからどうでも良いと設計者が言った。

「バカモノ!! 裏面も商品や! 裏面こそデザインが大事や! 裏まで気を使っていると、顧客は感心するんや!」と優しく教えた。
それから、設計者は「デザインを重視」してくれた。

上図右、指かかり
A:商品を持ち上げるための隙間である。最低OOミリ、最大OOミリ。
B:掃除がしやすくするためにR3以上、バランスからR5まで。など。

「なぜこの寸法か」を次工程にわかってもらうために。言葉で伝えるほうが良い場合がある。 
Rの変化なども、斜視図を描いて説明すると、間違いが少ない。

今は「3D」のデーターで渡すので、関係無いって?! 
でもデザインの意図がチャンと伝わるか、考えてな!

何でもかんでも「3D」になってきたけど、本当の「3D」は現物スケールの立体モデルやで! 原寸・現物で当たりをつけて画面に向かってや!

メガネかけてテレビ見たり、モニターの中のデザインは「実物」とはチャイマッセ。 それだけは忘れんようタノンマッサ! 

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