土曜日、20年ぶりに「明治村」に行ってきた。夜は、犬山温泉「迎帆楼」で一泊、もちろん、芸者を呼んで(ウソです!)大宴会。
昨日の(社)日本商環境設計家協会は、設立50周年。同時期に、明治村設立を考えていた。
「明治村」には感激した。
その1. 50年前に企画、開村して45年。
1965年に開村したこと。1961年に旧制第四高等学校の同窓生2人が語り合い。近代日本の基礎を築いた時代の、近代建築の素地であり、芸術上、歴史上価値あるものを、高度成長によって取り壊されるのを惜しんで、明治村を企画・・・本当に偉い人や! 感謝してます。
その2.
60以上の建造物の数。どれも素晴らしい! 10時に入って、16時まで、コロッケとホットドッグとビールを飲んだだけで、約6時間弱、歩き回っていた。時間を忘れさせる。
【てるてる照明 症候群】の病気は治っていなかった。
明治村の写真を整理していると、照明器具が写っている写真が多い。照明デザイン室 責任者を離れて1年半。 まだ照明器具を見るとシャッターを押す病。室内写真でも、照明器具が入るようにアングルを。
十数年前、家電部門から照明部門に異動になって、口の悪い部下と、繁華街を、つれもって歩いていると「照明に目が行っていない!」と叱られた。
照明器具を観察するより、ベッピンサンを観察するほうが、デザインの向上になると、信じて実行していた管理人。
しぶしぶ照明に目が行くようになってから、良いアイデアが出なくなったと思っている。 だって生活者で、いつも照明を見つめている人はいない。
そして病になった。【てるてる照明 症候群】以下、症状を見てください。
左上下「金沢監獄正門」門灯や街灯はこれがよろしいな!
中央上「二重橋飾電燈」
右上 「小那沙美島燈台」

左上下「帝国ホテル中央玄関」
右上「皇居正門石橋飾電燈」
右下「隅田川新大橋」

右上「宇治山田郵便局」公衆溜
右下「日本赤十字社中央病院」赤十字灯

下4点「三重 県庁舎」内にあった、明治の明るさ体験コーナー

でも、エジソンが1879年(明治12年)に竹のフィラメントを使って白熱灯の実用化。その6年後には日本でも白熱灯が点灯。
デザインも色々工夫され、今の時代でも遜色ないですな!
通信機器や、家電製品は昔のものは「古い」と思うが、照明は「味がある」と思うのは、照明の技術が進歩していないのと、インテリアであることの証ですな!
「てるてる照明 症候群」の方も、正常な方も、治療のクリックを!