生活者ニーズには「不」と「望」があると管理人は説明している。 製品の「不」を解消し「望」を見つけ出すのが、工業デザイナーの仕事だと。
「不」とは 「不安」「不快」「不満」・・・これは、調べてみたらわかる
「望」とは 「願望」「欲望」「要望」・・・これは調べても出ない。
「望」の発想は素人に学べ。
昔、営業部長のMさんが家電事業部のトップに就任した。3ヵ月後に「首・肩・背・腰を自動で上下し揉める、マッサージ椅子が欲しい」と、わがままを、言い出した。
当時のマッサージ椅子は、アームが出ていて肩だけを揉んでいた。
これを首・肩・背・腰を自動で上下し揉めるようにして欲しい。
「俺にはニーズがある」と言って聞かない。
そんな無茶な! 技術を知らん、素人は困ったもんや!
しかし、サラリーマンはトップの指示に弱い、技術屋魂も持っていた。
5年後、「首・肩・背・腰」を自動上下する、マッサージ椅子が出来た。
もちろん大ヒット。技術のことは知らないから「望」だけで、要求できる。

十数年前、新入社員が、社会人になって困ることは「銀行行くために、
休みを取らないと・・・コンビニに有ったら便利なのに」と言った。
その数年後の、2001年に、アイワイバンク銀行が設立され、コンビニでのATMサービスがスタートした。今では定着し、当たり前に。
もし、その新入社員が、起業していれば、今頃・・・。 もし管理人がその話をもとに、脱サラしていれば今頃・・・。
事業のネタ「望」は、素人に聞け。
玄人は「出来ない理由を論理的に言うのがうまい」。
「不」が、生活者を行動に移す。 テレビ番組でも「健康不安」をネタにしたものが多い。 不安だから番組を見る。 そして対応策を考える。
あるいは自分は大丈夫と安心をする。
マスコミは視聴率のために「不」をあおる。 そして健康や美しくありたい生活者は「望」をかなえそうな、商品のキャッチフレーズに・・・
マスコミと関連企業がタッグを組んでいるのではと、疑いたくもなるのは管理人だけだろうか? いやいや上手なマーケティングだと、褒めたたえるべきなのか?
「不」も色々あるでしょうが、今はご支援のクリックを!
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