2010年7月30日金曜日

鉄橋のデザインで考える、デザイン品質。

「キャシャ」と「頑丈」

兵庫県香住町の余部鉄橋は、1986年12月28日の回送列車落下事故で、41メートル下の、水産加工場が全壊し6人の方が亡くなった。

それを機に、約100年の歴史を閉じる。
架け替え工事がおこなわれ、今月撤去が始まった。
2010年8月新しい橋梁になる。

余部鉄橋写真Wikipediaより


美しいので、近くに旅行すると、必ず立ち寄った。
でも、このデザイン。 美しいけど・・・。 色々心配しますよね!

普通に考える、鉄橋のデザインはこれですよ。


余部鉄橋は、高いところを、通っているのに・・・。

我々も商品のデザインをしていてよく「商品品質」と
「デザイン品質(狭義の形と色)」との戦いになる。

一般的に「キャシャ」な形状ほど、美しく感じる。
そして「頑丈」な形状で美しいものは少ない。

最近は男まで「キャシャ」がもてる。
(男は強くて、ハゲが良い時代は、永遠に来ないのか? トホホ!)

工業デザインの世界では「商品品質」第一義である。
そして、その商品品質基準は、概ね「頑丈」になっている。

それを守りながら「デザイン品質(狭義の形と色)」を良くするのが、デザイン能力ですな! 品質基準も時代に合わせて見直しながら・・・。

キャシャな美男美女も、頑丈な・・・も。 ご支援よろしく。
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